野焼き出動

今日は鴨川市一斉野焼きの日。
冬草の焼却を行うので、もし延焼したとき、
すぐに消火活動ができるように、この日は消防団は詰所待機と、
現場の見回りを行う。

我が分団には、タンク車が配備されており、
近くに防火水槽などの水利がなくても少々の消火ならできるので、
棚田での野焼きを見守ることになっていた。

交代時間が来て行ってみると、今まさに燃えているところだったが、
本来燃やすべき地元の人はおらず、仲間の団員が燃やしていた。
あれ?見守るだけのはずなのに、とがく〜っとなるところだが、
ぼけっとしているうちにどんどん燃え広がるので、
あわてて切り倒された篠竹を集めて、燃え広がらないように移動させる。

画像の団員が背負っているのは、ジェットシューターと呼ばれる道具で、
背中に水が入っているので、簡単な消火ならできる。
土手にも細かい草が生えているので、火の周りの草に水をかけ、
延焼を防ぐという訳。

ここで、ほとんどの人には関係ない話だけど、
傾斜地で火をつけるときは、下からではなく
上から火をつけること。
そうすれば、炎が上に上がりにくく、だんだんと下に下がって行くので
延焼もしにくいことになる。

私自身、畑で野焼きをよく行うので、火事にならないための一つの知恵を教わった。
午後からは村の神社の祈年祭。
五穀豊穣を祈るお祭り。
今年から農家になる私に、長老たちからいろいろなアドバイスをいただく。
ここで暮らしながら、自分自身に挑戦してゆくのだな。

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