「わかる」とは何か

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昨日から、家でも麹を仕込んでいる。

明日、我が家でも味噌仕込み。

粘り気もひどくなく、いい感じだ。

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こんな感じで、毛布2枚、電気毛布1枚の3枚でくるんでいる。

温度も40度前後を行き来していて、ちょうどいい感じ。

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手間をかければ、いいものが出来上がるような気がする。

夕方からは、豆を洗って水に浸す。

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家で取れたもの半分、購入したもの半分で、

合計15キロの豆を使う。

全部家で取れるといいんだけど、現状できていないのだからしょうがない。

 

明朝6時には火をつける予定。

これが、我が家で使う一年の味噌になるのだ。

 

 夜は、塾で千葉県の高校入試過去問を解説する。

出題された問題は、これ。

 

「わかる」とは何か (岩波新書)

「わかる」とは何か (岩波新書)

 

印象に残った一節がある。

 (前略)「わかる」ということには、いくつものレベルがあることが想像できるだろう。

 第1のレベルは、言葉の範囲内で理解することであり、第2のレベルは、文が述べている対象世界との関係で理解することであり、さらには第3のレベルとして、自分の知識と経験、感覚に照らして理解すること(いわゆる身体でわかる)というレベルを設定することが必要であろう。

今回の麹しこみなども、同じように考えることができる。

麹は何度に保つことが最も活動しやすいのか、ということを知識として知り、それを実際に何度もやってみて、麹のぬくもりと粘りを手に感じることで、醗酵という状態を身体でわかるようになるということなのだ。

 

日本の中高生の読解力が国際比較の中で低いという報道があって、これは日々中高生と接している私も実感していること。

農家もやりながら、勉強も教える人でいたい。

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