ハウスの適温?それは…

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朝7時から、今日は苗移動。

山賊会の親方の家と私の家までは、車で2分くらいの距離だ。土曜日に育苗機にいれて、今日で5日目。

もう1人のメンバーと車2台で往復して運搬する。

 

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ハウスに入れた後は、このように新聞をかけて、苗を保護してやる。というのも、この状態の苗はモヤシのようなもので、直射日光を当てるにはまだ早い。

不織布をかける人もいるが、私は昔ながらの新聞紙をかけている。

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じゃん!

すべて敷き終わって、一安心と思いきや。

風通しを良くするためにハウスの窓を開けていると、風で新聞紙が舞い上がってしまう。

気づくと直していたが、直す先からめくれるのでらちがあかない。

そこで、新聞紙を10枚くっつけて、広くして敷きなおすことに。

妻も義母も子供も甥も総出で作る。

そして、ようやく。

 

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今度は木できちんと重石をして、飛ばないようにした。

あらかじめこうしておけば、二度手間をせずに済んだのに。

 

この後は、3日くらい水をやらずに、新聞紙で覆ったまま過ごさせる。そうすると、自然に苗が緑化していくのだ。

 

この時期が、一番温度管理が難しいところ。暑すぎると幼苗は一瞬で焦げてしまう。

 

苗作りを始めた頃、ずっと米作りをやっている人に、「ハウスの適温は何度くらいですか?」ときくと、「人間が気分よければ、植物もだいたい気持ちいいもんだよ」と言われたことがある。

もちろん、あらゆる農作業の場面にこれが適用できるわけではないけれど、考え方として素敵だし、なにより判断が簡単だ。

 

もう故人になってしまったその方と二度と話すことはできないけれど、田んぼ作業のあらゆる場面で彼と話したことを思い出す。

大切な場面で思い出すということは、彼が大事な場面で私を助けてくれていたんだ、と改めて思うのだ。

 

家の裏の竹林を整備した。

ちょこんと顔を出した筍。

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明日食べれるかな。

 

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