塾での勉強から。

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朝から、サポーターのTさんとSさんが王国に来てくれた。週末の草取りイベントに参加できないので、あらかじめやっておきたいとありがたいお申し出があったのだ。

午前と午後で4時間近くやってくれて、ずいぶん草取りが進んだ。週末のイベントでは、大きな田んぼをみんなでやれば大丈夫という状況になった。ありがとうございました。

 

夜の塾は、中2の英社の授業。英語では、be going to~を勉強した。「〜する予定だ、〜するつもりだ」という意味で使われるけど、教科書の例文に加えて、今度6月にテストを受ける予定だ、という文章と友達と木更津に映画を見に行くつもりだ、というのを英語にして提示すると、少し生徒たちが関心を持ってくれたみたいだった。私の英語はまだまだなのだけど、教科書に加えて身近な例文を作れば、もしかしたら英語が楽しくなるかも、と思う。

 

社会では、ちょうどイギリス名誉革命〜アメリカ独立宣言〜フランス革命という近代民主主義の萌芽について学んだ。時間がなさすぎるので、駆け足で事項のみの説明になってしまうのだけど、民主主義ってなんだろう?という根本的なところを少しだけ話すことができた。

 

この地に暮らすことは、ただ生活を営むだけでなく、どんな社会で暮らして行きたいか、自分の考えをどう社会に反映させるか、などを話してみた。

 

学校で授業を終え、部活で体を動かして、その上9時半近くまで塾で勉強で、中学生は本当に大変。テスト対策で塾にきている子が多いのだけど、テストに出ることに少しアレンジを加えて話してみるのも、たまにはいいかもしれない。

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認めてくれるのはだれなのか?

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怪我をしたヤギの“チーズ”だが、3日経っても食欲と動きが落ちないので、少しずつ安心して来ている。薬は10日分あるので、少なくともあと8日間は気を抜けない。ツノからの出血は収まったのだけど、 まだ痛々しいので、写真公開はもう少しお待ちください。

 

今日は、王国でペッパーソースづめ。塩漬けしていた唐辛子に温めたリンゴ酢を加えミキサーをかけたあと裏ごしして作る。賞味期限はないようなものなのだけど、新しい方がフレッシュで新鮮な辛さ。自然王国ウェブサイトでも販売しています。

 

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午後からは草刈り。王国でも田植えのめどがついたので、旺盛に伸び始めた草を刈る日々が始まる。

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代表と1時間強で草刈りを終えて、休憩しているときに撮影。この畑は、6月末に大豆を定植する予定。王国味噌も人気商品の1つなので、サポーターの皆さんとともにしっかりお世話をしていかなければならない。

 

日々暮らしている中で、誰かに認めてもらいたいと思っている自分の姿に気がつく時がある。

こんなことを告白するのは恥ずかしいことなのだけど、「自分はこれだけやっているのに」と思ってしまうこともある。

でも、違う側面から考えてみると、私の仕事は自然に働きかける仕事でもある。私の働きかけが、確実に自然というか、外界に影響を与えていることは事実。人間から与えられる評価というのは一定しないけれども、自然は働きかけに対してそのまま反応を返してくる。

とすれば、自分がいかに自然に働きかけるか、ということを考えることの方が存在として確実な気もするな。

自然が自分を承認してくれるわけではないのだが、自分の仕事をそのように認識することは必要だと考えた。

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3人寄れば・・・

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お昼を食べながら、今勉強を見させてもらっているこの親御さんと進路相談。私なりに考えていることをお話ししていたとき、共通の知人の女性がたまたま同じ店に訪れた。

 

一緒のテーブルで話を再開した時、それまで話していた内容と少し内容が変わった。後からきた女性は、ちょうど今年から高校一年生になる子どもがいるので、子どもの受験が一番最近に起こった人だ。

 

塾講師の私、受験生の親、そして受験が終わった親と3人集まると、一気に話が現実味を増してきた。受験だ!焦らなきゃ!ということではなく、子どもの成長を見守ろう、今一生懸命やっていることを終えてからでも遅くない、という方向になった。

 

田舎に暮らすことの特有の問題である、進学先の選択が少ないということはあるものの、その中でも進みたい進路を探すことは可能だし、周りの大人はきっとそのお手伝いをすることが仕事なのだと思う。

 

私の課題としては、どうすれば子どもたちが勉強をやる気になるお手伝いができるかではないかと考えているのだけど。

それにしても、何にしろ3人寄ったら面白い方向になるかもしれない。大げさかもしれないけど、三位一体とは、こんなことにも現れるのかもしれないな。

 

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田に再び水が。

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朝の水やりをする前に撮影。6時半前にはもう日が登っている。

昨日から水利組合の水が回って来たので、山賊会の田んぼを見に行く。

 

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1枚目の写真とほぼ同じ時間帯なのだが、ちょっと幻想的に撮れた。

水面に映る朝日、という感じ。

 

ここのところしばらく雨が降っていない。天気予報でも春のこの時期にこれだけ雨が降らないのは珍しいといっていた。

とりあえず、この水でなんとか息がつけそう。

 

水を確認した後は、久しぶりに木更津に行って映画を観る。ちょうど春休み最後の日で、この間まったく遊びに連れて行ってやれていなかったので、せめてもの罪滅ぼし。

義母に服も買ってもらって満足したようで、よかった。

わたしも、長らく使っていた携帯会社から格安スマホに契約変更。変えてみても、特に電波状況が変わったような感じでもなく、もっと早く変えておけばよかったとすら思う次第。

すこし、やるべきことに追われて余裕がなくなっているのだけど、忙中閑ありというか、無理やりにでも時間を作って、自分を状況から切り離すことも必要なのかもしれない。

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夜の塾講師の仕事の前に帰って来て、水を確認。風がとても強く、田に波が立っていた。予定された2枚のうち1枚はたまった。

 

再来週からは、田植えが始まる。

時は待ってくれないな。

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見えるものと見えないものと

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播種後7日目の苗。

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今日から、稲の苗の水やりが始まった。

昨日までかけていた新聞紙をはずして、日光に当てる。去年までとは栽培方法が違うので、水やりにも工夫がいりそうだ。

 

朝食後は、山賊会の作業。

水が漏れる田があるので、畔際を踏み固める作業と、みのてという、水の通り道を作った。

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軽く溝を掘って、肥料袋を広げて土手にマルチ押さえを使って止めていく。

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このようにしないと、水が大量に流れると、土手の土を持って行ってしまい、土手が崩れる原因となってしまう。

 

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1人では面倒臭くて後回しにしてしまう作業も、みんなでやると確実にやれるのが新しい発見だ。

新しいことを始めるのはいつも面白い。

 

見えるものばかりに目を取られていると、見えないものを見落としてしまう。

作物の観察にしても、日々の暮らしにしても。

当たり前だと思って、やり過ごしてしまう中に見落としてはいけない大切なものがある気がするのだ。

ついつい、目の前のことに追われて余裕をなくしてしまいがちだけど、そんな時こそ一歩立ち止まってふりかえるようにしたいものだ。

 

 

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ハウスの適温?それは…

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朝7時から、今日は苗移動。

山賊会の親方の家と私の家までは、車で2分くらいの距離だ。土曜日に育苗機にいれて、今日で5日目。

もう1人のメンバーと車2台で往復して運搬する。

 

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ハウスに入れた後は、このように新聞をかけて、苗を保護してやる。というのも、この状態の苗はモヤシのようなもので、直射日光を当てるにはまだ早い。

不織布をかける人もいるが、私は昔ながらの新聞紙をかけている。

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じゃん!

すべて敷き終わって、一安心と思いきや。

風通しを良くするためにハウスの窓を開けていると、風で新聞紙が舞い上がってしまう。

気づくと直していたが、直す先からめくれるのでらちがあかない。

そこで、新聞紙を10枚くっつけて、広くして敷きなおすことに。

妻も義母も子供も甥も総出で作る。

そして、ようやく。

 

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今度は木できちんと重石をして、飛ばないようにした。

あらかじめこうしておけば、二度手間をせずに済んだのに。

 

この後は、3日くらい水をやらずに、新聞紙で覆ったまま過ごさせる。そうすると、自然に苗が緑化していくのだ。

 

この時期が、一番温度管理が難しいところ。暑すぎると幼苗は一瞬で焦げてしまう。

 

苗作りを始めた頃、ずっと米作りをやっている人に、「ハウスの適温は何度くらいですか?」ときくと、「人間が気分よければ、植物もだいたい気持ちいいもんだよ」と言われたことがある。

もちろん、あらゆる農作業の場面にこれが適用できるわけではないけれど、考え方として素敵だし、なにより判断が簡単だ。

 

もう故人になってしまったその方と二度と話すことはできないけれど、田んぼ作業のあらゆる場面で彼と話したことを思い出す。

大切な場面で思い出すということは、彼が大事な場面で私を助けてくれていたんだ、と改めて思うのだ。

 

家の裏の竹林を整備した。

ちょこんと顔を出した筍。

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明日食べれるかな。

 

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将来の夢

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天気予報より少し早く、8時頃から雨が降り始めた。

朝イチに撮影したので、まだ雨は降っていない。

田んぼの準備が進んでいないので、せっかくの雨も恵みの雨にすることができないのが残念なのだが。

 

午後からは、娘の発表を聞きに小学校へ。

今日は二分の一成人式というのが行われるのだ。最近は10歳になる年にこれを祝うことが多いらしい。

親たちも仕事を休んで参加する人がいて、実は私もその1人。

子供達が入場して来て、一人ひとり夢を発表して行く。ゲームクリエイターやスポーツカメラマン、料理人や動物写真家になりたいとか発表するのだが、そのためにはどんな学校に行くことが必要で、そうなるために今やれることは何か?などと具体的に発表するのがなかなか興味深い。

 

ところで我が娘。

「みんなが遊びにくるような農家になりたい」と。

そのためには、

「農家になる試験はないけど、私は外国の農家も見に行きたいので、外国語を勉強したい」と。

今やれることは、

「勉強を頑張って、家に来る外国の人たちに英語で話しかけたい」

と元気に発表した。

 

なんとまあ。

なってくれと頼んでいたわけではないが、私たちのやっている姿を楽しいものと思っているようで、嬉しい。

将来の夢は今後どうなるかわからないけど、今思っているだけでも十分だ。

明日も、生きていこう。

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雨の日には。

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タイトルからは何か、雨にふさわしい作業をやったような気配を漂わせているものの。

昨夜から激しい雨が降り続いており、朝一で田んぼの見回り。うまい具合に水が溜まりそうだ。

帰宅して、コーヒーを淹れる。忙しい日々が続くと、豆を挽いてコーヒーを淹れる余裕がなくなる。未だにハンドミルで豆を挽いているのだが、これがなかなか気分転換になるのだ。

雨の中でも、やるべきことはもちろんあるのだけど、今日は家でのんびりすることにした。

午前中は、昨夜遅くまで議論した消防団の総会資料作り。PCの調子が悪いので時間がかかるが、読書して、ラジオを聴きながら資料をまとめていく。

資料だけを作る場合は、頭は使わないのでながら作業でも問題はない。

資料作りを終えた後は、読書タイム。最近読んでいるのは、これ。

 

維新史再考―公議・王政から集権・脱身分化へ (NHKブックス No.1248)

維新史再考―公議・王政から集権・脱身分化へ (NHKブックス No.1248)

 

学生時代から幕末から明治にかけて、それからの近現代史に関心を持ち、考え続けている。

今年は明治150年だし、だからというわけではないのだけど、どんな動きがあったのか改めて知りたいという考えから手に取っている。

本書には、幕府も雄藩も公家も様々な立場で状況に向かい合っていたことが冷静に分析されている。今まで曖昧だったことも、少しずつ自分の頭の中で形を持ってきそうだ。

歴史が嫌いだという中学生たちに興味を持ってもらえるようなネタがあれば、というのはそれを話す私の力量次第なのだが。

 

明日は午前中に集中作業だ!

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種もみを手に入れた!

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木更津まで出かける用事があったので、君津のホームセンターに寄った。

種もみなどの様々な資材は農協に頼めば買えるのだが、時期に合わせて注文しておかないと次の入荷の日程がなかなか決まらない。

そもそも時期に合わせて注文しなかった私が悪いのだが、そろそろ種もみの浸水時期も迫って来ているので、いつ入荷されるのか、少し焦っていた。

朝のうちにホームセンターに電話すると、まだあるとのことなので、そこでまとめて買うことに。

申し訳ないと思いつつも、農協へはキャンセルの電話を入れる。

今年から仲間と一緒に行うので、ズボラなやり方からは卒業して、きちんと準備していかなければならない。

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ふと振り返れば、やるべきことが山積。

今も調子の悪いパソコンを騙しながら消防団の資料を作り、その合間にブログを書いている。

ま、でもそれも自分の選択の結果であると考えれば、選択ができる立場であれることは幸せなことだろう。

 

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道具を使いこなすために

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木曜日に使ったチェーンソーの掃除をしていなかったことを思い出して、外に出た。

今使っているチェーンソーは去年、イギリスから直輸入したものだ。日本でも同じ方のものが売っているのだけど、直接買ったほうが5割以上安い。ただ、問題は壊れても日本の代理店で直してくれないらしいところ。もし壊れたら、仲間内に聞くしかない。

だから、なるべく壊れないように、日々の整備をきちんとしようと思っている。

幸い、プロの林業家に整備法を教えてもらっているので、自分でやれる範囲の整備は行なっている。

チェーンソーに限らず、いろんな道具、機械は使えば使うほど見る目ができてくるというか、見えるところが増えてきて、面白い。

ドライバー、ブラシ、雑巾、ブロワーなどを使いながら木屑や木の粉を落としていく。

ある程度落とせたら、ソーチェーンを付けて、刃を研いでおく。冬の間はまだまだ活躍してもらわないと困る。

使いこなす、という段階にはまだ遠いけど、工夫しながら身につけていこう。

一般企業なら、私くらいの年になるとそれなりの役職などがあるのだろうが、幸か不幸か自営業の道を選んだ以上、自分で自分を磨いていくしかあるまい。

 

 

 

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