現在、鶏が6羽います。
うち2羽は雄鶏で、夜中でも鳴いているようです。
有精卵の夢は絶たれるかもしれません。
毎朝餌を持っていくと、だぁっと寄ってきます。
ちょっと嬉しいです。
羽数が増えたこともあって、餌の消費量も高く、
これも嬉しいです。
少しずつ太ってきています。
廃鶏も、食べればおいしいかもしれません。
今回は、鶏に名前をつけるのをやめました。
深い思想があったわけではありませんが、今回は
家畜として飼育しようと思ったからです。
家畜としてかわいい、と思うことと
ペットとしてかわいい、と思うことは大きな隔たりがあるように感じます。
たとえば、ペットには生産を期待しませんが、家畜には生産を要求します。
農民としての割り切りというか、人と動物との関係というか、
これを起点にして何か考えてゆけそうな気がします。
思い起こせば、私が10代後半を過ごした共同体では、
「鶏の社会が理想社会の縮図である」というようなことを言っていました。
創始者の深い思想に感ぜずにはいられません。
鎌研ぎ完了
大隈塾ゼミ生を皮切りとして、王国の稲刈りが始まります。
昨日に引き続いて、施設の準備をした後鎌研ぎを始めました。
今日はミツヲさんも一緒です。
鎌は、包丁とは異なり緩やかな放物線を描いているので
研ぐのが難しいです。
砥石を手に持って研いでいきます。
だんだんとさびがとれ、新しい刃が立ってきます。
鎌を裏返して、「バリ」と呼ばれる反った部分を砥石で削り落とすと完了です。
水で汚れを洗い落として、乾いた雑巾で拭き取ります。
長年使っている、刃が細くなってしまった鎌、2年前に購入してまだまだ大きな鎌など、
いろんな鎌を見ながら、この鎌を使ってみなさんが稲刈りをするんだな、と想像しました。
どうやら、私はかなり稲刈りが楽しみなようです。
すがい縄づくりを一緒にしたり、刈った稲をわらで縛り、はざかけしていく流れが
明瞭なイメージとして描かれています。
先日、テレビ局の人に「王国の宣伝できるところはどこですか?」と聞かれてすぐに思ったのは、
多くの人が訪ねてくれる、ということです。
いろんな人がいて、いろんなことをすることで新しいものが生まれていっている。
それは映像にはしづらいですが、私の頭には明瞭です。
そのイメージが、この一ヶ月間現実になります。
疲れるんでしょうけど(笑)、収穫の喜びをともに味わいたいですね。
鎌研ぎは、単純な作業ですがその中に鎌研ぎ作業自身の面白みもあり、
世界に思いを馳せることもでき、なんだか広がりを持つ作業でした。
みなさんも、稲刈りを楽しみにしていてくださいね!
野菜宅配と鎌研ぎと
今日は野菜宅配の日です。
20軒分となると、なかなかの量が必要です。
・ピーマン
・苦瓜
・ししとう
・エンサイ
・かぼちゃ
・オクラ
・タマネギ
・トマト
以上の8種類です。
夏も終わりに近づくと野菜の数も減ってきます。
季節の流れで仕方がないのですが、もうすぐ秋の端境期がやってきます。
今年の春は、結構苦しみました。
おかげさまで野菜宅配の申し込みが増えて嬉しい反面、それだけの野菜をださなければならないのはなかなか大変でした。
今、こつこつと種をまいています。
ししとう、ピーマンも10月過ぎまではとれるでしょう。
なんだかんだいっても、この豊かな自然王国。
なんでも出荷することができます。
宅配を終えてからは、稲刈り用の鎌研ぎです。
鎌研ぎも3年目。ちょっとはうまく研げるようになった気がしています。
だって、鎌研ぎをしながら二カ所も傷を付けてしまいました(苦笑)。
切れるように研いだのだから切れるのは当たり前ですが、
なんともどんくさい話です。
幸い傷は浅く、もうくっついてしまいましたが。
明日も鎌研ぎ、はりきります。
9月7日、大隈塾ゼミ生からの稲刈りスタートです。
天気が少し心配ですが、とにかく楽しみです!
new faces登場
new facesといっても、人間ではありません。
鶏です。近所の養鶏家から、3羽廃鶏をいただきました。
廃鶏だけあって、1羽はとてもやせて、汚れています。
鶏小屋に入れてみると、案の定のその一羽だけがエサを食べれていません。
やむを得ず、隔離しました。
あとの2羽は既にとけ込んだようです。
さっそく、そのうち一羽が卵を産みました。
鶏が増えて、だんだんと手がかかるようになってきましたが、まだ大丈夫です。
隔離した一羽以外は元気で、もともといた鶏たちはどんどん太ってきました。
一ヶ月間は無事で過ごしてくれたので、ほっと一安心です。
何が怖いかというと、野犬です。
せっかく世話をしていても、無惨に殺されてしまうのはかわいそうだし、残念です。
思いをかけること、と自分に言い聞かせています。
さて、今日はもう一人お客様がお見えになる予定です。
「地球防衛隊」を名乗って三重県で活動されている方です。
今夜は住込人のK君も鴨川最終日だし、T坂さんも一緒にご飯を食べる予定です。
住込人来る。
昨日から、一名住込人が来ました。鴨川で王国の野菜をとってくれている歯医者さんの息子です。
現在大学3年生。将来は就農することも視野に入っているそうです。
若いのにすごいな、と感心してしまいました。
13歳差と言えば、私とちょうさん。の年の差と同じです。ちょっと複雑(笑)。
午前中は、ミツヲ氏も休みを返上し、一緒に作業。
白菜、ブロッコリー、キャベツ、タアサイ、サニーレタスの播種をしました。
100穴のパレットを9箱作ったので、全部育てば900本の野菜ができるわけです!
2割引いて考えても720本。野菜宅配にも対応できそうです。
その後は、ヘンプ小屋二階に乾してあるジャガイモを収納しました。
段ボール箱15箱分くらいできて、山小屋の下に箱をおさめました。
夏野菜もそろそろ一段落してきたので、これからはタマネギやジャガイモなど、
保存してあるものから出荷していくことになります。
彼は9月初めまでいる予定です。途中何日か抜けるのですが、新鮮な空気を王国に送り込んでくれそうです。
以前のブログを読む同窓会終了しました。
23日〜24日で里山帰農塾同窓会が開かれました。
参加者は、10人。
去年の参加者がほとんどで、2007年帰農塾第5回、といった感じでした。
今回の講師は、山川建夫さん。
フジテレビに入社するまで、フジテレビに入社してテレビの仕事をする中で感じた疑問を
爆発させたある出来事。
自分たちもその現場にいたかのように、参加者の皆さんは話に引き込まれていました。
市原に移住して、どのように農的生活を送っているのか。その中で、ほったらかしにされていた
神社の草刈を自発的に始め、それが今では50人くらいで行う継続的な活動に発展していること。
21年間の積み重ねの話を聞きました。
交流会には、加藤登紀子始め、高野孟さん、甲斐良治さん、杉山さん、木下さん、林さんなど講師陣も駆けつけてくれ、
中締めが夜の11時。あぁ。。。
私が帰ったのは深夜1時。
3時まで語り合っていた人もいたようで、再会を楽しんでいただけたようです。
参加者が少なかったのがなんとも残念ですが、参加者の顔を見ていると、これでよかった面も多いな、と思いました。
一人一人の顔が見えて、お互いにゆっくり話ができるが少人数のいいところですよね。
来年からどうするかわかりませんが、今年のあり方として、まぁよしと思いたいです。
明日から、いつもの日常が始まります。
イベントと通常作業の境がなくなりつつありますが、これが私の選んだ道。
どこまでやれるか、ちょっとした挑戦でもあります。
帰農塾セミナー終了しました。
19日、東京へ行ってきました。
まだまだ初々しい?二回目のセミナーです。
申し込み時は15人ほどだったので、小ぢんまりできるかな、と思っていればあにはからんや、
当日参加を含めると29人の参加がありました。
29人も入ると、会場はいっぱいになります。感謝です!
参加者の幅は、やはり年配の方が多いので、一瞬気後れしてしまいますが、気後れしている場合ではないと気合を入れて話しました。
私は普段も早口で離してしまうので意識してゆっくり話すようにしたのですが、石井さんに聞いてみると「前回より聞き取りやすかったですよ」といってもらえたので少しは改善されたようです。
おかげさまで、帰農塾への申し込みが一名ありました。
また、五月に参加してくれたH田さん、7月に参加してくれたI沖さん夫妻、
王国会員のS田さんも来てくれてとてもうれしかったです。
新しい出会いもあり、これからにつながるセミナーになったかと思います。
次回は10月14日を予定しています。
またまたがんばらねば!
明日は帰農塾セミナー!
午前中は4月から始めた週礼を行いました。
王国は、とても小さい組織なのですが、それぞれがそれぞれの動きをしているため、
週に一度は集まって動きを確認しようではないかということ考えから始めました。
やってみると、意外によかったです。
それぞれが何をしているかを伝え合うのは重要だな、と再確認しました。
意思疎通の難しさ・・・(笑)
それから、鴨川への野菜出荷をしました。
今日のメインはオクラとエンサイです。
オクラは、昼ご飯でも素あげにして食べたのですが、柔らかくて、とろみがあって最高です。
エンサイは、空芯菜とも言う中国の野菜です。
料理の仕方がいまいち難しいのですが、私は新聞で見たやり方でやっています。
具体的には、具材を普通に炒めて、エンサイは5センチ長さに切っておき、
葉と茎を同時に中華鍋に入れます。そのとき、だしカップ1を入れてふたをして蒸し焼きにします。
この、ふたをするのがポイントらしく、蒸し焼きにすると茎まで柔らかく食べられるのです。
エンサイは茎を食べるのがおもしろいので、このやり方がおすすめです。
一度お試しください。
そして、明日の里山帰農塾セミナーの準備に取りかかりました。
題材は、7月の帰農塾をつかうので、写真をはめていくだけですが、
自分が何を伝えたいのかをその都度考えなければならず、結構時間がかかります。
今回は単独開催なので、時間をどのように使うかがポイントになってきます。
藤本さんのことばも引用して、助けてもらおうと思っています。
あ、リハーサルの時間が!
明日早起きしてやるか・・・
それでは以下、里山帰農塾セミナーの案内の引用です。
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■ 里山帰農塾セミナー
8月19日 (火) 銀座 ふるさと暮らし情報センター
6月に行ったセミナーでは,鴨川市ふるさと回帰支援センターと
共催で行いましたが,今回は単独開催します。
7月の帰農塾を題材にしながら、藤本敏夫の言葉もおりまぜ、
自然王国の現在とこれからの展望,今どんな暮らしが求められているかを
自然王国事務局の宮田がお伝えする予定です。
都合がつけば、代表理事を務める石田三示も参加します。
●開催日:2008年8月19日(火)18:00〜19:30
●参加費:無料
●定員:30名(要事前申込み→当日現地参加も可能です)
●会場:ふるさと暮らし情報センター
中央区銀座4-14-11 七十七ビル3階
TEL:03-3543-0333
地下鉄日比谷線東銀座駅5番出口 階段を上がった前のビルです
お問い合わせ、お申し込みは[[email protected]]まで
以前のブログを読む稲に異変!!!
自然に起こったものではありません。
育苗箱の表示ミスから起こったことです。
どういうことかというと、大隈塾社会人ゼミで稲を植えた田んぼに,2種類の稲が植わっているのです!
写真を撮ってこなかったのですが,一番上の大きな田んぼにはもう穂が足れているものとまだ穂が出たばかりのものと,はっきりわかる状態です。
あらら。
収穫時期はずれるし,はざかけの場所も考えねばなりません。
王国の苗は地元の農家さんより購入しているのですが,どうやらそこの手違いがあったようなのです。
う〜ん。
解決策は,ありません。
対応は,先述しましたが,収穫時期をわける、はざかけも分けて作るということになります。
申訳ありません。
さらに、稲の生長がまだ読めません。
王国イベントの稲刈りは,9月6日,7日を予定していますが,ひょっとしたらずれるかもしれません。
出穂から30日が稲刈りの目安です。
出穂は8月8日頃だったので本来ならば間に合いません!!!
石田さんによれば,照れば何とかなるかもしれないとのことです。
心配されていた水の件ですが,王国田んぼは無事に乗り切ることができたようです。
今週から,田に溝を切って水を抜き始めます。
今度のお祈りは,日照りが続くことです!
(でも畑には,雨が欲しいです,相変わらず・・・)
雨が,降りました。
雨が,降りました。
天気予報では南房総は曇りになっていましたが,午前9時頃よりぽつぽつ降り始め,ものすごい勢いで降りました。マルチはがしをしていたのですが,たまらずハウスへ。
しばらく待っていましたがやみそうもないので事務所へ引き上げ。
水道工事で王国近辺は通行止めになっている(午前8時半より午後4時半まで 月〜土)ので、集会所に車を止めさせてもらって王国まで歩きます。イベントなどでは参加者のみなさんには歩いてもらうのに,私たちは車でビューンと走っているので,集会所からでもなかなかの距離があることを再確認しております(笑)。
脱線してしまいましたが,雨が降った畑は,心なしか野菜たちがほっとした雰囲気を漂わせているように見えました。振り返ってみれば7月7日に雨が降り,途中18日に一瞬だけ降ったことをのぞけばほぼ一月ぶりの雨です。梅雨明け後からは日差しもきつく、水をほしがるナスなどは特に元気がありませんでした。
田んぼに水がたまるほど降りませんでしたが,一安心してもよさそうです。
marinesさんから、「雨降った?」と電話をいただきました。marinesさんは、今年から近くに田畑を借りて作業をしているので,いても立ってもいられなくなったそうです。
遠くに在っても,その地域の様子が心配になるのですね。
きっとこのブログを読んでくれているみなさんもご心配してくれていたかと思います。
ありがとうございます。
少し,息を吹き返せそうです。
アブラゼミが鳴き始めました。
明日は佐野八幡神社の祭典です。笛,デビューでございます。