オープンソース

朝から雨がひどくて、
今日は最近買った本の一揆読み。
流行に乗じて買ったような感があるが、
王国のウェブサイトにも何か活かせるものが
あるのでは?と感じたのだ。

一冊目はこれ。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

私もよく利用する「グーグル」を題材に、
新しい価値観、実態を提示してある。
この中で最も印象に残ったのは、
オープンソース」という言葉だ。
この言葉は今までも何度も聞いていたけど、
これほどまでに力を持ち始めているとは
気づいていなかった。

考えてみれば、このブログ自体がそうである。
今は有料サービス(月額180円)を利用しているけど、
始めたころは、初期投資ゼロである。
タイピングができればホームページみたいなものができて、
情報を発信できるなんて、考えても見なかった。

無料でできることがいい、のではなくて
無料サービスを提供しながらもビジネスモデルとして
成り立っている、成り立つ時代になったことがすばらしい。

情報は閉鎖するものから、不特定多数の人々に
共有するものに変わっているのかもしれない。

思ったことを全部書くには時間がないので
徐々に咀嚼して書いてゆきたい。

2冊目。

グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する  文春新書 (501)

グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)

先ほどの「ウェブ進化論」が
ある種の世界を描いているのに比して、
こちらは、私企業である「グーグル」の
あり方をジャーナリスティックに追っている。
グーグルの概要を知りたい人にはこちらが
おすすめかな。

3冊目。

「個」を見つめるダイアローグ

「個」を見つめるダイアローグ

村上龍伊藤穣一という人との対話集。
「この本は、ポジティブな本である。」
村上龍が言うとおり、読んでいて自分も何か
やりたくなる本である。
こちらはまだ最後まで読んでいないのだけれど、
読み終わると自分の取り組みどころが明らかに
なりそうな予感がする。

3冊読んだ主な感想は、これからどんどん
面白くなりそうだ、ということ。
自分から新しいものに挑戦していくことで、
今までやってきたものもより充実していきそうだ。

毎日わたしは新しくなっている!

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ほたる

昨日、入梅した。
今年の梅雨はどうなるのか。
天候不順がいわれているけど、
悪ければ悪いでそれにつきあうだけだ。

田植えは無事終了した。
しかし、やはり田から水が漏れている。
アゼ波という、トタン様の樹脂でできた
板を田のくろに差し込んでいった。
明日、田の見回りに行ってみよう。
少しずつ田に行くのが習慣になってきた。
百姓入門だ。

夜は、法政大学の学生がやってきた。
明日、千枚田でやっている田の草取りがあるのだ。
いつもは自分より年上の方と話すことが多いので、
たまに学生といると、何だか自分が兄貴になったような気がする。

「ホタルを見に行きた〜い。」
というので、はりきって連れて行った。
我が家で見れるよりは、まだまばらだが、確かに飛んでいた。
ホタルを見て喜んでいる姿はとてもかわいかった。

学生と話していると、
そのときにしかできないことがあるな、と思わされる。
今学生のときにやっていたことをやれといわれても、
きっとできない。
でも、逆もそうで、今やっていることを
学生のときにやれといわれてもできない。

ちょっとは成長したんだろうか。

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田の管理

明日は新しく借りた「房田」の田んぼの田植え。
水が漏れてしまい、先日は田植えが途中までしかできなかった。
今日、雨が降ったので何とかたまっているけど。

石田さんに、何度も
「水がたまっているか見ておけ」と言われていたが、
これほどまでに重要だとはわかっていなかった。
新しく借りた田も棚田で、天水田なので、
雨水をためるしか田に水をためる方法がない。

しかも、田の中にはザリガニがいる。
アメリカザリガニだ。
こやつは、田のくろ(水を止めるために田の土を塗っている)に
穴を開けてしまう。
彼らにとっては生存に必要な行為だが、
私たちにとっても、ザリガニのあける小さな穴が
「アリの一穴」となり、田の水がすべてもれることになってしまう。
やむなく、今日は何匹もつぶした。

つぶすなんて残虐な行為だと思われるかもしれない。
でも、今の私にはザリガニをつぶすことは必要な行為だ。
子供のころは、かっこいいと思って、飼ってまでいたけど、
今は見ると容赦ない。

もちろん、殺すとき心が痛むときがある。
すまんなぁ、と思いながら殺している。
本来の概念には及びもつかぬが、
親鸞の「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」
といった言葉の意味を万分の一ほど理解した気がする。

都市では虫を殺すことなんて本当に少なくなっただろうけど、
農作業をしていると、生物とのかかわりがほとんどである。
歩くたびにクモがささっと出てきたり、ばったが飛び出したり。
畑を起こせばミミズが出てきたり。

好きな本の中に

「ニンジンから宇宙へ」―いのちの循環を知り、土と人を生かす

「ニンジンから宇宙へ」―いのちの循環を知り、土と人を生かす

という本がある。
著者は、ニンジンを通して
独自の「循環農法」というやり方にたどり着く。

そこまでは行かないかもしれないけど、
生命とのかかわりの中から何かを
見出せていければと思う。

明日は田植えだ。
どんどん学んでゆこう。

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風にそよぐパクチー

今年から面積を縮小した自然農畑。
自然農と言っているが、内実は
不耕起栽培の実験だ。
去年蒔いたパクチー(コリアンダー)が
芽を出して、元気に育っている。
種取りの適期を逃してしまったので、
ほんのわずかの栽培となってしまった。
今日はここにバジルを植えた。
こちらも、去年採種したもの。
40株定植したので、今年はバジルがたくさん
取れそうだ。

夜は、我が家の前に蛍が出現した。
田んぼの横の樹にたくさん飛んでいる。
ゆらゆらと飛ぶ姿がとてもきれいだ。
娘を連れて、見に行った。
しかし、生後2ヶ月の彼女は、まったく関心を示さず。
あたりまえか・・・

さて、昨日の日記に続くのだが、
いつまでも自己改造に取り組もうとする日々だ。
自分を見ると、できていないことが多すぎて、
どこから手をつけてよいのかわからなくなる。
ま、悩んでも仕方がない。
具体的に動いてゆくだけだ。

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米ぬかと仕事への姿勢

米ぬかを撒いた。
(画像は、有給休暇を使って農業研修に来たYさん)
これは、田んぼの除草のためである。
王国では、除草剤を使わない栽培をするので、
草取りが大変なのだ。
先日6月3日には、王国会員さんで草取りをしたが、
月末24日の草取りまでに準備しておかねばならぬことがある。
それが、米ぬか除草。

一昨年はやったそうだが、去年はやらなかった。
で、今年はやることになった。
米ぬかを撒くと、米ぬかがガスを発生させて、
雑草の繁茂を抑える働きがあるそうなのだ。
田んぼの水を少し入れて、軽く団子状にして
田んぼに撒いた。
水が少なかった場合は、風向きが悪ければ
顔にまともにかかることになる。
結局、全身が米ぬかくさくなってしまった・・・

昼からは事務所にこもることに。
最近仕事に追いまくられていて、家に帰っても余裕がなくて、
とてもしんどかった。
そんなとき、いつも読んでいるほぼ日刊イトイ新聞 – おとなの小論文教室。
に目を開かされた。
(以下引用)
(前略)

日常、すっとばして、何が表現力だ!

自分で自分を叱る声がした。
日常、もっともわずらわしい局面で、
それでも逃げずに、あるいは、逃げられず、
もっとも面倒なことを任され、
それでも産み続ける人こそが、
ここぞというときに、
大事なものを、見、つかまえ、粘り、
オリジナルを生み出す表現の体力を持つと、私は思う。

この部分を読んだとき、はっとした。
自分は、自分の都合だけを考えていないか。
相手の立場に立って動けているか。
日常の些事ともいえる出来事にどう接しているか。

自分のしたいことができないことに
ストレスを感じていて、それが仕事の面でも、
家庭の面でも発露されていた気がする。

どうせやるなら、全力で取り組むべし。
中途半端な生き方が嫌なら、倒れるまでやるべし。
自分の甘さを認めて、そこからどう出発するかだ。

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適宜

先日の王国イベントでNさんが作ってくれた
「鶏団子のアジアスープ」を再現。
レシピをもらって、
鶏団子を作るのは面倒だったので
餃子を買ってきた。
ナンプラーも、これだけのために買ってきた。

スープの分量などはレシピどおりにしたが、
最後の仕上げ、ナンプラー、酒、胡椒に関しては、
「この三種を使って調味する」
としか書いていない。

Nさんが作った味のおいしさを覚えていたので、
簡単にできるだろうと思っていたが、
出来上がったものはあの味とはまったく違うものだった。

鶏団子の代わりに餃子を入れたり、
家畑にあるレタスを入れたりしたのが悪かったのか。
いやいや。
おそらく最後の「調味」である。

「適宜」というあいまいな言葉の中に
数え切れないくらいの調味料の分量が
あるのだろう。
文字だけではどうしても得られない情報がある。

今回に関しては、Nさんのあじは覚えているつもりなので
近いうちにまた挑戦しよう。

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過渡期

物事が変わるときは一度に変わる。
変わるときは大きな抵抗がある。
まだどう進むかわからないけど、
今までやってきたことをベースに、
思い切って進めてゆこう。

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村仕事

部落の草刈に行ってきた。
年に何回か総出で道刈りを行うのだ。
午前中で終わってしまったけど、
普段は行かないところまでいって
草刈をした。

わが部落でも、猿が出る。
猿の防護柵を作っているのだが、
最近はそれを乗り越えてきているらしい。

すぐ近くの家の野菜を食い荒らしているとのこと。
今年はおいしいトマトを作るつもりでいるのに、
猿にやられちゃ「おいない」ね。
(房州弁で「よくない」という意味)

午前中王国を休ませて出させてもらったけど、
なるべく部落の仕事に出て
顔を覚えてもらい、部落のことを
学んでゆきたい。

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