これが日々の暮しです

昨日のあたたかさとは打って変わって、今日は急激に冷えた。自然王国では、引き続き小屋のリフォームを続けている。写真は、色を塗り終わって、電灯を付け替えた食堂の様子。なんだか、全然違った場所に来たみたいだ。雰囲気がずいぶん変わった。電気工事はプロにやってもらったのだけど、あとはすべてスタッフで行った。山小屋の電灯も付け替えたし、ふろの脱衣所にも板を張った。

こちらは昨日の我が家の様子。4月にみた映画「人生フルーツ」に触発されてエビスグサの種をまいた。それが実ったのだ。葉はすっかり枯れて、さやがはじけそうになっていたので、学校から帰ってきたこどもたちにも声をかけて一緒に収穫。来年用の種を残して、お茶にしてみたい。

こんな感じで、自然王国でも我が家でも自分たちでできる範囲の暮らしを続けている。移住!と聞くとなんだか大げさだが、たまたまこの地を選んだ私にとっては、今のような暮らしをすることは当たり前のことのように思える。

そんな中で、月末には東京は交通会館でセミナーをやりたいと思っている。

これは、鴨川自然王国と鴨川市ふるさと回帰支援センターの共催で行うものだ。
一緒にやるのは本当に久しぶりで、7~8年ぶりくらいかもしれない。
東京の回帰支援センターの職員さんが南房総鴨川を視察に来た時に我が家に宿泊してくれて、その際にいろいろとお話したことが、今回のセミナーのきっかけになっている。

鴨川に住んでください!
というアピールではない。

鴨川で行われているいろんなイベントに参加して、こんな風に暮らしを営んでいるよ、ということをお知らせしたいのだ。
だから、移住希望がなくても、話を聞きに来てくれると嬉しい。
私も、王国スタッフでありながら農家民泊を営んでいる話などをさせてもらう予定。さらに、みんなで縄ないもやりますよ。

まだ席に空きがあるようなので、ぜひお越しください!
お申し込みは下記か、私まで!

http://furusato-kamogawa.net/infomation/%E8%BE%B2%E7%9A%84%E3%81%8F%E3%82%89%E3%81%97%e3%80%80%E7%A7%BB%E4%BD%8F%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%80%8C%E3%82%86%E3%82%8B%EF%BD%9E%E3%81%8F%E3%80%81%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%8B/

以前のブログを読む

にらファイトのこと

3ヶ月ほど前から売り出したにらファイト。最近少しずつ認知が上がってきたようで、直売所でも少しずつ売れるようになってきた。もともとは、自分で作って楽しむだけだったけど、友人たちに出してみると、美味しいよと言ってくれるのでその気になって商品化したものだ。もともとはにらに醤油とニンニク、そしてごま油を混ぜるだけのものだったのだけど、それに唐辛子粉と青唐辛子を入れることで、味にインパクトが出るようになった。商品化についての話をしている時、義母が「にらファイトって名前いいんじゃない?」というので、それに決まり!と名前が決まった。名前も、なかなかインパクトがあるのかもしれない。にらパンチ、と言われることもあるけど。デザインは義妹が描いた絵を妻がハンコにしたものを、山賊会の親方が、俺がやってやるよ、とシールにしてくれた。これで、商品としての形が固まった。

出荷を始めてからは、妻から売り上げを知らされるので、それに応じて仕込んでいる。私が仕込んで、妻が詰めて出荷するという流れだ。仕込み作業は、普段やっている仕事の合間にやっている状況だけど、もっと忙しくなると仕込みも大変になるな、なんて捕らぬ狸のなんとやらな状態だ。

自分で商品を作って売ることは初めての経験なので、なかなか面白い。農村で暮らすことの何が面白いって、工夫次第で可能性が広がることだ。まだまだできていないことだらけだけど、少しずつ形にしていこうと思っている。とりあえず、にらファイトを大切に育てていこうか。

以前のブログを読む

朋、遠方より来る2

朝日に照らされた自然王国事務所。賑やかだった土曜日とは変わって、すっかり静けさを取り戻している。

今回は、はるばる高知県から、学生時代のキャンプ仲間の家族が我が家を訪れてくれていた。昨日書いた、これまたキャンプ仲間の「アカリトバリ」を聞くために、はるばる来鴨したのであった。さらに、先日テレビで自然王国が放映されたのを見てくれていて、一度家族で来てみようとなったらしい。彼女と会うのは15年ぶり以上だった。お子さんは高2と高1になっていた。名前だけ知っていた旦那さんと会うのは初めてだった。

金曜日の深夜から、今朝まで3泊してくれて、その間いろんな話ができた。お子さんとは一緒にチーズや鶏のえさやりをしながら、進路について考えていることなどの話を聞いた。進路を真面目に考えている、頼もしい少年だった。旦那さんとは、王国や鴨川での暮らしのことについて、自伐型林業に出会って高知県に行ったことなど、普段考えていることを話すことができた。農村での暮らしなど、共通する話題があって話しやすかったし、包容力のある人柄が素晴らしかった。友人である彼女とは、学生時代の話はもちろん、障害を持つ娘さんの環境をこれからどう整えていこうか考えていることなどの話を聞いた。

学生時代にはみんなで遊びに行ったり、ワークキャンプをしたり、楽しく過ごしたことが多かったのだけど、あれから20年以上経つと、話題は必然的に、これからどう生きていこうかという話にならざるを得ない。

誰の話を聞いても、他人事ではないし、自分のやりどころを考えさせらたし、普段の日常とは全く異なった2日間だった。来てくれた友人たちに、心から感謝したい。

今回、私にとっての自然王国大収穫祭は、友との邂逅の場となった。誰かに誇れるような立派な実績はないけれど、どんくさくコツコツ生きて来たことが、今回のように友人たちが集まれる場所を作ることにつながったのかもしれない。

自然王国では、今年最後の草刈りが始まった。農作業に終わりはないけれど、草刈は、これが終われば来年までは刈らない。季節は待ってくれないし、自分から自然に働きかけていかないとな。

以前のブログを読む

出来事の羅列。

6時起床。6時45分、ラジオ英会話。7時朝食。7時半、柔軟体操、四股踏み。8時、甥と動物の餌やり。9時頃、出荷米の袋詰め。10時半、あて名、請求書書き。12時、昼食、休憩。13時、コメ出荷のため郵便局へ。ガソリンを入れて帰宅。14時、営農組合にてもみすりの準備。14時半、もみすり開始、15時半、農協にて、来年度作付けの水稲肥料と農薬の予約。16時、塾の予習。17時、夕食。18時、塾へ出発。19時、授業開始。22時帰宅。風呂、妻が見るドラマをチラチラ眺める。24時、書くネタがなくて、今日の1日を羅列する。

以前のブログを読む

集落作業の草刈りから王国イベントへ。

午前中は集落の草刈り。季節外れの暑さと、昨日までの雨で草が濡れており、なかなかの難作業だった。獣除けの電柵が何百メートルにもわたって張り巡らさられているので、二手に分かれて作業を行なった。

坂に沿って電柵を立てているところは、草刈機で入るのも容易ではない。約3時間通して作業をした後は、昼食を食べて自然王国へ。

今日は自然王国でさつまいも掘りと、王国サポーターで育てたお米のお渡し式が行われるのだ。さつまいもを拾った後は、ゆっくりサウナで疲れをとって、宴会だ!久しぶりにカフェ前のアースオーブンを使ってピザを焼いた。時間をかけて薪を燃やして窯を温めると、ピザは3分ほどで焼きあがる。

秋刀魚を差し入れてもらったり、釣ってきたばかりの鯛の刺身や、イノシシのスペアリブなど、一体ここはどこのレストラン?といった感じですごく盛り上がった。

私は、食事の途中で、サウナに入らせてもらった。ゆっくりと汗を流して、水風呂で体を締めるのを3セット行うと、すっかり汗が出たな、と感じるほどだ。明日も、盛りだくさんな1日になるだろう。

以前のブログを読む

何でもない一日。

朝食を食べた後は、動物たちの餌やり。6月にきた鶏たちも随分大きくなり、餌を食べる量も増えている。卵を産み始めるのは12月くらいになるだろうか。ヤギのチーズには、乾草と配合飼料を与えている。身体もだいぶ大きくなってきた。

そのあとは、ハウス内の草刈り。明日、ブロッコリーを民泊の子どもたちと植える予定なのだ。草を刈ったあとは、熊手で草を集めて堆肥置き場へ。草をよけておかないと、管理機のロータリーに草がからまってしまう。草をよけてから、ハウス内を管理機で耕耘する。ハウス内は乾燥しているので、管理機が土を巻き上げてしまう。マスクをしながらの作業だ。鍬で畝の形を整えて、レーキで畝をならす。これで、明日の作業を受け入れられる。

写真も撮らずに作業していた。特に報告することもない一日で、何でもない一日だった。

以前のブログを読む

宴の後に

f:id:takehirosudo:20180805203004j:image

朝から、昨夜の祭典の片づけ。

準備には時間がかかるが、片づけにみんなで取り掛かるとあっというまに終了する。

準備から片づけまでが集落の活動だ。

 

昼休みを挟んで、祭典の決算集会。

滞りなく終了した後は、軽く打ち上げを行う。

大きな行事が終わった後なので、心なしかみんなの口も軽い。

話題になるのは、今週上陸するかもしれない台風と稲刈りについてなど。

 

今日のブログに上げた写真は、仲間でやっている山賊会の田んぼのうちの1枚。

あと3週間ほどで収穫時期を迎える。

この後は、台風の影響で稲が倒れないか、田の土はちゃんと乾くかが心配ごとになる。

まあ、やれることはとりあえずやってあるので、お祈りするしかないのは事実なのだが。

 

決算が終わった後は、お隣さんのお宅になだれ込み、ちょっとだけ二次会。エアコンの効いた涼しい部屋で楽しませてもらった。

 

帰宅してからは、甥たちと花火大会。

f:id:takehirosudo:20180805203023j:image

東京に住む彼らにとって、思い出になればいいな。

さて、やるべきことは山積している。

ガンガンやっていくつもり。

以前のブログを読む

活動の中で方向を見出すということ

f:id:takehirosudo:20180504220415j:image

田植えが終わっても、まだ差し苗やお分けする苗箱があるので、水やりをしたりハウスを整理したりする作業が残っている。40分近くかかっていた水やりも、最近では数が少なくなったので15分弱で終わるので、いろんな作業ができるようになった。

 

10時前に、自然王国へ。今日はYaeさんのファンクラブの田植えの日。今年で15回目。30人近くで賑やかに田植えを行なった。ファンクラブメンバーの他には、Yaeさんが今年から環境省関連のアンバサダーに就任した関係で、環境省関連の方も10人弱来てくれた。しかも、お昼は女将料理の木村さんの料理!

旦那さんも天ぷらを揚げてくれて、まさに絶品。これを絶品として何をいうのだろうか?参加者ともいろんな話ができて楽しかった。

 

そして、夜には里山オフィスにて、千葉大学の先生と大山廃校利用を考える有志の会とのミーティング。今年度は千葉大学の学生が年間を通して大山地区に通ってくる。これまで過去9年間、色々な関わりをして来たけれども、いよいよ腰を据えた活動が始まる。何度も書いているけど、この地で暮らす私のテーマは、「地域の自治を取り戻す」ということ。自発的に動く組織の活動性と柔軟性を体感している私としては、時間がかかっても、この地に自律的な活動を打ち立てたいと思うのだ。それを、大学生の力と、地域の力で顕現していきたいのだ。どんな形になるかはわからないけど、このおぼろげなテーマを活動を通して具体化して行くことがこれからの課題となっていくだろう。そして、これこそが私のやりたいことなのだ。

 

 

 

 

以前のブログを読む

次女、田んぼ進出!

f:id:takehirosudo:20180323201506j:image

いい朝だ。

久しぶりに穏やかな1日になりそうだが、

急に注文が入ったお米をまず発送準備。

f:id:takehirosudo:20180323201521j:image

美味しく食べてもらいたい。

今年からは山賊会でお米を育てるので、販売可能量も増える。

 

種もみ準備だが、催芽機にかけて今日で6日目になる。

5日間水温13度で浸水し、今日は32度で3時間。

f:id:takehirosudo:20180323201536j:image

種まきのためには、もみから少し芽が出ている状態にする必要がある。温度が一定しているので、きれいに芽が生えそろった。

明日の種まきを控えて、種もみを脱水機にかけて水を切る。

 

それを終えてから、今度は田んぼへ。

水曜日に田を耕耘したので、水がある間に畔を塗るために土台を作る土を寄せなければならない。

修了式を終えて、遊び疲れた次女が私もやりたい、というので、手伝ってもらう。

 

f:id:takehirosudo:20180323201547j:image

f:id:takehirosudo:20180323201600j:image

自分の身長と同じくらいの鋤簾を使って土を寄せる。

遊びでもいいな、と思ってやらせてみたら意外ときちんとできている。

田植えや稲刈りを一緒にやることはあったけど、準備作業をやったの初めて。いろいろやらせてみるのもいいのかもしれない。

 

f:id:takehirosudo:20180323201611j:image

家に入る前、すももの花が咲いているのを見つけた。去年はあまり実がならなかったので今年はなってくれると嬉しいな。

 

 

 

以前のブログを読む

ハウス建設の目処がつく

f:id:takehirosudo:20180313213425j:image

1日が始まった。

いい天気になりそうだ。

今日はハウス建設の続き!

今日やるべき作業は、ビニールを止める資材を躯体に貼り付けること。妻と義母が手伝ってくれたので、どんどん進めることができた。

短い資材は1人でもできるが、長くなるとやはり人手がある方が助かる。

一緒にやるとうまくいかないことも多いのだが、それをあまり重く受け止めず軽やかにやることが大切なのかもしれない。

 

f:id:takehirosudo:20180313213532j:image

やった!

これであとは腰ビニールを貼り、天井ビニール、ドアをつければ完成!週末にはやりたいなぁ。

 

ハウス建設に目処がついたところで妻と義母は花壇づくり。

f:id:takehirosudo:20180313213444j:image

花はホームセンターで買ってきたものだが、竹は先日の千葉大学のイベントで残ったものを使って枠を作っていた。

庭も充実させられるといいな。

f:id:takehirosudo:20180313213619j:image

 

民泊をなんとか頑張っていこうという話をしていて、準備を進めているところだ。どんな風に打ち出していけばいいのか、今こそしっかり考えておく必要がある。今までやってきたことが、いよいよ仕事として現実化していく過程に入っていく。

以前のブログを読む