対話すること

連休なので、会員さんがどんどん王国を
訪ねてくださいます。

昨日も書きましたが、
ともに作業をし、話をするだけで
たくさんの学びがあります。

私には、サラリーマン経験はわずかしかありませんが、
多くの人に会えるおかげで学ぶことは多いし、
実践されている方に質問できるのは
とても興味深いです。

農業も、間違いなくサービス業だと思います。
サービス心を磨いて、
皆様も喜べて、私も楽しく暮らせる、
そんな鴨川自然王国での
生活体験を提供していきます。
是非一度遊びに来てくださいね!

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先日よりお伝えしておりましたが、
今日は昨日から来てくれているSさんと
朝に来てくれたY さんとともに
ハーブ畑と、粘土団子畑を作りました。

粘土団子は、4月10日に教わったように
作ってみようとしたのですが、
王国畑は粘土質の土であり、
粘土ではなかったので、
講習のようにはうまくこねられず、
仕方がないので泥を丸めただけのものを
作って蒔きました。
(播いた後に、乾燥して割れる可能性が高いので、
今後の検討課題になります)

自然農法では、基本的に不耕起で
行うことになっていますが、
団子をまく段階ですでに畑が草に覆われていたので、
最初だけは表面を耕す、という方法で
行います。

これを行う目的は、
不耕起栽培に挑戦することと、
普通に栽培した野菜とどう変わってくるのかを
観察し、味を見ることにあります。

こういうやり方は、
落ち着くまでに2〜3年の時間がかかるようです。
腰をすえて実験していくつもりです。

日々経過報告をしていきますので、
楽しみに待っていてください。

ハーブは、Aさんからいただいたコリアンダーと、
バジル、イタリアンパセリを播きました。
パスタ好きの私にとっては、
自給用にぜひ加えたかったものです。
ミントや、オレガノも育ててみたいです。

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暮らしのあり方

GWが始まって、
会員さんが続々と遊びに来てくれています。
昨日はTさん、今日は津田沼からSさんが
遊びに来てくれました。

遊びとは言っても、私たちとともに
しっかりと仕事を手伝ってくださいます。
田植えイベントを間近に控え、
たくさん生えた草を刈らねばなりません。
Tさん、Sさんとも草刈機を使うのは初めて
だったらしいのですが、
上手に使いこなしていらっしゃいました。

鴨川自然王国の面白さは、まだ会員数も少ないため、
お客様感覚ではなく仲間感覚で
同じ時間を過ごすことができることにあると思っています。

特に、私にとっては人生の先達の話を聞け、
私の考えていることも聞いてもらえるという
喜びもあります。

『お客様を受け入れる』
という一方的な形だけではなく、
『ともにこの場を作り、体験する』
というコンセプトがあることが、
いろんな人に充実感を感じせしめるのかな、
と思います。

鴨川自然王国会員制度はまだ始まったばかりの企画で、
会員募集も継続しています。
単なる『田舎暮らし』体験ではない、
生活に密着した体験をしたいと思われる方は、
ぜひご連絡ください。

新しい出会いを本当に楽しみにして、
お待ちしております。

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緩やかな紐帯

誰も独りでは生きてゆけない、
という言葉は情緒的に過ぎるかもしれません。
しかし、もたれあうのではなく
支えあうことは必要だと思っています。

現代農業増刊号でも常々紹介されていますが、
見落とされがちだった地方の良さを
その地域になかったものを作るのではなく、
その地域にあるものをあるがままに評価し、
発展させていこうとする
地域おこしの運動が盛んになっています。

しかし、そういう地域おこし運動において
陥りやすい問題点は、
ある一つの施設だけで
多くのことを完結させていく方向になるところです。

一つの施設だけで完結させていく方向に
動いていった場合、必然的に他団体を排除する
傾向が強まります。

これは地域おこしだけでなく、
今流行のNPOでも当然起こる問題ですし、
共同体運動も含め、多くの集団、組織において
起こってきた問題です。

この方向がさらに進んだ場合、次に起こる問題は
人員の囲い込みと同時に、集団にそぐわない人間を
排除し、結果的に従来その集団が持っていた力までが
失われてしまうという問題です。

では、そういった問題を回避することはできるのでしょうか?

現在考えている中でヒントになるのかな、と思えるのが
『緩やかな紐帯』という言葉です。
紐帯というのは二つのものをしっかりと結びつける役割を果たすもの、
という意味があります。
それに『緩やかな』という形容詞をつけることは
逆説的な感じを受けるでしょうが、
はりすぎず、ゆるすぎず、ちょうど弦楽器の
チューニングがあったような状態をイメージしてくださると
いいかと思います。

囲い込んでしまうのではなく、
それぞれの集団の特性を活かして、
相互交流を図るのですが、
バラバラではなくつながっている、という状態です。
一つだけで完結していないため、
互いのあるところ、足りないところを
相互補完できる、という利点があります。

鴨川自然王国で総合的な生活体験空間を作りたい、
という思いは今もあるのですが、
それぞれの集団の良さを活かせば、
もっと楽しいことができるんじゃないか、
無理せずにやれるんじゃないか、
と笹谷窯http://www7.ocn.ne.jp/~sasaya/
田植えをさせてもらいながら考えたのでした。

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手を広げる目的

近所のFさんが、
「ミツバチが一箱あるけどいらんか?」
と声をかけてくれました。

直感的に、「やりたい!」と
思ってしまいました。
現代農業増刊号でも散々ミツバチは特集されてきたし、
取り組めるものなら前からやってみたいと思っていました。

しかし、もちろん私には
ミツバチを飼う技術はありません。
野菜なら、少しだけの経験はあるのですが。

闇雲に手を広げるのは力が分散してしまい、
もっとひどい被害を生む可能性があります。
ここで、「いや、うちではできません」
といってしまえば何もなかったように
日常の生活が続いていくでしょう。

でも、敢えて挑戦してみたい。
たなこを飼うことも、「無理です」
といってしまうこともできました。
なにもせずにやめるのではなく、
少し物事に責任を持ってもいい、と思ったのです。

鴨川自然王国は、
単なる農場ではなく体験型農園であり、
代替的な生活様式の提案をしていく空間です。
そして、総合的な生活空間の構築を
考えています。
それの一歩に、ミツバチの飼育も関わるのではないか、
という思いがあります。

ということで、今から藤本文庫にあった
「新しい蜜蜂の飼い方」という本を
読み始めます。

新しい蜜蜂の飼い方

新しい蜜蜂の飼い方

(藤本さんも養蜂に興味を持っていたようです)
ひょっとしたら、本当にミツバチを飼い始めるかもしれません。
うまくいったら、蜂蜜まで自給できてしまいますよ!

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直感的認識

じゃがいもの芽欠きを終えて
腰が痛かったので背を伸ばしながら
寝転んでみました。

天井いっぱいが青空でした。

久々に書きます。
「この地域はいい地域だな〜」

街道から今でも車で10分程度かかりますが、
車がない昔、それはそれは住むのに大変な
村だったでしょう。
ご存知の方もいると思いますが、
千枚田への登り口のトンネルは、
今から約30年前にできたものです。
それまでは不動尊へつながる道から
上がってきたようです。

ここまで上がってきた人は、
「こんな高いところに集落があるのか?」
と思ったかもしれません。

棚田は外部から隔絶したところにあり、
平野のように河川を汚す恐れも少ないです。
こんな地域でこそ
新しい農業を始められるのかもしれません。
(もちろん、取り組まねばならない課題はたくさん
あるのですが)

見上げる空は高く、
寝転がった横に広がる土は広く、
じゃがいもには名前のわからない芋虫の
幼虫がついている。
狭い田は、家庭菜園をするには
もってこいの場所です。

ここに来て、いわゆる“時代”の流れを感じます。
人と接することは少ないけれど、
いろいろ物を考え実行している人に
会うことが多いので、
自分もさらに考えさせられます。

自分の選んだ道に
不安を感じることもあるけれど、
自分の直感的認識を信じて
それを信念にしてゆこう、と思った一日でした。

たなこの子供たちはすくすくと
育っています。
産まれてからそろそろ2週間になります。
目は、まだ膜がかかっているようですが
ぼんやりと開いています。

体も大きくなり、
初めは小屋から落ちると自分で這い上がれず
くんくん啼いて私を呼んでいたのですが、
今では落っこちても自分の足で這い上がっていきます
もうすぐしたら、小屋の周りを歩き出すのでしょうか。
それぞれの性格もわかってくるんでしょうね。

なんとか彼らを育ててくださる方を探さねばなりません。
がんばろう。

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農産加工

先週くらいから浅漬けしていた高菜を本漬けしました。
いろいろインターネットで調べたのですが、
ラーメン屋で出てくるあの高菜漬けはどうしたら作れるのか
結局わからず、きゅうり漬けのレシピを使って
漬けてみました。

おいしくできたらイベントでみなさんに食べてもらいたいです。

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草とのつきあい

昨日からアースデイ帰りのちょうさんと
富津で林業研修を受けることになった
Iさんが遊びに来てくれました。

田んぼの準備のために草刈をしなければならなくて、
今日は4人それぞれが草刈機で草を刈りました。
田んぼの根刈り(水面から上1m弱の草を刈ること)
も終了し、山小屋周り、藤本家周り、果樹園と
必要なところは全て終わりました。

4人でやるとやっぱりすごい面積を刈れますね。
二人でやったらもっとかかったでしょう。
一緒に作業できるのはとても楽しいです。

仔犬たちの目がそろそろ開いてきました。
かわいさはいよいよ増しています。
きっと皆さん飼いたくなると思いますよ〜。

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