お酒が好きな人だったよ、あの人は

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今日は、故藤本敏夫17回忌の法要が行われた。17回忌ということで、今まではほぼ身内のみで行われていた会を、今回はお世話になった様々な方をお招きすることになった。身内をのぞいて約20人の方が参列してくださった。

法要がすんだ後、Yaeちゃんが、「父について、印象に残っていることをお話しください」と声をかけて、みなさんが藤本さんの印象を話してくれた。

「時代の風を感じる敏感な皮膚感覚を持っていた」

「演説が巧みで、本当に引き込まれてしまった」「お茶を飲んでいる姿だけでもカッコよかった」などの話が出たが、「お酒を飲みながら笑ってみんなを眺めていた」「お酒をたくさん飲んだ」など、本当にお酒の話題が多かったので、隣にいた長女の美亜子さんに「そんなに好きだったの?」ときくと、「うん」と答えてくれた。

 

私は、藤本さんに会ったことがない。でも、京都で加藤登紀子さんを紹介してもらったことで、結果的に藤本さんが創立した鴨川自然王国に来ることになった。今では王国も随分変わっただろうけど、全ての始まりは彼が鴨川にきたことにある。

 

一緒にお酒を飲む機会があったらどうだっただろうか。私の話を聞いてくださっただろうか。いまでは本を読むことでしか彼の声は聞けないけれど、そこから何を感じられるかは私次第だろう。

 

みなさんの思い出を聞けて、本当にいい会に出席させてもらったと感じている。どんな自然王国を作っていけるか、どんな暮らしを作っていけるだろうか。

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