君津のホームセンターから連絡があったので、早速ハウス資材を取りに行ってきた。ちょうど3年前に建てたことが、facebookを見ていたらわかって複雑な気持ち。なんでもfacebookが教えてくれてしまう…
がっしり縛ってもらって、無事帰還。
明日はまず整地かな。
自分の感覚が揺さぶられるような衝撃を受けた。
日本を出てアルジェリアで働いた後、パリの大学で学び、現在はパリで大学の教師をしている著者の人生と考えをなぞりながら、自分自身が問われる本だった。
著者は、被支配者であったアルジェリアに共感しながら、支配者であったフランスに暮らし、さらに自分の日本人性という異質をどのように見つめるかについて述べている。
著者の師であったモスコヴィッシは、「深い変化をもたらし、長く持続する真の影響は少数派のみが起こす。世界を変革するのは少数者だ」という少数派影響理論を唱える。
著者は、「異なる価値観の衝突から新しい価値が生まれる」と考え、母国である日本社会と生活地であるフランス社会のどちらに与するのでもなく、「どちらの社会に対しても、異邦人として生きればよい」とする。
また、学ぶということは、「答えを知ることではなく、問いを見つけること」だという。
私は、小さい範囲ではあるが、鴨川のこの地に生まれ育ったわけでもなく、地元企業に勤めているわけでもない、日本社会に暮らしているけれでも、異邦人だともいえる。
よそ者、と言われるといまでも傷ついてしまうけど、別にそれは事実だし、評価に過ぎない。
何が正しいか、なんてどんどん移り変わってきているし、「いま、何をするべきか、何を考えるべきか」という問いをこそ問うべきであるのだ、と改めて思わされた一冊だった。
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