それぞれの始まり

ここ何回か書き続けている王国会員制度のこと。
漠然とした物言いが続いているので、
なにが言いたいかわからない、と思っている方も多いと思います。

はっきりしていないのは、私の踏み込みもいまいち足りないから
かもしれません。
自分ひとりでやれることなんてほとんどないし、
今の私にはすばらしい仲間がいるし、仲間といっしょに物事を
進めていけばいいのですね。

そろそろパンフレットの作成に入れると思うので、
どうぞもう少しお時間をください。

ところで、鴨川自然王国に来るまで、
いろんなことを引きずってきました。
それは当たり前だと思ってきたし、
すっきりすることはないのかも?と思ってきました。

でも、どうでしょう?
ここ何ヶ月かで、ずっと抱え込んできたさまざまなものが
音を立てて氷解していくのが感じられるのです。

私が、自分ひとりで見つけた道ではありません。
多くの人が見守ってくれて、多くの出会いがあって
その結果、今の私がある。

三尾さんと二人で、アスパラガスの溝上げと鶏糞まきを行いました。
まだたった二人ですが、いっしょに畑をやる仲間がいます。
相談したり、役割分担したり。
王国畑でいっしょに働けることがとても幸せです。

この幸福が、今後どうなるのか、今の私には予想もつきません。
でも、幸福かどうかは、他人が決めるのではなく、
自分の心が決めるものですよね。

自分の気持ちを思い切りぶつけたい。
そして、いつかそれが自分の生きていく道となりますように。

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畑にて思う

アスパラ畑の土寄せを行いました。
もくもくと剣スコップで溝を掘っているとき、
「ここからがんばらなあかん」
と、つくづく思いました。

作物は、いくら焦っても種をまき、肥料をやり、
太陽の光を浴び、水を吸い、育つ、
という過程を経なければ、
決して実りません。

私は、この当たり前の事実がまだ体感できない。
あがけば何とかなる、
もう少しがんばれば何とかなる、
そう思って生きてきました。

齢30年、やっとこのことが肚からわかるかもしれません。
わかるかわからないかは、
今年一年の作物によって、自分の成長具合によって
わかることでしょう。

そう思うと、「明日もがんばろう」という思いが
ふつふつと湧き上がってきます。
今やれることを思い切りやろう。

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農機を使う

耕耘機を初めて動かしました。
というわけで、この写真です。
ぼけーっとしているとまっすぐ走らなかったり、
深く潜りすぎて黒煙を上げたり、
なかなか大変な人(機械)です。

今日はかなり冷え込みました。
畑にまいてあった牛糞は、昨年末に書いたように、
半分生だったので、水分が比較的多くて、
その上をずっと3時間くらい歩いていたので、
仕事が終わった後は、足が冷え冷えでした。

三尾さんが言うには、
いよいよ冬本番だそうです。
どんな寒さになるのでしょうか?

帰りの夜道も心なしか冷え冷えだった気がします。
今は石油ファンヒーターであたたまっています。
一日が、終わりを迎えようとしています。

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王国電脳部

今日は一日、pagemaker7の勉強をしていました。
コンピューターって、こつを憶えるまでに時間がかかりますよね。

でも、これを憶えると
ホームページなんかにも応用できるし、
がんばらないといけません。

何事もあせってしまうと、
なることもならなくなってしまいますよね。

今、私はとてもワクワク感が強くて、
何でもやれそうな気になっていますが、
そんなわけはないわけで、
やっぱり一歩ずつ進んでいくしかないですよね。

夜ご飯は、餃子鍋にしました。
餃子は、包むのが本当に面白いです。
研究して、王国名物にしたいくらいです。

私の友人が言っていました。
「考え方は世界観を持って考えるけど、
出発点は足元からだよね。」

まさにそのとおり。
環境のこととか、いろいろ勉強していかなければならないけど、
出発点は鴨川自然王国で、
地面からの出発です。

私は、やっと現場を手に入れました。
はりきらずにおけるものか。

明日は牛糞運びです。
土作り、土作り。

王国会員制度で使う新しい畑は、
もう草刈も済みました。
場は、どんどん広がっています。

ぜひ、一緒にやっていきましょうよ。
楽しみですね。

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ここが活動の場です。

帰ってまいりました。
たなこは私を喜んで迎えてくれました。
(えさをグレードアップしようかしら?)

約一週間ぶりに帰ってみると、
畑作業もずいぶん進んでいます。

今日の写真は、これからの強風に備えるため、
ソラマメに支柱を立てたところです。
葉物類には鶏糞の追肥がしてあります。

昼から、
3組の参観者の訪問がありました。
藍染を趣味的にやっている人、
近くの保田に四人で家を借りた若者たち、
市川から来てくださった人。

参観者の人と話していると、
この場所がどれだけ恵まれているのか、
再確認させられます。

今後の活動のことを話していると、
話している自分が楽しくなってしまいました。
参観者の方たちも、
興味を示してくれました。

ここが、私たちの活動の場です。
はりきって(ぼちぼち)やっていきます。

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志を果たして…

いつの日にか私は帰るのでしょうか?

今回の大阪行きは、
静かに考える時間を持てて、
ずいぶんと学びがありました。

自分が独りよがりになっていないか、
一面的にしか見てないのではないか、
と常に確認していきたいです。

今の私が、
今の私そのままで
私を理解してもらおう、
とするのではなく、
人に求めるより、
とにかく
一生懸命やっていこう、と覚悟しました。

今晩10時京都駅発の夜行で帰ります。
明日には、
鴨川自然王国に帰国します。

ばりばりいきまっせ!!!

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先達の言葉

「きれいごとだけで世の中やっていけるものではない」
はい。

「今のままでは先がない」
はい。

「自分のやりたいことだけやればいいわけではない」
はい。

「いつまで夢ばかり追ってるんだ」
はい。

「結婚もできないし、家族への責任も果たせてない」
はい。

「何を言っても先立つものは資本だ」
はい。

何一つ、自信を持って否定できることがない。
私はいまだ何一つ成し遂げておらず、
ただ頭だけで考えているだけ。

今までも、たくさんの人に迷惑をかけて生きてきた。
これからもそうなのかもしれない。

昨日、80歳のおばあちゃんに
「これから荒波にもまれなはるんやな。
人生一生修行でっせ」
といわれた。

先に生きてきた人々の言葉を胸に抱いて、
これから自分がつくっていく、生きていく人生を
精一杯生きていこう。

今の私に言えるのは、
全力でやっていく、
この言葉だけだ。

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光あるうち光の中を歩め

今日は学生時代の友人が伝道師を勤める
「宇治コミュニティ教会」に
行ってみました。

築3年の、美しい建物です。
伝統的日本建築ではありませんが、
神を賛美するために考えられている
建物です。

”宗教とは?”
と考え出すと
難しくなってしまい、
投げ出したくなりますが、
友人が信じているものに
私が一歩近づいていった気がしました。

豊かな自然に囲まれている暮らしの中で、
時として人智を超えた美しさに出逢うことがありますが、
それもひょっとして
大いなる力の働き、
といえるのかもしれません。

なんて、
ちょっと不思議な気持ちになってしまった一日でした。

帰省期間もそろそろ終わりです。
私は何を鴨川に持って帰れるのだろう?

おっと。

表題の「光あるうちに光の中を歩め」
というのは聖書に出てくる言葉ですが、
ちょうど新潮文庫からトルストイ作で
同名の作品がでています。

内村鑑三の「基督教問答」(講談社学術文庫
とは異なったかたちで
キリスト教と世俗社会との関係を描いてあり、
なかなか面白い作品でした。

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家族の団欒

久々に、家族全員がそろいました。
今年の八月から弟が海外留学するので、
近いうちに全員がそろうことはないかもしれません。

普段は仕事が忙しく、
ほとんど話も出来ないのですが、
今日は同じ時間をすごすことが出来て楽しかったです。

わたしも、
あと少しでまた王国に帰国いたします。
昨日書いたとおり、
今の私の活動の場は大阪ではなく
鴨川自然王国です。

遠く離れていても、
それぞれが自分の人生を描いて
生きていけることが
人生のひとつの幸せではないかと思います。

『生きる』
ということは
口で言うほど簡単なことではないでしょう。

私がやっていきたいことも、
客観的に見れば
めだかしかいない池で鯛を釣ろうとしているように
見えるのかもしれません。

それをそのままにしないためには、
自分に自分で期限を付けること、
周りからプレッシャーを受け、
それにつぶされぬよう、
がんばる糧にしてやっていくことでしょう。

ここに帰ってきて、
意気込みもふつふつと
湧き上がってきています。

(といいながら、
気が抜けたのか、
少し風邪気味の宮田でした)

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帰省

朝6時20分に、京都駅に到着しました。
アクシー号も含めると、
約9時間のバス乗車です。

当たり前ですが、
こちらに帰ってくるとみんな関西弁でしゃべっています。
石川啄木ではないですが、
「ふるさとの なまりなつかし…」
という感じです。

3ヶ月ぶりに帰った我が家は、特に何の変化もなく、
いつもどおりに流れています。
日常というのはこんなものなのだな、と思います。

そして、
私の居場所はすでに
鴨川自然王国になってしまったのだな、
という思いを新たにしています。

こちらに帰ってくるのは、
普段会えない友人に会ったり、
家族やお世話になった人に
自分の現状を報告したり、というためになります。

家を離れて勤めに出ている人はみんなそうなのかもしれませんが、
長く家にいた者にとってみると
一抹の寂しさを感じます。

それでも、
鴨川自然王国で活動できることの喜び、
大切な人がいることの幸福は
新しい希望を
胸に呼び起こします。

ひとつずつ節目をつけて、
自分の道を見つけていきたい、
強くそう思いました。

(写真は、団地の前に植えてある水仙です。
小さな花壇に花の好きな人が植えたものです)

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