- 作者: 臼井吉見
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2001/01
- メディア: 単行本
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という本がある。
私は古本で買った。5巻本の大部な本だ。
新宿中村屋を開いた相馬愛蔵と良(黒光)の家族を中心に、
明治から昭和までの歴史を描いている。
鶴見俊輔氏の本か何かでこの作品の存在を知り、
矢も盾もたまらず購入したのは1年以上前だったか。
時間がない中、トイレにおいてその都度読み進めているとようやく4巻も終わりに近づいてきた。
淡々と進行していく物語の中で異彩を放つのは石川三四郎のシーンである。
石川三四郎といえば日本で最初のアナーキストといわれている人物であるが、
昭和初期には「ディナミック」という個人雑誌を発刊して、農村で暮らしていた人物だ。
その中に出てくる「デモクラシーとは、民主主義ではなく、土民生活と訳すべきである」という言葉が印象的。
大地に根差した思想でないと、狂い始めたら止まらないということだろうか。
石川三四郎についてはこの後も書くことがあるだろうと思うが、今日は時間もないので備忘的に記す。
さて、新宿中村屋。
近現代史が好きな人ならば、インド独立運動の闘士ラス・ビハリ・ボースをかくまった店で、
ボースが教えたカレーが今でも店で食べられるといったようなことは知っているだろう。
いつか、そのカレーが食べたい、と思っている。
先日店の近くまで行ったが、カレー一杯1470円。
昼飯にこの金額は、まだきつい。
誰かと一緒ならば許せるが、一人でたべるはちと贅沢。
いつかは行きたい。
中村屋サロンhttp://www.nakamuraya.co.jp/salon/index.html
これ、すごい。
今日はじめてみた。安曇野をなおさら楽しめるね、これ。
現社長は相馬一族ではないのだね。
鶴見といえば思想の科学でしょうが、インドといえばカレーですね。
1966年のたしか53号だったか58号だったかに、非常に興味のある対談があったような気がします… テーマは公職追放。
さて、そのインドカレーは、資本家の豚の食いものでもなければ、我々貧乏人の食いものでもありませんね。利潤で食うやつらの食いものですな。
ボーズといえば、私的には、チャンドラに行きついてしまいます。
さっきのクイズでヤスパースを書きましたが、スパスという3文字が共通するのも、なんかの縁なんですかね。
アナーキズムといえば、ガンジーなのかどうか、そして彼(チャンドラ)を尊敬していた。
またつまんない話を書き込んでしまいましたが、本論です。
その本の中身には、そばは出てきますか? なんたって蕎麦でしょう。一度泊めていただいた、鴨川のI上さん思い出すな〜。お元気ですか? みんなで日帰りで蕎麦を安曇野に食べに行くってんで、付き合わされたことがあります。つらかったが、おいしかった。
いつも一度は仕事場にお邪魔したいと思い続けているんですが、
この際、神保町のうまい蕎麦屋に一緒に行きますか?