里山フォーラム

市原市で行われた「里山フォーラム」に行ってきました。
堂本知事と、登紀子さんの対談もあったりして、
1500人収容の会場が満員で、私などは
しょうがなく階段に座って聞いている状態でした。
1700人くらいいたみたいです!

会場には、たくさんのブースが出ていて、
活動が紹介されていました。
ゆっくり見ることができなかったのですが、
同じ思いで活動されている方が
こんなにいると思うと嬉しかったし、
励みにもなります。

対談の内容は、未来を感じさせるものでした。
一番新しい現代農業増刊号のタイトルは
『なつかしい未来へ』といいますが、
これは本当に今こそ求められているものだと思います。

藤本さんがやってきたことも
今こそその真価が現れたとき、という感じがします。
一度もお会いしていない彼の息吹を
そこらじゅうに感じます。

朝起きるといつも藤本さんの大きな写真に
軽くお辞儀をして山小屋に上がります。

生きてるうちに会えなかったのは本当に残念だけど、
今私は彼が始めた場所で
自分の夢の実現に向かって歩いています。
感謝感謝の毎日です。

やえさんのおばあちゃんが言っていました。
『忍耐強くやりなさい』
と。
おばあちゃんの言葉を胸に、
ぼちぼち忍耐強くやっていきます。

王国には今、雪が降っています。
一面真っ白です。
冬です。

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足冷える、水の冷たさ

昨日のインターネット不調はなんだったのか、よくわかりません。
今は問題なく接続できています。

最近寒い日が続きますね。
毎日霜が降りて、
寒さに強いはずの空豆もうなだれています。
葉物にはビニールトンネルをかけてやっていますが、
トンネル内の水滴が
カチカチに凍っています。

大田代、寒し。

写真は、2段目の畑の草を刈り、
溝の中の草を土手にあげて、
まとめて燃やしているところです。

大きなフォークで溝を掃除していくのですが、
昨日までの牛糞運びの影響か、
腰が痛くてたまりません。

しかも、今日は水がたまっています。
溝はぬかるんでいます。
しんしんと長靴にしみてくる水の冷たさ。
農作業は辛い。

この全てが明日につながるのですよね。
なんて合理化してみましたが、
草の煙にいぶされて
のどが痛い宮田でした。
(ちょっと疲れ気味?)

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原因不明ですが。

急に、インターネットに接続できなくなりました。
今は携帯から書いているのですが、なんとも不安定な状況です。
ということで、接続が回復するまで、携帯てちまちま更新することにします。

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「農業は、食える」

一日で変化が起こりました。
それはジャガイモの畝立てをしているとき。
「こんなに一生懸命やっても、
お金につながらないかもしれない」

ああ、なんてネガティブなんでしょう?
それは事実かもしれないし、
事実に立脚して物事を考えることも
必要でしょう。

しかあし!
「農業は、食える」
というところから出発点を持ってきてもいいではないですか?

今すぐ食えないかもしれません。
なにを屁理屈をいってるんだ、といわれるかもしれません。

でも、今日私はここから出発することにしました。
出発点をここにおいて、
あれこれ考え、やり始めたい。

実は、早速問題が出てきているのですが、
それにすでに打ちのめされつつあるのですが、
解決策を見つけ出して実行していきます。

日々燃える。
畑は気づきの泉です。

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好きだからやれる

「農業では食えない」
みんなそう言います。
都市の人も言うし、
農家も言うし。

たった4ヶ月で、私もそう思ってしまいそうです。
手をかけても、直売所では
150円の値も付かないのです。

これはつらい。
農作業では、直接お金につながる仕事が少なく、
どれだけ畝を立てても
野菜がうまくできる保証はありません。

現状に何の不満もないけれど、
それでも、
生きていくのに必要なだけのお金を稼ぎたいです。

折角これだけ恵まれた大地に導かれてやってきたのだから、
ここに来れたのは意味があるはずだから、
そう簡単に逃げ出したくはありません。

悲壮感あふれる文章になってしまいましたが、
私は実はめっちゃ幸せなんです。

すばらしい仲間がいて、
充実感あふれる仕事ができて、
夢も希望もあって。

今日、いつもとっているメールマガジンに、
YaeさんのCMの会社でもある「ネクシィーズ」
の社長のインタビューが載っていました。

「やる気じゃなくて、本気でやるんだ」

うわぁ。。。
これはなかなかガーンと来ました。
「やる気だけはあるんやけどね」
というのが口癖の私としては、
自分の甘さを痛感させられました。

好きだからやれる。
だけど、「好き」というだけじゃなくて、
本気でやる。

彼の言葉がまだ私には理解できていないかもしれないけど、
また一歩踏み出そうという気持ちになれました。

明日も引き続きジャガイモの畝立てを行います。
気合入りますよ、この作業は。
会員制度が始まったら皆様奮ってご参加願います。

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「慣れる」ということ

空豆の土寄せを行いました。
株元に土を少し盛ってやって、
風に茎が振り回されないようにしてやる作業です。

初めてやる作業で、
野菜作りの本を参考にやり始めました。

移植ゴテで株元に土を持って行ってやるといいのか、
それとも手で持って行ってやるといいのか。
右手と左手をどう使い分けるか。

なんてことを考えながら作業を進めました。
試行錯誤を繰り返して進めていくと、
最後のほうには工程数も減らし、
きちんと土がもれるようになりました。

「慣れる」ということは重要なことです。
身体が憶える、ということにつながると思います。
「慣れる」ことによって、
しんどい、と思うことも楽になる場合があります。

ずっと都市で暮らしてきた私も、
そろそろ田舎暮らしに慣れてきたのでしょうか?
「のんびり」してきたのかもしれないです。

「慣れる」ことに度が過ぎると
「慢心」になります。
「慣れ」ても、押えるべきところは押える、
そんな風に生きてゆきたいです。

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「わからなくなったら現場に聞くんやな」

今西錦司博士が藤本さんに言った言葉です
「農的幸福論」(家の光協会)参照。
今西博士の本は、読んでもなかなか理解できないんですけど、
書棚には一応置いてあります。
いつかまた読み直す日が来るでしょう。

「おそい、おそい」
といわれている王国会員制度のパンフレットを製作していました。
そんなとき、
「ちょっとねぎの間引きを手伝って」
と三尾さんから電話。

煮詰まっていた私は畑に飛んでいきました。
ねぎの苗床は昨秋サツマイモを収穫した畑です。
土手に近いところなので、日当たりが悪く、
昼の2時だというのに、かなり冷え込みました。
寒いねぇ、といいながらねぎの間引きをしていると、
「はぁ、農業って地道な作業やなぁ」
とつくづく思います。

別にこれが嫌なわけではなく、むしろ好きなんですけど。
今年から新しく始めることも、
どかんっっ!
と大きく始めるのではなく、
ねぎの間引きのように、ちいさいところから
確実にやっていくべきなのかな、と思いました。

私たちには「畑」という現場があって幸せです。
みなさんは現場でどんなことを思い働いておられますか?
もしよければ、お聞かせください。

「コメント」欄をクリックしていただけるとこの日記に書き込みができます。
日記の一番上に書いてあるメールアドレスは私のメールアドレスなので、
そちらに送ってくださっても嬉しいです。

ちなみに、パンフレットの原案は何とか固まりました。
再度検討してもらわなければいけないのですが、
停滞はせず、何とか動いている状態です。

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王国畑開墾

写真が、新しい王国畑です。
小原さんが草を刈り、燃やした後のものです。

今日は、この畑を見に行ってきました。
ここに和棉、藍、野菜を植えます。

やりたいことをやらせてもらっている喜びの中で、
それを実行していく上での難しさを感じています。

しかし、やりたいことが見つからず悩んでいるのではないことが、
とても幸せなことだと思っています。
どんな風に実現していけるのか、
そのやり方を考えています。

「こんなことがやりたい」
と提案してくださる方がもうたくさんいます。
嬉しいです。
全てを一気にはできなくても、
いっしょに鴨川自然王国を作っていけるのが楽しみです。

全て用意された場で行うのではなく、
試行錯誤しながら進めていくことが
許される場です。

藤本さんという強烈なイデオローグを失った今、
残された思想と、新たな考えで自然王国の生活実態を
作っていくことが私に用意された仕事だと思っています。

ご連絡が遅れましたが、今年の王国イベントの
主な日程が決定しました。
1月末日までには確定したものを出し、
募集を始める予定です。

鴨川自然王国のWebsiteでも掲示しますが、
2月の王国イベントは、12,13日に行われます。
内容は、味噌作りです。

どうぞご参加ください。
お待ちしております。

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遅ればせながら

雨です。
今日はとても冷えます。
南房総があったかいなんて、誰が言ったのでしょう?

王国会員制度についての会議がありました。
やっと、まとまりつつあります。
はっきりできなくて申し訳ありませんでした。

なんだかんだで、やるべき仕事が増えつつある宮田です。
にもかかわらず、毎日三尾さんに「みやっちゃん、
ほっぺたのあたりがふっくらしてきたね」といわれる日々です。

忙しいのに体重が増えるってどういうこと?
食べる量が単純に増えたからでしょうか。
長狭米がおいしすぎるのです。

幸せだが、贅沢な悩みです。

最後に、今日の食卓はほとんどを王国で取れた野菜でまかないました。
これからは極力それが実行できるよう、
努力していきます。

皆様に王国野菜を食べてもらいたいです。

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学び多き日

明日は天気が大荒れになるようですね。
雨降り前に作業を終わらせたかったので、
前から懸案だったアスパラガスの草抑えをするために、
農業の先生をしてくださっているKさんの畑に
かやをもらいに行きました。

稲わらというものはなかなか有用なもので
手に入りにくいので、
その代わりに、かやをいただきました。

ここ数日アスパラガスの作業が続いていますが、
今日はその仕上げです。
茎を刈り取り、集めて燃やし、鶏糞をまき、
溝に籾殻を敷き、
最後に雑草抑えのためにかやを畝に敷きます。

かやは、みなさんご存知かもしれませんが、
いわゆるかやぶき屋根に使われるものです。
結構硬くて、運んでいる時に
手に刺さったりして痛かったです。

こういう作業をしているといつも思うのですが、
農業って手間がかかるなぁ、ということです。
でも、これが嫌なわけではありません。

目の前の自然と対話しながら仕事ができるなんて、
こんなに幸せなことがありますか?

大田代に住むおばあちゃんが言っていました。
「百姓は、お天道様との相談だから、
頭だけ利口でもうまくできねえっぺ。ばかでもできねえけど。
でも、百姓はおもしれえから、がんばりなせえよ」
と。

嬉しい言葉です。
畑にいるだけで、たくさんの学びがあります。
その学びを多くの人に体験してもらいたいし、
伝えていきたいです。

いつか、私たちの後に続く若者が来るかもしれません。
そのとき、自信を持って「一緒にやろうよ」
といえるように、今この時が正念場です。

明日は雪がひどいそうなので、
みなさま、車の運転、道路での歩行にどうぞご注意くださいませ。

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