今季初上陸です。
ネットニュースでは、午後8時ころ鴨川に上陸
したそうです。
そういえば、さっきはとても静かだったのですが、
現在再び風の音が強まってきています。
今のところ、ハウス等に目立った被害はありません。
明日は、朝一番の畑回りが必要になりそうです。
気にかけてくださった皆さん、ありがとうございます。
以前のブログを読む農家民泊で田舎体験
今季初上陸です。
ネットニュースでは、午後8時ころ鴨川に上陸
したそうです。
そういえば、さっきはとても静かだったのですが、
現在再び風の音が強まってきています。
今のところ、ハウス等に目立った被害はありません。
明日は、朝一番の畑回りが必要になりそうです。
気にかけてくださった皆さん、ありがとうございます。
以前のブログを読む
草取りをしていると、
きらきらと光る昆虫が飛んできました。
パッとはたくと地面に落ちました。
静かに手に取ると、なんと玉虫です。
玉虫!!!
関西出身の私がすぐ思い浮かべるのは
法隆寺の玉虫厨子!
実際見たら色はすべてくすんでいましたが、
約2600頭分の羽が使われているという事実には
とても驚いたことを覚えています。
そして、今日生まれてはじめて、玉虫を見ました。
虹色に光って、とてもきれいでした。
思わず歓声を上げてしまいました。
調べてみたところ、活動期は7〜8月らしいので、
ちょうどそれにぶつかったのですね。
まだまだここには豊かな自然が残っているのですね。
そのまま持っていてもしょうがないので、
すぐに逃がしてやりましたが、
あの輝きと、カミキリムシのような顔は
なかなか忘れられなさそうです。
台風が来ています。
今日はしし唐、ピーマン、なす、きゅうり、
ゴーヤの結束を行い、台風に備えています。
昨日も、実は東京に行っていたのです。
地震の影響で、アクアラインが通行止めになり
帰れなくなってしまいました。
山手線も復旧に時間がかかっており、
東京駅ではたくさんの人が憔悴して
電車を待っていました。
交通網が破壊されると、完全に動けなくなってしまうほど、
日本の都市は微妙なバランスの上に成り立っていることを
実感しました。
東京に行ったのは、農文協の甲斐さんが、映画「タイマグラばあちゃん」
に誘ってくださったことが理由です。
この映画は岩手県にある「タイマグラ」という
戦後の開拓損に住む老夫婦の姿を捉えたものです。
印象に残ったのは、
「楽しいことはない。ただ毎日やることをやるだけだ。」
というばあちゃんの言葉です。
「楽しいことをやろうよ!」
というのは姿勢としてとても重要だと思っていますが、
「日々坦々とやるだけだ」
という姿勢は、まさに『暮らし』なのだ、と感じました。
私は、山岸会という団体でも農作業をしていたのですが、
そこでは、『暮らし』という要素は少なかったように思います。
大規模農業だったため、役割分担がはっきりしており、
総合的に『暮らし』を捉えることはできていなかったのかもしれません。
今、ここでやらせてもらっていることは、
『暮らし』です。
日々、坦々と暮らすことで生まれるものが
ありそうな気がします。
そう考えると、今自分がここにいられる幸福を感じ、
何でもやっていけそうな気になりました。
多くの人の支えがあって、
私は生きているのだな。
また、東京にいます。
映画に来ていました。
帰れずに、友の家に泊めてもらっています。
また、詳しく書きます。
ちょうさんに誘ってもらって、
行ってきましたWE WILL ROCK YOU
http://www.koma-sta.co.jp/events/0506/index.html
に。
ストーリーに合わせて
QUEENの楽曲が流れるのですが、
主張がよく伝わってきました。
未来の世界で、自分で音楽を作ることができないことになってしまい、
誰もが画一的な価値観でものを捉えているとき、
ロックこそがその価値観を打ち破れる、という内容です。
ちょうど、八重洲ブックセンターで
「僕の叔父さん 網野善彦」 中沢新一著 集英社新書
を購入し読んでいたときだったので、
ミュージカルの内容と本の内容がかさなり、
余計に衝撃を受けました。
『根源的な自由を求める心というのが、人間の本質を作っている。
だから人類はそれぞれの社会的条件に合わせながら、
さまざまな形態のアジ−ルを作り出すんだ。』
アジ−ルとは私が捉えている範囲では、
『その地に行けば、その地を囲む世界の法や秩序は
適用されず、その地自体に独自な秩序を保っている場所』
というような場所のことを言います。
アジ−ル論については最近また勉強を始めたのですが、
ミュージカルと本がシンクロして、これからの考えに活かしていけそうです。
ミュージカルは、やはり歌がすごくよかった。
エンディングのときは、観客総立ちで
“ I was born to love you ”を歌ってました。
いやぁ、楽しかったです。
(7月22日記)
以前のブログを読む
石窯作りは、もっとも大切な
土台が完成しました。
この上に一トンくらいのレンガを積むのですから、
すごいことになりそうです。
丸太を半分に切って、
その上に耐熱用のブロックを敷き詰めてあります。
なんだか成り行きではじめてしまったような
石釜作りですが、やっているうちに楽しくなってきました。
出来上がりがすごく楽しみです。
完成は8月中旬くらいになりそうです。
お楽しみに。
実験農場の草刈をしました。
写真は、バジルの下に刈った草を敷いているところです。
この畑は草を肥料化するところまでやってみたいので
抜いた草は土を払って畝の上においていたのですが、
予想通り再び根付いてしまいました。
そこで採用したのが、刈敷という方法です。
なんてことはない、ただ草を根元から刈って敷くだけです。
イネ科の草など、根が広く這っていくので
引き抜くとごっそり穴が開いてしまいますが、
この方法なら大丈夫。
また、根がついていないので、葉はそのまま枯れてしまいます。
やがてこの刈草に沢山の微生物がいついてくれることでしょう。
ただひとつ問題は、根はそのまま土中に残っているので、
またすぐ草が生えてくるということです。
そうすれば、また草を刈らねばなりません。
結局、手を抜くことはできません。
一つ一つ、何をどうすればよいのか考えることが
勉強になり、仕事になるのですね。
バジルは、大きく育っています。
とれたての香りは最高ですよ。
明日の野菜出荷の一品にしよう。
「どっちを向いて生きているのか?」
よく言われた言葉です。
今も、これに対する明確な答えは出せていません。
しかし、今の私には土があります。
自然王国に来て、そろそろ1年がたちます。
農業技術といったらまだまだ赤子のようなものです。
でも、毎日が楽しい。
畑で土と野菜に触れていると、
暑くてしんどいけど、
自分のやったことが確実に形になって
残っているのが実際に目で見えます。
先日も書きましたが、今回の現代農業増刊号は、
「なぜ若者は農山村に向かうのか」
というタイトルです。
帰農塾で行われた甲斐さんの講義の中で、
この話題が取り上げられました。
塾生のために行われたものですが、
一番ビビット来たのは私かもしれません。
私も夢を描いてこの場所にいるけれども、
似たような方向を描いている同世代の人々が
こんなにいる、ということが新鮮な驚きでした。
「何々を見て勇気をもらった」
という文章をよく見ますが、初めてそんな体験をしました。
勇気をもらった、というより、
ますますやる気が出てきた、といったほうが正しいかもしれません。
自分もやりたいことをどんどん実践していこう、
という心構えになりました。
土と生きるこの充実感を深めてゆこう。
それがいつかそのまま暮らしになるだろう。