なんのための存在?

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田植え後40日くらいで、ケイ酸カリをまいてやると苗の生長がよいというので、山賊会の田んぼにはこれを散布することになった。午前中に、ゆっくり時間をかけて散布した。自宅の田んぼはザリガニ被害で散々だけど、山賊会の田んぼはすごく調子が良い。なぜ自宅がこれほど悪いのか、確証はないものの次回の対策は見えて来たので、あとはコツコツやるだけだ。

 

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夕方はチーズに配合飼料を100ccくらい与える。

子どもたちが喜んで手伝ってくれるので助かる。心配していたチーズの体調もだんだん回復したようで、もうすぐしたら散歩したり、一緒に遊べるかな。

 

夜は所属するNPO法人うずの役員会。今は監査を務めている。うずができたのは、2007年。私が関わり出したのは2008年くらいからだったかな。

なんでもやれるNPOにしようということで、定款に様々なことが盛り込まれている。

 

初期の頃はバイオディーゼル事業に取り組んで、展示会に行ったり研究したものの、プラントの導入は見送った。

その後は地球生活楽校といって、パーマカルチャーを学ぶ学校の運営を行い、長老方の培って来た技術をひきつぐ「里山の教科書」作り。この「里山の教科書」作りの事業は、市の補助を受けながら行った。その後は、自伐型林業導入のためのワークショップを行い、木炭組合との連携事業も行った。

さらに、無印良品を運営する良品計画との都市農村交流もさかんに行っている。この事業が始まったことで、みんなみの里を良品計画が引き受ける事業にもつながっているのだ。

そして今は、里山オフィスを中心にして、千葉大学生とともに共同事業を行なっている。

 

10年以上の歴史をこんな簡単に述べられるわけではないけど、振り返ってみればうずでいろんなことをやって来たなと思う。私が直接関わった来たものはそれほど多くないのだけど。

 

NPO法人うずは何をやっている団体なの?と聞かれることがあるのだけど、今日の役員会の中である程度見えて来た。

何か特定の事業をずっと続けているわけではないが、その時々に最もやるべきと感じた事業をやって来ている団体。

そして、会員からうずを母体としてこの事業をやりたい、という提案を柔軟に受け入れて来た団体だ。

何より、この地域で暮らすために必要なことを行う、という一点だけはずっとぶれていない団体だろう。

 

NPO法人は事務作業が意外と煩雑で、一時は活動休止しようという話もあったのだけど、倦まず弛まず続けて来たことが、形になって来ている。

 

これからも、会員たちの提案を受けて様々な活動をやっていくのだろう。その提案を受ける受け皿、集まれる場所として、このNPO法人は存在しているのだと思う。

 

それに関われていることは、とても意義深いことだ。

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