ちょっと早めに起きたので、簡単な作業を行う。
誕生日記念田植え!
いや、別に特別な意味があるわけではないのですが。
今日、ようやく2反8畝の田植えが終わりました。
田植機を地元の先輩からお借りすることができ、
苗も地元の農家さんから分けてもらい、
多くの人の助けを得て、なんとか終わりました。
明日、最後の補植をする予定。
今日は私の38歳の誕生日。
数えでもう39歳です。
さっきまで大山村塾の集まりで
高野塾長のお宅でミーティングをしていました。
答えを求める時代になっている、と。
本来は答えのない問いになんとか答えを出そうとするのが人生なのに、
どこかに明確な答えがあるかのように考える時代になっている、と。
例えば今、就活自死ということがある。
詳しくは調べていないのだが、なんて切ないことだろうか。
22、23歳で人生に見切りを付けざるを得なくなっているんだろう。
私のことを誇るわけではないが、
高校には行かず、大学を出ても就職活動もせず、
司法試験受験には27歳で挫折し、
29歳で鴨川に流れ着いた。
生涯年収は少ないかもしれない。
でも今、妻を得て、2児がいて、なんとか生活が成り立っている。
どうしてここで暮らしていけているのかというと、
おそらくここは私がいていい場所だということ。
今週末には早稲田大学大隈塾の学生が、自然王国に田植えに来てくれるのだが、
彼らともいろんな話をしたいと思っている。
生きるとはどういうことなのだろう。
今日、田んぼの補植を3時間半やっていて、
その際にpodcastで辻信一さん辻信一のサイトへようこその話を聞いていた。
そこでは、3s、slow,simple,smallが大切だと述べられていた。
実は今私も、収入的には結構厳しい。
だけど、ある意味人生の挑戦。
3Sでどこまでやれるか、一つの探求でもある。
なにより、今ここに在れることの幸せを持続していけるように。
それが私の信ずるところ。
酔っているので、書き散らしてしまったが、
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
はじめての田植え。
2013年4月27日土曜日。
私にとって、我が家での初めての田植え。
3月から田んぼに取り組み始めて、
なかなかうまくいかず、ようやく田んぼに水が入った状態。
代かきも初めてやって、決して満足いく状態ではない。
でも、そんな田んぼで「田植えをしてみたい!」と
声をかけてくれる仲間がいた。
せっかくだったら、一回やってみようか、と今日の企画をした。
市川から、いつもなら1時間半で来れるところが、
2時間以上かかって鴨川まで来てくれた。
田植え足袋を履いて、いざ田んぼへ!
田んぼに一列に並んで、田植え指導。
今回は、4歳、5歳、1年生4人、4年生2人、
6年生1人、大人5人の幅広さ。
今まで私は大学生以上を教えていたので、
子供たちに伝える難しさを実感した。
だけれども、子供たちは子供たちなりに一生懸命。
何度もこけて、それでも立ち上がって、
最後は寒くなっていたみたいだが(笑)、
見ていて本当にうれしかった。
予定した時間より早く終わって、
待ちに待ったお昼ご飯、バーベキュー!
この日のために、バーベキューコンロを新調したのだ!
精米したてのおにぎりを、みんなパクパク食べる。
5個以上食べた小1の子もいた。
ご飯の後は、思い思いに遊び始める。
今回は市川の子供たちと、娘の同級生、長狭学園の子供たちが
一緒になって遊んだ。
鴨川に住んでいても、学校行事以外で田植えを体験している子供たちは少数。
今回、一つの場所を提供できたということと、
親子で一緒に田植えできたことが大きかったように思う。
よく、「子供に田植えを体験させたい」とおっしゃる親御さんがいるのだが、
私は親が楽しむ方が、より子供にダイレクトに伝わるんじゃないかと考えている。
そういう意味でも、今日は親と子がいろいろ対話をしていて、いい感じだった。
ただ、本当に植えられていたのか、ちょっと心配(笑)。
いやいや、大丈夫!
毎日田んぼを見回って、きっといいお米になるようお世話するから。
久しぶりの王国作業。
明日からのイベントのために、久しぶりに王国で作業。
水がなくなった我が家の田んぼをおいていかなければならないのはつらいが、
王国の仕事も大切。
イベントが終わったら、やる!と思って出勤。
イベント前にはいつも施設の掃除を行っている。
その掃除も4年ぶり。
なんだか、いろいろ考えてしまった。
早めに終わったので、情報発信担当として、
一発目のブログを書いてみた。
王国イベント準備中。 « 鴨川自然王国
昼からは、畑作業。
二発目のブログにも書いたんだけど、
最近ずっと一人で仕事をしていて、
4人で作業するのはとても久しぶりで、
なんか懐かしかったし、やっぱり私は人と何かをするのが好きなのだな、
と思った。
で、これが二発目。
畑仕事もすすめなきゃ。 « 鴨川自然王国
夜は、塾講師。
今日は中学校一年生の英語と社会。
アルファベットや、月日や週の名前、発音などを教えている。
小6から上がったばかりで、こんな最初の大切なところに関われるのは楽しい。
社会は、30分しか時間がないが、
歴史の初めのところを丁寧に話した。
私に「歴史観」というようなものはないが、
私たちにつながるまでの綿々とした流れを、
少しでも伝えていければいいと思う。
今、毎日慌ただしい日々で、追いついていないこともあるのだが、
全部自分のやりたいことをやっているわけで。
これはもう少し試行錯誤が必要だろうな。
旅立ちと復帰と
お隣の小5のお兄ちゃん、小2のお姉ちゃんと出発。
昨日の入学式を経て、今日はいきなり3時まで学校。
今の子供たち、大変だなぁ。
私のときは、一年生は4限目しかなかったような気がするんだが。
学校5日制のためやむを得ないのかな。
今度安倍政権でまた6日制に戻るかもしれないけど。
政策に翻弄されない、自立した生活を心がけようと思う。
長女は、7時14分のバスに乗らねばならない。
私の記憶では、小学生のときは7時40分に集合して、
8時10分くらいに学校についていたような気がするんだが。
それはさておき、今日はドキドキしていたみたい。
私がちょっと夜出てしまったので、話ができなかったのだが、
日記をみてみると、こんなことが書いてあった。
じしんがついた、というところで親バカとしては本当にうれしい。
疲れきった顔をしていたけど、明日も頑張れるといいな。
あ、それから私、ご報告が遅くなりましたが、出戻ることになりました。
鴨川自然王国に。
2009年以前のように、フルタイムではなく、
イベントの企画運営、週1〜2回の出勤ということになります。
3年ぶりに、思いもしなかった復帰です。
まだまだ力不足ですが、自然王国も新しい展開がしていければ、と思っています。
早速、4月13日〜14日はお花見イベント。
これをみてくれている方で、もし、と思われる方はぜひお申し込みください。
王国会員制度 « 鴨川自然王国
私にご連絡をくださってもかまいません。
あ〜、なんだか忙しくなってきた。
って、もちろん、これまでもあまり休みがない生活だったのですが。
夜は、疲れきった子供たちをおいて、となり集落の釜沼集落の
炭焼き組合の寄り合いにお邪魔してきた。
ジャジャーン!!!
私たちは、仲間で炭焼き組合を引き継ぐことになりました!
引き継がせていただく、というのが正確ですが。
釜沼の長老方から林さんawanoniji | 林良樹のブログに
お話があり、それで私にもお声かけくださったというわけ。
せっかく鴨川に帰ってきたんだし、できるだけのことをやらせてもらいたい。
この地で生きて、暮らして、自活していけるようになりたい。
様々な偶然が重なって、今私はここにいる。
一つひとつ積み重ねていくことで、きっと何かが見えてくるだろう。
言葉を尽くしてもわかってもらえないときは、
実際に形を見せるしかないだろう。
来月には満38歳。
「若いじゃない?」という声もいただけるが、
もうそんなに人生に余裕を感じる年でもない。
テーマは、自立。
これに取り組んでゆこう。
水が多くても少なくても
朝から雨。
5時頃は小雨だったが、だんだん本降りに。
やるしかないとやり始める。
今日は田んぼ用長靴をはいて、
バイク用の、足まで隠れる長いカッパを着用。
もくもくとクロ塗り用の土台を積む。
田んぼに入ってやってみたり、あぜからじょれんを振り下ろしたり。
いろいろやってみないと作業の形が決まらない。
途中、傘をさして子供たちが様子を見に来る。
いや、あなたたち、傘が飛ばされそうなほど風が強いのに、
家に入りなさいと伝えながらも、ちょっとうれしい親バカ心。
午前中は3時間ほど雨に打たれて、一度切り上げることに。
3時過ぎに雨は上がって、きれいな空。
大山村塾の準備を少し行ってから、あわてて家に帰り、
6時まで1時間ほどクロ塗り。
これで、6枚のうち4枚が終了し、5枚目に仕懸かることができた。
一番広い田圃が後回しになっているのと、
以前ぬったクロが少し低いので、塗り直ししなければならないことを考えると、
来週にかけてまだクロ塗りは続きそう。
雨が降るのをずっと待って、ようやく降ったはいいけど、
今度は田に水が入りすぎて、クロ塗りがやりづらかったりする。
ちょうどいい具合になればいいんだけど、
そういう状態に調整できるようになるのが、経験と技術なのだろう。
「そのうち百姓の大変さがわかるよ」といつもの農家さんに言われる。
う〜む。そうなんですか・・・
待っていた音、冷たさ。
朝起きると、雨の音。
昨日みた予報では、午前中から雨だと言っていたが。
飛び起きて、田んぼへ。
お〜お〜、降っとる降っとる。
水路をみると、大量の流量。
慌てて土と板で水止めを試みるも、
すぐに流されてしまう。
家に一度帰って、重石となるような石を持ってきて、
ついでにカッパを羽織って水止め作業。
残りの田んぼは6枚中4枚なので、
4枚を同時にためられるように、少しずつ板の隙間を空けて
水止めをした。
すると、うまい具合に水がたまり始めた。
これを、待っていた。
3月下旬の雨は、帰省時と重なってしまい活かせなかった。
組合の水を待っていたが、他の方も待っているので、
順番がなかなかこず、やきもきしていた。
で、今日の雨。
6時頃からため始めて、8時半過ぎ位からはなんとか作業ができそうな状況。
ちょうど、組合のトラクターも空いていたので、早速乗り込む。
今日やるべき作業は、クロ塗りの準備作業。
田にある程度水がたまると、畦のそばをトラクターでロータリーをかけて、
田の土と水を練る作業。
なかなか雨が降らなかったので、この作業ができずにいた。
今日はしっかり降っていたので、田にも水が入り、
トラクター作業は難なくこなす。
さぁ、ここからが大変。
じょれんという道具を使って、田の畦にクロを塗る土台を作っていく。
ロータリーの掛け方が浅いところなどは、土が堅くてうまく土台を盛れない。
さらに、待っていた雨とはいえ、朝からずっと雨にぬれっぱなしだと、段々疲れてくる。
おまけに、ここ3年間ほとんど使わなかったカッパは、やはり水漏れがしてきて、
着ないよりはましだけど、着ていても十二分に濡れてしまった。冷たい!
4枚のうち、3枚は土台作りを終え、
1反歩ある田んぼは、3分の2ほど終わったところで時間切れ。
腰が慢性的に痛いので、かがんでする作業は結構つらい。
でも、ずっと待っていた雨が降って、今日作業ができて本当によかった。
自然は、どこかで帳尻を合わせるのかもしれないと思う。
明日も元気に作業だ!
といいたいところだが、予報ではかなり激しい雨が降るらしく、
今度はかえって雨の降り過ぎが心配。
水路の水止めは、午後の早いうちに取り外したが、
田に直接降る雨が多い場合、水をいったん抜かなければならなくなる。
田の水が畦を超えると、とたんに畦が弱くなって崩れてしまう危険性が高くなるのだ。
なかなか思うようにはいかないものだ。
今年は、全部で約3反の田は、田植機で田植えする予定だが、
一番小さな田んぼ(西2)だけは、市川の友人家族たちと、
長女の同級生家族たちで田植えをする予定。
初めての試みで、楽しみ。
そっちの準備も考えないとな。
踏んで、踏んで!
馬森牧場さんから、馬糞をもらってきた。
今回は少し時間が空いたので、18コンテナ分。
100キロ以上はあるかなぁ。
前回の分は、直接畑に撒いてすきこんである。
近いうちにもう一回別の場所にすきこみたいが、
今日は試しに、野外で堆肥作りに挑戦した。
というのも、我が家にはまだビニールハウスがないのだ。
ゆくゆくは、育苗用と堆肥作り用にハウスが2棟、
もしくは、大きいものが一棟欲しい。
で、堆肥作りだが。
ちょうど2日前から草刈をして、
刈草をほうきで集めてあったので、
それを利用して、馬糞堆肥を作ってみることに。
まず、馬糞を2コン〜3コンあける。
その後一輪車一台分の刈草を積む。
踏む。
また、馬糞をあける。
草を積む。
踏む。
これを5〜6回繰り返しただろうか?
最後の二回は、子供たちが参戦!
やりたいやりたい!というのも今だけかもしれないが・・・
となりのトトロの、「さんぽ」を歌いながらご機嫌に踏んでいる。
で、ブルーシートのちょうどいいものがなかったので、
保管してあった透明マルチを三枚重ねて雨風が入らないようにした。
昼間はいい天気だったので、すぐに熱くなってきていたが、
さて、どうなることやら。
その後昼からは、明日からの雨前にやりたかった草刈を行った。
早めに上がって塾の予習。
大して動いていない気がするのに、
やけに疲れたのは、やはり何度も堆肥を踏み込んだからか?
体力の問題・・・
「決められない」「決められる」から「自分たちで決める」へ
大阪の友人から借りた。
著者が、内閣府参与として活動したことを土台に、
民主主義のあり方について論じている。
印象に残ったのは、現代社会に、
「決めてくれ。ただし自分の思い通りに」という指向があるという指摘。
民主主義とは、反対意見の調整と言ってもいい。
行政が行うことは、税金を使って行うことなので、
賛成意見を持つ人々と、反対意見を持つ人々との間での
調整を行わなければならない。
だから、行政がやることは、民間が素早く実行できるのに対して、
総花的であったり、妥協的であったりして、中途半端になってしまう。
「だから行政はだめなんだ。さっさとやればいいのに」ということはたやすい。
だけど、私にもほんの少しだけ経験があるのだけど、
反対意見の調整ほど大変なことも少ない。
本質的なことではなく、「オレは聞いていない」というだけでつぶれることも多いのだ。
世の中が全て善意で、前向きで、協力的であったら言うことはないのだけど、
この世の中にはたくさんの考えがあって、たくさんの人の生活がある。
その調整が面倒くさくなると、ヒーローを求めたくなってしまう。
そのヒーローは、はじめは自分の利害を代表しているように思えるが、
後にはそれが回り回って自分を斬りつけてくるかもしれない。
そうなってからでは、回復するのに時間がかかりすぎる。
著者は言う。
「参加型民主主義を実現するためには、そのための時間と空間が必要だ」と。
たしかに、周りの誰をみていても、忙しすぎる。
朝から晩まで、場合によっては日付が変わる頃まで仕事をして、
どうして自分の考えを作っていけるだろうか。
消費税、TPP、生活保護政策等の社会福祉政策、在日外国人問題、
中東の問題、エネルギーの問題などなど。
社会問題は、ありすぎるほどあるし、
私の住む地域においても、過疎や高齢化、雇用の減少などは重大な問題だ。
しかし、それが話題になり、その解決のために自発的に集まることは少なく、
結局日々の生活を淡々と行うだけになっている。
でも、身の回りの問題の解決を行政や議会、首長に預けてしまったら、
誰がその責任を取るのか。
なんとか、それを考えたり、行ったりする時間と空間を確保しなければならない。
著者の切実な思いが描かれている。
私の少ない経験でも、いろいろと集会やイベントを企画しても、
なかなか人が集まらないし、同じ顔ばかりになってしまうジレンマを感じている。
でも、それを行うことこそが、著者の言う「世の中の矛盾を引き受ける行為」ということに
なるのだと思う。
私は今は、政治とは無縁の場所にいる。
でも実は、無縁ではないのだ。
目に見えた関係がないだけで、私も政治と密接につながっている。
私の身近な範囲で、様々な矛盾と向き合っていきたい。
”「誰の責任だ」と目を血走らせるより、
課題を自分のものとして引き受け、
自分にできることを考えるようになる。
それで何か新しい工夫が見つかれば、
それが自分の財産になる。”
ほんと、身近なところから始めていこう。
「なにかデカイことをやろう」なんて、
私にはほど遠いことなのだから。
稲の種もみまき終了。
昨日大阪から帰ってきて、早速作業。
先週の土曜日は苗箱に土入れをし、
今日はTさんが発芽させた種籾を苗箱に蒔く作業。
Tさん、Tさんの息子さんと、K夫妻、私たち夫妻。
6名で作業にかかった。
苗箱に水をかけ、種をまき、
その後さらに水をあふれるくらいかけ、
覆土をおこなう。
それを先週ビニールをはったハウスに運び込み、
出芽させるという段取りになる。
6名もいたので、それぞれの役割をたんたんとやることで、
どんどん進んだ。
Tさんの話で印象深かったのは、
「昔からやっていると、どうしても昔のようにやらないときがすまないことも多いが、
若い人たちとやることで工夫を重ねて作業をしていきたい」という話。
毎年、作業のやり方を工夫されており、
今年も去年とは少しやり方が変わっていた。
実はTさんとは、3年ほど前から一緒にいろいろな作業をさせてもらっていた。
今までは仕事を持ちながらだったので、天気に合わせることができず、
せっかく段取りした作業もできずじまいのことが多かった。
でも今は、事情が違う。
自分さえ努力すれば、なんとか天気にあわせられるのだ。
8時から始めて、3時前には終了するという、
なかなか理想的な流れ。
この後は、5日後の木曜日に、ビニールとブルーシートでくるんだ
苗箱を並べ替える予定。
Tさんという、熟練農家の作業を真横でみながら、学んでいきたい。
ゆっくりやりたい気持ちもあるけど、私には時間がないのだから。
帰宅後は、家周辺の草刈を行う。
畑は草生栽培を目指したいのだけど、
道はやはりきれいにしておかないといけない。
ここは今年取り組みたいところ。
このブログも、一つの記録として続けていこうと思っている。
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