帰省してました。

1週間、妻子を連れて帰省してきた。
家族総出で迎えてくれ、のんびりした時間を過ごした。
一人で帰ってきていたころは
好きなところに遊びに出かけて家にはほとんどいなかったのだが、
身重の妻と、小さい子供がいれば結局どこにもいかれない。
天王寺動物園にぜひ行きたかったのだが、娘の発熱により断念。
いつかまた行こう。その前に上野動物園に行ってしまいそうだが。

18日(木)には、宮田を囲んで「農」の話をする会をもってもらった。
半分お願いしたようなものなのだが。
集まってくれたのはワークキャンプの仲間10人ほどで、
自分が今王国でしていること、
農業の今の状況などをご飯を食べながら話した。
実家に帰って思うのは、私が今王国でしていることは
珍しいことなんだな、ということだ。
食べるものが身近にあって、土が足元にあるというこの単純な事実。
単純ではあるが失ってしまえばなかなかそこにはたどり着けない。
多くの仲間たちを王国に呼ぶとともに、
それぞれが農に関わる暮らしをしていってもらいたいと思った。

ところで、この会を行った場所はカフェ・コモンズ
というお店だった。
ここはNPOスローワーク協会という団体が運営するカフェで、
以前王国でヘンプのワークショップをやったときに指導してくれた
大岩さんや、東京にあるカフェスロー、ひきこもりの人たちとともに
活動するニュースタートなどと関連のある団体である。

残念ながら店の人とはあまり話が出来なかったのだけど、
実家から10分のところにこんな素敵な場所があるとはびっくりだ。
料理はおいしかったし、雰囲気もとてもよかった。

関西にお住まいの方は是非どうぞ。
関西に行って、「摂津富田」(大阪駅から普通電車で20分)まで行く
時間のある人はいってみるべし。
コミュニティカフェは、結構ディープで一見さんは入りにくいところがあるけど、
ここはちがう。おしゃれです。
隠れ家的な存在だった。

話を戻して。
帰ってきた鴨川はやっぱり自分の場所だった。
広がる空、くねくね登る山道。
一週間実家で充電してきて、
またこれから1年がんばろう。
家族も増えるし、責任という楽しみも増える。
毎日が実践だ。

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19日付のブログで速報したが、
やはり18日(木)夜〜19日(金)の早朝にかけて
何者かに襲われたよう。
鶏小屋は、柵の中に小さな小屋を作り、
そこの中で寝かすようになっていたのだけど、
そこから引きずり出された可能性がある。
ひょっとして、自分たちで小屋から出たのかもしれない。
どちらにしても、あぜシートを少し壊して侵入したような形跡があった。
どういうわけか、元気だった4羽が殺されて、
いじめられているようにみえた1羽だけが今も生きている。
卵は産んでないようだが。
協力してくれた皆様には重ねてお詫びします。

でも、せっかくあれだけの小屋が出来たのだから、
鶏は飼い続けます。
とりあえず、生き残りの1羽を快適に暮らせるようにしてやろう。

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野菜宅配

一週間ぶりの王国。
野菜宅配は、先週は休ませてもらった。
久々の王国は、もうすっかり秋だ。
野菜の片付けもしないと・・・

今日は、
さつまいも、ツルムラサキ、サトイモ。
にんじん、山東菜、カブ、大根葉、ナス、にら。
以上9種類です。

サトイモが採れはじめた。
昼食でゆで芋にして食す。
とろっとしていて、最高に美味だった。

野菜宅配注文はこちらへ
http://www.k-sizenohkoku.com/oukokubatake/oukokubatake_top.html

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ミツヲさんからの情報に寄ると、鶏が4羽襲撃され昇天したとのこと。
はるか大阪からは実態は知れず、もどかしさと無念さ、申し訳なさでいっぱいだ。
鶏小屋をつくってくれたみなさん、本当にすみません。

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土、日はさつまいも収穫イベントだった。
詳しくはイベントレポートに書くとしても、
今回も多くの会員さんの力で楽しいイベントになった。

金曜日にピザを試し焼きし、
本番には、お姉さま方が生地作りをしてくれ、
さらにはおさるさんがパンまで準備してくれた。

さつまいも収穫を途中で抜けて、
午後3時ころから火を焚き始めた。
エアベッドにつかうエアポンプを買ってきたので、
以前より火お越しは簡単になった。
前はうちわでやっていたのだ・・・

5時過ぎからピザを焼き始めたが、
最初は上はこげて下は生だった。
会員さんの意見を入れて、耐火煉瓦を土台にし、
その下におきを入れて焼いてみると、
だんだん上手に焼けるようになって来た。

私一人ではあまりにも心もとないので、
市川Kさんがさっと助太刀してくれた。
ありがたい。

ピザの写真は焼くのに賢明で撮り忘れたが、
その後に焼いたパンがこれ。

パンの皮も美しく焼けている。
なかはふかふか。
石窯はよくがんばってくれた。

石窯クラブか石窯メンバーズかわからないけど
会員で結成していろんなことを試したいな。

さて、さらに感謝しなければならないことがある。
金曜日にもらってきた鶏たち、
白状すればあの小屋の中に5羽飼うつもりだった。

ところが、しかさんに会うと、開口一番、
「miyaちゃん、放飼場作ろう。おれ作るよ。」
あらあ、すみません。
日曜日の朝、私が畑に行ったり、会員さんを
送ったりしているうちに市川Kさんと
I上畑のキウイ棚の下に囲いが出来ているではないか。

さらには、畑作業を終えたほかの会員さんも
まわり仕事をやっている。

自分のことのように仕事をしている姿を見て
とても感動した。
王国活動はみんなでやりましょう、といっているけれども
大上段に構えなくても自然にそう思ってくださる
会員さんの存在が王国を成り立たせているのだと思う。

そして、今日。

トタンの周りを少し掘って土を盛り上げ、
小屋に雨よけのトタンを置いた。
防鳥ネットも買ってきたが、こちらは
大阪から帰ってきてからにしよう。

元気に遊んでいます。


お世話してくださるスタッフのみんな、
卵をどんどん食べてくださいね。
一日2個くらい産まれると思います。

さあ、明日から一週間ほど大阪。
妻子を連れて、帰ります。
のんびり過ごすつもりだけど、どうなることやら・・・

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窯を修復して以来、初めてピザを焼くことにした。
うまく行けば明日のイベントで出そうと考えたのだ。

以前とは異なり、まきを数日前に割っており、
さらには小さなブロワーも買ったので、
簡単に火がついた。

そして!
井上さん特製のピザを窯に。

窯の温度が冷えないように、
窯のうしろではまきを燃やし続けている。

味は絶妙。
2分ほどで焼きあがる。
ある程度焼いた後、サツマイモを
濡れ新聞紙とアルミホイルでくるみ焼き芋を作る。
しっとりして、とても甘い焼き芋ができた。

明日のイベント、おいしくできそうだ。
あ、それから、おさるさんにパン種の仕込みをお願いした。
おいしく焼けますように!

さらに、ご報告がある。
自然王国では、とうとう鶏を飼うことにしました。
といっても、わずか5羽ですが。

地元の人から、分けていただいたものだ。
実は、今年の8月にしか&おさるさんからいただいた
我が家の飼い鳥シャックは熱射病のため他界した。
あまりにもショックで、自分にはもう鶏はだめだと思っていたのだけど、
9月の里山帰農塾でのしかさんの講義に感動し、
ぜひ家庭養鶏を始めたいと思っていた矢先のことだった。

王国で飼う?
また中途半端になるんじゃ・・・
いろんな思いが出てきたんだけど、
結局のところ、
「鶏を飼う準備ができてから飼いたい」
という私の言葉に対して、
「じゃ、おめえずっと飼えねえよ」
といった石田さんの言葉に考えさせられたのが原因だ。

幸い、シャックの小屋が家にある。
これに少し手を加えれば、5羽くらい何とか飼えるのではないか。
それで、もう一度お願いしていただくことにした、というわけ。

参考書は2冊。

自然卵養鶏法

自然卵養鶏法

発酵利用の自然養鶏

発酵利用の自然養鶏

もう一冊注文しているのがあるのだけど、
それはまだ到着していない。

ここにあったように、
止まり木は絶対に必要らしい。
さらに、切りわらと米ぬかを敷いて、
発酵床を作ろうと試みる。
うまくいけば、くさくならないらしい。

昼から、鶏を連れてきた。

こんな感じで、5羽が元気に動いている。
アメリカの品種で、ロードアイランド?とか言う名前だった。
もう一度ちゃんと聞かねば・・・
王国には猫がいるので、
いたちと猫に注意しなければなるまい。

来週からしばらく帰郷する。
その間は、ミツヲさんと石井さんにお願いすることになる。
どうぞよろしくお願いします。

王国で、卵のちょっとした自給が始まる。

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お米発送しました!

朝からお米屋さんに行って、精米をしてきた。
今年は140口分送るので、
王国に残るお米は150キロほどしかない。
勉強せなあかんなぁ。

会員さんに送った手紙を添付する。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

鴨川自然王国会員の皆様

待ちに待った今年度の王国米をお届けします。
収量は、残念ながら昨年より下がりました。
14,5俵、870キログラムです。

田植えのときは、大勢で植えました。
苗を3〜5本つかんで植えるという単純な作業がなかなか難しいですね。
その後は、田の水が抜けないように、スタッフで毎日見回りました。

6月には、草取りを行いましたね。
2回目の草取りは、草が育ちすぎて、本当に大変でした。
草の影響で、うまく稲が成長できませんでした。
何より、イネミズゾウムシが大発生し、
稲の根を食べてしまったことが大きな痛手でした。

稲刈りの前は好天が続き、田も乾いていましたが、
直前の台風の影響で、稲は倒れ、田には水がたまってしまい、
稲刈り当日は、ぬかるみが少し残っていました。
でも、子供たちもたくさん参加して、にぎやかな稲刈りでした。

脱穀は、里山帰農塾中にちょうどその場にいた会員さんの
助力も得て突貫で終わらせました。
雨前に終了できて、いいタイミングでした。

会員みんなで手をかけ、実ったお米です。
白米でもよし、玄米でもよし。
ぜひ、味わってください。

なお、王国では今年、別の田んぼを借りてお米を栽培しました。
イベント、自給用を残しても少し残りそうです。
そこで、会員の皆様におすそ分けしたいと思います。

金額は、5キロ2500円です(送料別)。
白米でお届けする場合は、2700円です。
5キロ単位での御注文をお願いいたします。

鴨川自然王国 代表理事 石田三示
       事務局  宮田武宏

*注 自然王国米は化学肥料を一回、イネミズゾウムシ、ザリガニ対策の農薬を
   各一回使用しております。
   おすそ分け米については、それに加えて除草剤も一回使用しております。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

来年もがんばろう。

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玄米袋詰め

今年の王国米の発送準備を行う。

まだ御報告していなかったが、
今年の米の終了は14,5俵(870キロ)だ。
去年の約3割減。
原因はいろいろだ。
草が多すぎた。イネミズゾウムシに根を食われた。
ドロオイムシも大発生した。
まだまだ、修行が足りませぬ。

でも、箱詰めをして、送り状をはっていると、
今年も無事にお米がとれてよかったな、
みなさんが喜んでくれるといいな、と思う。

自然王国の活動は、継続的に続きながらも
形を変えていかねばならない。
多くの人が来てくれることで、自然王国も
どんどん元気になってゆくのだろう。

私自身も、農的生活を楽しみながら
自分の暮らしをつくってゆきたい。

明日は白米の発送準備だ。
その日に送ってしまうので、
みなさんの元には早ければ金曜日には到着する予定です。

お楽しみに!

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野菜宅配


今日の野菜は、さつまいも、ジャガイモ、しょうが。
エンサイ、枝豆、にんじん、ラディッシュ(赤・白)それに山東菜
島村菜津さん(スローフードな人生!―イタリアの食卓から始まる (新潮文庫)の著者。
増刊現代農業にも多数寄稿している)
が鴨川の旅館を取材した途中で王国によってくれた。
初めてお会いしたのだが、さばさばしてかっこいい女性だった。
本を一冊も読んだことがなかったので早速注文してみた。
読むべし。

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しか&おさる家訪問記

早朝は気持ちよく晴れていたが、9時ころには
もう雨が降ってきていた。
今日は、しか&おさる家を訪問させてもらう日だ。
ずっと前から「遊びにおいでよ」と誘ってもらっていたのに、
なかなか時間をとっていなかったのだ。
妻子を連れて、軽自動車で佐倉までGO!

鋸南保田という新しい高速道路のインターチェンジが
できたため、従来より10分ほど速く移動ができる。
天候が悪く、風が強いため、何度も風にゆられながらのんびり走る。

約2時間後に、k商店前にたどりつき、左折すると
そこには古民家が。するすると車を走らせると、
話に聞いていた通り、縦に細長い敷地。
早速鶏小屋を見せてもらう。
いやあ、これは贅沢に土地を使っている。

15坪はあろうかという区画の中で、
雛が8羽ほど、成鶏が3羽。
区画には、かぼちゃと里芋が植えてある。
鶏小屋自体は、1坪半くらいだろうか。

この区画ごと畑を動かしながら、
鶏に耕してもらい、鶏糞を落としてもらうそうな。
いい考えだ。鶏糞まかなくてもいいし、
無論掃除もいらない。

実はしかさんには、9月の帰農塾で講師をやっていただき、
座学と鶏の解体を担当していただいた。
その中で、「いのちのつながり」と、
家庭菜園があるなら家庭養鶏があってもいいじゃないか。
という言葉にインスピレーションを得た。

自分も3年前に鴨川に移住したが、
いまいち「暮らしをつくる」という面では弱い気が
していたので、この機会をつかもう、と思い電話をして
訪問の約束をしたのだ。

実際に見せてもらうと、とてもすてきだった。
畑もかなり広いし、自給するにはもってこいだろう。
リフォームした古民家はお店に座っているみたいだ。

楽しみにしていたお昼ご飯。
手作りパン2種と、ビーフシチュー。
じゃがいも(インカの目覚め)サラダと
きゅうりのサラダ、ピクルス。
おしゃれですごくおいしかった。
デザートにはしかさん特製の和菓子!!!
甘さ控えめで、口の中に緩やかにおいしさが広がる。
最高です。

しか&おさるさんは、手作りが大好きな人なんだと思う。
家には納豆室や発酵器、和菓子用キッチンなど、
なんでも自家製でやってしまう。

う〜ん、こういうのに憧れはするもののめんどくさいと
思ってしまう自分は、やはり家庭菜園をうまく運営
するあたりから始めねばなるまい。

連れて行った娘も、しかコレクションである「うんち絵本」に興奮。
読んでくれとなんどもせがまれた。
おさるさんも娘と遊んでくれて、
娘はとても楽しそうだった。人見知りをするのだけど、
すぐなれてしまって、最後のほうにはしかさんのひざの上に
座ってしまうほどだった。
おみやげに、「もうすぐお姉ちゃんだもんね」と
おさるさんが渡してくださったお土産は、
キッズエプロンだった。
そうなのだ、娘よ。君もお姉ちゃんになるのだよ。
父と母のお手伝いをしてくれたまえよ。

帰りは高速の道順を間違えてしまい、
途中下道、また高速とどたばたと帰った。
帰りは雨も弱まり、妻ともいろいろ話せた。

たまには鴨川を離れるのもいい。
心温かに迎えてくれる人の思いを受けて、
自分のやりどころも自然に見えてくるのだろう。

しか&おさるさん、せっかくの休みだったのに、
遊びに行かせてくれて有難うございました。
マフィン&もなか、結局夜に全部食べてしまいました。
美味。

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