ほんとの野菜の味がする!

あら、なんて感動的なことを言う子供なんでしょう?
昨日から来ている「太陽の会」エコツアーの子供達と一緒に
畑作業をしました。

草取りをしてもらったのですが、
「うわ〜楽しい!」
とおおはしゃぎで、こっちが少しびっくりしてしまいました。

その後、オクラやピーマンを生で食べている女の子もいました。
そうなんです、採りたてのオクラは生で食べれるのです。
そのとき、「なんかこれ、ほんとの野菜の味がする
と小学四年生の女の子が言ったのです。

「何がほんとか」という議論はさておいて、
こんなことを言われると素直に嬉しくなってしまうのでした。
しかもこの子、今回初めてジャガイモが食べられたそうなのです。
(ジャガイモが嫌いな子もいるんですね)
王国の野菜で、少し野菜を好きになってもらったとしたら、
これからもっともっと頑張っていけそうです。

子供達は、自然王国の時間と空間を楽しんでいます。
つい一時間前まではスイカ割りで大騒ぎでした。
イベントが続くのもなかなか大変なのですが、
これだけ楽しんでいる子供達を見るだけで、
あぁ、また次もやりたいなぁと感じます。

彼らが大きくなっても遊びに来れる場を作りたいです。

ところで。

明日「笑っていいとも」のテレホンショッキングに、登紀子さんが出演します。
実は、今日自然王国の野菜をYaeちゃんに
持っていってもらいました。
明日は登紀子さんがそれをもって出てくれるそうです。

いよいよ自然王国の野菜が全国ネットに!

と、年甲斐もなく興奮する宮田です。
ただ、どう取り上げられるかがちょっと心配なんですよね〜。
お時間ある方、仕事の休憩時間にでも
是非ご覧下さいね!

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石窯調整

この石窯は、レンガを粘土で止めているので
粘土が乾燥しすぎると穴があいてしまいます。
そこでどうするかというと、
窯で火をたいて蒸気が漏れてくると、
上から粘土で塞ぐ作業をするのです。

今日はその一回目の作業でした。

今回作成している窯は煙突がないので、
風の通り道もなく、ずっと薪を燃焼させるには
火吹き棒で常に吹きつづけることが必要です。

これ、灰や煙、熱気が目や顔に飛んできて
結構大変です。
腕一抱えほどの薪を燃やすのに
2時間かかりました。

話に聞いたことですが、
昔のお母さんはこれで目をやられて
しまった人が多かったようですね。
毎日この煙を浴びていれば、
目もやられるでしょう。

でも実は、大変な窯焚きも
慣れてくると工夫することも出来ます。
第一次産業的なものは、
工夫の余地が目に見えるところにあるところが
魅力ですね。
これが第一次産業の喜びなのかも知れません。

今週の水曜には、
石窯を覆う小さな屋根を建てます。
おっと材料がまだ揃っていない…

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人の助け

4人もの人が、お手伝いにきてくださいました。
鶏糞撒き、石灰散布、アスパラガスの草刈り。

アスパラガスは、大変なことになっています。
雑草で、何も見えない状態です・・・
ここまでほったらかしたのは私達ですが、
夏の草、なめたらいけませんね。
アスパラガス、草取り後と前とを比べた画像です。
多くの人手が必要です・・・

今夜は、皆さんで楽しい夕食を過ごしました。
初めてきてくれた方、5月の田植え以来きてくれた方、
本当に嬉しかったです。
なめろうは最高でしたね。
アフリカ風味のモロヘイヤスープも美味でした。

これからも、たくさんの人が王国に遊びに来れるような
システムを考えて実行していきたいです。

明日から、「太陽の会」という会の
環境ツアーを受け入れます。
がんばらねば!!

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無心

今日も草刈りです。
この夏、何度も草刈りをしました。
ただ、無心になってやります。

遠くに見える三尾さんの姿。
近くには自身の草刈り機の轟音。
目の前には刈られた草の残骸。
頭上には照りつける太陽。
時折吹き抜ける風。

考えるのではなく、感じるだけです。

先日も紹介した不適応能力―どんづまりが出発点の中で、
著者が自身の主宰する塾の塾生に、

私利私欲を越えた使命感をもて、
利己よりも利他の行いを優先させる生き方をせよ

と語りかける場面があります。

このように語ってもらえる塾生は幸せだと思います。
皆が、まずはじめに
「金がなくては生きていけない」と叫ぶのに
理想論から始めるとは。

いや、これは理想ではなく現実なのかもしれません。
多くの人が理想を抱いて現実の前に
敗れ去っていきます。
私も、いくど「理想と現実は違うんだよ!」
といわれたかわかりません。

でも、それはそれです。
たとえ敗れようとも、悔いなく人生を生きれば
それでいいじゃないか。

理想を現実にする方策を描き、実践すればよいだけだ。

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たんぼ水切り

後3週間で、王国のたんぼも稲刈りを迎えます。
そのときたんぼが乾いていなければ
足を取られて、とても作業がやりにくくなります。

したがって、あらかじめ私達が足を取られながら(笑)、
たんぼの水を切る作業をしました。
一度で切れるかどうかわからないので、これからたんぼの
様子と相談して行なっていきます。

ところで、稲作は普通中干しという作業をするのですが、
棚田、特に天水田では、8月に水が少ないことも
多いため、中干しはするのが難しいそうです。

こんなところにも天水田の特徴はあるのですね。
自然と相談しながらの農業、
いろいろと学ぶべきところがあります。

畑は、夏野菜も全盛期を過ぎて、
秋に向けて畑作りが始まっています。
今自然王国に来てくださると、畑の片づけが
たくさんありますよ。

お待ちしています。

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石窯5週目

土台にしていた土を2時間かけて
掘り出しました。
その後は、向こうが見えている
石窯の後ろ側にレンガを積みました。
(画像は、レンガでふさいだ様子です)

レンガを割るのも、
粘土をこねるのも、だいぶ上手になってきました。
レンガを積むのはこれで終了ですが。

5週間かけて、少しずつ形になってきました。
これは、Nさんが懇切丁寧に指導してくれている
からこそです。

来週は、石窯の上に屋根をつける予定です。
20日の朝は、粘土を乾燥させるため
朝から軽く火をたく予定です。
(天候により変動あり)

農的生活で何を学ぶか?
それは、目の前にある仕事を一つ一つ
片付けていく地道さである。
ただ、やりつづける。
完成を夢見て。

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アンテナ

アンテナを張っていれば、
自然とそれに関する情報、支えの手が出てくる。
と石田さんが言っていました。

最近そんな気がします。
自分がやりたいと思っていることを
意識していることによって、
少しずつ関連情報が集まってきています。

不適応能力―どんづまりが出発点という本を
紹介してもらい、購入しました。
序章の最初のタイトルは、
「直線型社会は子供から何を奪ったか」
というタイトルです。

不登校や、引きこもりになった子供たちと
向き合っている本だと思います。
気負わず読んでいくつもりです。

日々暮らしていると、
自分のやりたかったことよりも今目の前でやらねばならぬことに
目を奪われてしまうことがあります。

常に自分を確認する指針が必要です。

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セミの音

夏。セミの大合唱。
関西にはあまりいない?ひぐらしの
涼やかな鳴き声。
毎度おなじみアブラゼミのけだるい鳴き声。

昼寝をしていたら、
彼らの奏でる音がここちよい
音楽に聞こえてきました。

セミの声なんて、生まれてからずっと
毎年夏には聞いてきたのです。
でも、今年は自然王国に来て初めての夏。

ヒグラシの声を聞くと
心がシーンとなります。

自然王国の周りは静かなので、
(聞こえるのは農機の音くらい)
虫の声が良く聞こえます。
買わなくても!そこら中に虫が居ます。

ここにこれてよかったです。

画像は、本焼前の窯です。
明日、火入れをします。
この前、帰農塾同窓会で作ったものが
明後日に仕上がります。
楽しみにしておいてください。

では、最後に山頭火句集 (ちくま文庫)から今日の一句。

し づ か な 道 と な り ど く だ み の 芽

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ストレス?

会員のSさんが遊びに来ています。
晩御飯を食べている時、
「宮田君、ストレスはあるの?」
と聞かれました。

う〜ん。
私はストレスを感じたことがない。
「ストレスが溜まっている」という表現を
使ったことがありません。

それは言葉だけの問題でしょうか?
もちろん、日々暮らしている中でうまくいかないこと、
悩んだり迷ったりすることはあるけれど、
それは人生につきものであると考えているので、
ストレスにはあたらない、と思っています。

それに、いくら問題があっても、
畑に出て働けば、大概の問題はその時は忘れてしまうのです。
農的生活は能天気生活に通ずる?

これは私が現在野菜栽培で日々の糧を得ていないからかもしれません。
今朝は早朝に、王国の農場を指導してくれているKさんの家で、
帰農塾生と一緒にブルーベリー収穫をしました。

ブルーベリーは、機械化がしにくく、実も手で採らねばなりません。
小さいので、かさが少ないのは利点でもあり
なかなかかごが一杯にならず、達成感が得られにくいです。

業としてやるのはかなり大変だと感じます。
いつか私の方向性も業とする方向にシフトしていくのかも
しれませんが。

それは又別の話として。

とにかく、毎日明日を描いて元気にやっております。
一年目は一番楽しいのかもしれないですね。
そう考えると、一日一日を懸命に生きよう、
と改めて思います。

世間的にはお盆ですね。
皆さまはどうお過ごしになりますか?

最後に山頭火句集 (ちくま文庫)から今日の引用。

道は前にある、まつすぐに行かう、まつすぐに行かう。

(随筆「道」より)

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出会いの妙

心配されていた雨も降らず、
無事畑作業にかかることが出来ました。
作業は溝掘り。
何とか一通りは掘れました。
さすが男性です。文句もいわず
もくもくと仕事をされていました。
すばらしい。

いつもながら、交流会ではなかなかよい
交わりが出来たように思います。
人と出会うことは、かくも面白きものなのか
という印象です。

今日、新しい本が届きました。

山頭火句集 (ちくま文庫)

山頭火句集 (ちくま文庫)

ぱらぱらと見ていて目にとまったものを一句

ま つ す ぐ な 道 で さ み し い

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