農的生活の中で

私たちは、どんな農家になりたいのだろうか。
それがはっきりしていないために、いろんな人に
意見をもらったときにぐらついてしまうのだろう。

率直に言ってしまえば、自給的な生活ができるだけの
農作物生産が根本にあり、
そのうえで、親戚づきあいというか、
王国会員の皆さんに野菜をお届けする農家。
こういうところだと思っている。

確かに、耕作面積を増やすことで、生産量も増え、
売り上げも上がるのかもしれない。
しかし、自然王国は農産物生産だけが
仕事ではないような気がする。

本気で農業をするのなら、生産以外の活動は
必然的に片手間になるだろう。
でも、藤本さんの遺志をついで、登紀子さんの
思いを実現させ、さらには自分の思いも
そこに注入していくためには、
農作物栽培は核となる事業ではあるが、
それだけではない、という形態をとらざるを得ない。

こういう形をとることに対して、
「中途半端だ」「何が中心なんだ」という批判があることは
当然だ。
でも、自然王国の方向として、総合的な活動をおこなう
農的生活空間、という方向があるのだから、
スペシャリストというよりはゼネラリスト、
ゼネラリストのスペシャリスト、という立ち位置になるだろう。

てなことを考え、話しながら
残っていた白菜の苗を植えたのでした。

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ああ、房田・・・

房田の稲刈りは続きます。
なんせ、日常作業と同時並行的に
進めねばならぬため、
合間をみての作業になってしまうのです。

「まだ終わってないの?」
という言葉が痛い。
やります、やりますとも。

画像の向こうは風で倒れた稲です。
倒れた稲から芽がでてきているものも
あります・・・
おまけに、秋の農繁期も終わりを迎え、
植えねばならぬ野菜、種たちが
「早くしてくれよ!」と
叫んでいます。

一日、一日やれることをやるのみだ。
負傷した親指は回復基調を向かえ、
ちと安心でございます。

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千枚田収穫祭

千葉県/鴨川市 大山千枚田保存会 棚田の保全と都市農村交流による共生。にて、
収穫祭が行われました。
画像は、挨拶する石田さんです。
7人の地権者で始まった棚田オーナー制でしたが、
今年に入り3人の地権者が亡くなりました。
みんなの思いを受け継いでこれからも
千枚田を盛り上げていきたい、との話は、
軽やかな口調で話されたのにもかかわらず、
心にしみる話でした。
私は千枚田の活動にはほとんどかかわっていませんが、
この地域の中で自分のできる活動に
しっかり取り組んでいくつもりです。

そして、収穫祭では、YAEさんYaenet
歌うのでその伴奏をやりました。
11月には、市原市や東京で演奏することに
なっています。
いい演奏をするべく努力、です。

昼からは房田の稲刈り。
地元の友人の応援を得て進めています。
終わり際、はざかけをするための
竹を切りに出かけ、枝打ちの際に、
スルっと左親指の肉をなたで削いでしまいました。

傷口はたいしたことありませんが、
痛いです。
一瞬の不注意が怪我を招きますね。
気をつけねば・・・

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上棟式

高野孟さんindex.html
家の上棟式が行われました。
土地を購入しようと動き始めてから、
もう4年目になるそうです。
土地を買ってからも、なかなか建設に移れなかったのですが、
その家が、上棟式を迎えたのです。

初めて上棟式に参加しました。
まず、棟梁と施主(高野さん)が建物に登り、
お祈りをした後、投げもちをします。
これは、最初に家の四隅からもちを投げ、
それから上棟式に参加した人たちに向かって
もちを投げるのです。

それからは“なおらい”(直会)となります。
ちょっと調べてみると→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B4%E4%BC%9A
「直会(なおらい)とは、神社に於ける神事の最後に、神事に参加したもの一同で神酒を戴き神饌を食する行事である。一般には、神事が終わった後の宴会(打ち上げ)と解されているが、本来は神事を構成する行事の一つである。」
とありました。

上棟式も神事の一つなのですね。
なおらいで出た日本酒はとてもおいしかったです。
あ、大丈夫ですよ。飲酒運転はしておりませぬので。

高野邸は、来年2月に完成予定です。
楽しみです。

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大雨です

イノシシ被害第二弾。
第二農場2段目、大根をまいてあるところに
イノシシが穴を掘った後がありました。
がくぅ。

仕方ないので、明日朝早くに
うちの犬、ハッピー君を畑に連れて行きます。
がんばれ、ハッピー。

明日は、東京へ行きます。
■TNS_Project2006■
参加するのです。
ブログの更新は、お休みさせてくださいね。

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ソラマメ播種

U嬢が「帰って」きました(笑)。
無事内定式をすませ、4月からは働くそうです。
王国では、午前中は畑を一緒にやり、
昼からは卒論の調査、執筆をしています。
といいつつも、方々から声が掛かるので
卒論もままならぬそうで、あまり頼りにしないようにせねば・・・

今日はソラマメ播種。
品種は打越一寸と、稜西一寸という種類を蒔きました。

やり方は、山土7割に、サカタスーパーミックスという土を
3割混ぜ合わせます。
それから、ソラマメのおはぐろ(黒い部分)を
下にしてポットに差し込みます。
差し込んだとき、マメの頭が少し見えている
ようにするのがポイント。

播種後は、水をやって、アブラムシ防止のために
白い寒冷紗をかけてやります。
ソラマメは、一度水を吸って膨らむと再び乾燥することを
嫌うので、土が乾くと水をやり、
常に豆が湿っている状態にしておきます。
順調に行けば、2〜3日で発芽します。

さて、今年はどうなりますやら?

イノシシ追加情報です。
早速、シカ先生より連絡をいただきました。
対策を早めに打つつもりです。
畑を見回ったところ、今日は被害はありませんでした。
こちらも気を抜けませぬ・・・

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獣害、ついに発生!

被害発生場所:第一農場三段目(2004年大豆トラストの畑)
被害発生推定日時:10月2日から4日の朝にかけて
被害の事実:9月の帰農塾で植えたアサツキ、ラッキョウ、
そのあとスタッフで植えたにんにく。
マルチをはがし、土をほじくりかえした跡あり。
畑全体の5分の4に、何らかの被害あり。
綿畑の手前、畑の入り口の雑草が抜かれ、
一面ヌタバのようになっている。

以上の事実より、ついに自然王国農園にも
イノシシがやってきて、被害を及ぼした
と推定されます。
画像は、マルチがはがされている現場です。

がが〜ん。

在原業平伊勢物語)の辞世の句は、
ついに行く道とはかねて聞きしかど 昨日今日とは思はざりしを
ですが、今日はまさにそんな心境です。

近くの家にイノシシが出た、と聞いたときも
あぁ、大変ですねぇ。といっただけで
完全に他人事でございました。

しかし、実際に被害に遭うと、悔しいやらむかつくやら
むなしいやら、さまざまな思いが襲ってきます。
くそったれ〜。

しかし、私たちにはページが見つかりません:@nifty
シカ先生がついてます。
それに、早速私もインターネットでイノシシについて調べてみました。

今のところ、一番簡便な方法は、畦波板(田んぼの水漏れに
使う板)で壁を作り、その上15センチの高さに電気柵を張る
方法と思われます。(参照:現代農業2001年7月号)
そのほかにも、左右の入り口が開いていて、イノシシが入ると
回転してドアが閉まるような檻(9万8千円! )や、
魚網をたらす方法など、さまざまなやり方があります。

とりあえず、第2農場に設置したイノシシの檻を
移動させるか?
シカ先生、どうしましょうか?
イノシシとのおつきあいが、いよいよ始まります。
う〜ん、狩猟免許とろうかな・・・

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晴耕雨談

朝から雨でした。
畑作業も、一段落していたため、
事務所にて畑会議。
最近知り合った
川田さんに刺激され、
私たちの議論も白熱しました。
10月の作業確認、年末年始の作業。
3月がポイントになること。
雨の日に先を描いて、
晴れの日に実行する。
天気とともにある生活です。

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わら運び

先日の脱穀の際、運びきれなかった
わらを運びました。
朝一で終わるかと思いきや、
一度水を吸ったわらは重い。

石井さんにも協力を仰ぎ、
結局、軽トラック5杯分のわらを運びました。
ふと気がつけば、
半袖の下の腕が傷だらけです。

王国では、来年もわらマルチをする予定です。
主には、空豆用で準備しています。
わらマルチは草対策が大変ですが、
片付けは簡単。
ポリマルチとわらマルチ。バランスを考えて
使っています。

帰宅後は、急がれていた家畑作業。
小松菜、ほうれん草、青梗菜、にんじんを蒔きました。
キャベツも、植えました。
にんにくとラッキョウも植えました。
これでなんとか、家畑も一段落つきます。

天気予報を見ると、明後日から一週間ほど
雨です。
どよ〜ん。

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