子どもたちの素直な気持ちが。

今朝は昨日に続いて6時15分から動物のえさやりを民泊の参加者と行う。昨日もやったので、二日目は流石にやらないかな、と思っているとやる気満々で準備していた。なんか、キュンとなってしまった。体験を提供できればいいな、と思い声をかけたが、子どもたちにとってはとても楽しかったみたいだ。素直に一緒にやっている姿がとても素敵だった。

鶏がバッタを食べるなんて知らなかった、ヤギがこんなに跳ねるなんて知らなかった、などと言っていた。そうなんだよ諸君。実は私も飼うまで知らなかったのだよ。

There is a first time for everything.

(何事にもはじめがある)

という英語のことわざが好きだ。子どもたちにとってはほとんどが初めての経験だし、知らないことは悪いことではなく、それは単に始まりに過ぎない。実は、受け入れ側である私たちにとっても、いつも初めて会う人と初めての経験をしているのだ。

送り出した後は、週末の出荷のために、にらファイトを作る。6束使うと、部屋中がにらくさい。いろんな方から声をかけてもらえるようになってきた。素敵なシールもデザインしてもらったし、コツコツ続けていこうと思う。

以前のブログを読む

自然王国から農家民泊へ。

今朝の自然王国。山小屋から田んぼを撮影。

先日の稲刈りから5日も経つと、だんだんと枯れてきて、稲がいい色になってくる。来週には脱穀できるだろうか。

週末は稲刈りイベントを行うので、それまでにコンバインで刈れるところを刈ろうと、稲刈りをするメンバーと、イベント準備をするメンバーに別れて作業。

サポーターの恵さんがすがいなわを編んでくれている。300本ほど準備した。

私は3時で王国を上がり、民泊受け入れ2日目。

子どもたちはすでに野外活動から帰って来ていた。ちょうど王国からすがい縄を作るときに余ったわらをもらってきたので、それらをヤギ小屋と鶏小屋に敷いてやった。

鶏舎の中に入った勇者たち3人は立派にミッションをやり終えた。

その後は、にんにく定植。

このニンニクは、来年6月に収穫し、にらファイトに使う予定だ。

明日は送り出し。

彼らの心に何か残っただろうか。

以前のブログを読む

友、来たる

f:id:takehirosudo:20180812215435j:image

中学3年以来の旧友とその同僚の人が我が家に泊まりにきてくれた。

彼とは高校時代に相当する濃密な時間を共に過ごした。10数年ぶりの再会だ。

昔話に花を咲かせるのではなく、今何をやっているか、これからどうするかについて話ができるのは本当に楽しい。

 

彼は今、日本で事業を展開しながら、中古厨房機をフィリピンに輸出する仕事をしている。英語も勉強し直しているそうだ。その行動力に素直に感服する。事業展開して、従業員を雇って経営して行くことは並のことではないだろう。

 

高校時代の流れ仲間が活躍しているのは嬉しいし、自分も触発されて、もっとやりたくなってくる。

フィリピンからの従業員の人と話ができたのも楽しかったし、もう1人の人とはなんと共通の友人がいることもわかり、その奇遇さに驚く。

 

夕食は、石渡チキンストアの鶏肉を使った焼き鳥。炭は私たちが焼いたもので、ゆっくり時を過ごした。

なかなか会えない友人だけど、離れていてもお互いに刺激しあっていきたい。

 

 

以前のブログを読む

何気ないことでも

f:id:takehirosudo:20180712223455j:image

 

民泊の2日目。

朝ごはんの後に、犬の散歩に行きたいと子どもたちが言う。3泊4日の農山村留学は、今日が最終日。昨日も早く寝たみたいだし、せっかくだからと、王国への出勤を30分遅らせてもらって、犬の散歩に出かけた。

 

f:id:takehirosudo:20180712223510j:image

家の周りを、元気に犬のハッピーとかけてゆく。ハッピーはもう13歳なので、大変なおじいさんなんだけど、結構な勢いで引っ張るのでなかなか危ないのだ。もちろん、そばで見ているとそれほど強くないのだが、何かあったら大変なので念のためついて行ったと言うわけ。わずか15分ほどの散歩だけど、家から離れて歩くことでいろいろと話ができて面白かった。

犬の散歩なんてなんでもないことだけど、友達と一緒に知らないところを歩くのは結構楽しいのかもしれない。

家や学校に帰ったらまた日常が待っている子どもたちに、ほんの少しだけの非日常体験の提供。

いつか、思い出してくれるといいな。

 

f:id:takehirosudo:20180712223805j:image

そのあとは自然王国へ。

代表が九州視察に出かけているので、yaeさんと一緒に野菜収穫、宅配を行う。元気に夏野菜ができている。夏になると、海に行く人が多いのか、週末にカフェを訪れるお客様が減るのだけど、今しか食べられない野菜をいっぱい食べてほしい。

 

自分が旅に出るときは、日常から少し離れたいと思う。自分も、ここでそんな体験が提供できればと思うのだ。

以前のブログを読む

千葉市農山村留学受け入れ

f:id:takehirosudo:20180711223608j:image

 

今日は、ひさびさに千葉市の小学6年生が農山村留学で我が家を訪れた。数年前までは千葉市から補助が出ていたため、とてもたくさんの学校がきていたのだが、補助がなくなると、参加する学校が少なくなってしまった。そんななか、自己負担を増やしても鴨川を選んでもらえるのはありがたいなと思う。

 

今回は6年女子5人の受け入れ。青年の家で2泊してきた後だけど、元気いっぱいで、反応もよかった。小さな学校なので児童それぞれが仲良く、結構私の子どもたちが通う長狭学園と似ている感じだ。

 

犬や鶏、山羊のチーズと遊び、夏野菜を収穫し、時間を設けたり、おなじみのザリガニの炭火焼をやったり、そして大盛り上がりのバーベキュー!

 

遊んでいるだけじゃないか、と思われそうだけど、先生から離れて児童だけで初めての家で過ごすことは、それだけで大きな学びだと思う。さらに、農村での暮らしは、こんなにゆったりしているんだということを言葉でなく体験で感じられることは貴重だと考えている。

 

すっかり機会は少なくなってしまったのだけど、子供達の素直な笑顔を見ていると、なんとかならないのかなと思う。

明日の朝には帰ってしまうけど、今夜はゆっくり休んでほしいな。

 

以前のブログを読む

When I’m sixty eight.

f:id:takehirosudo:20180607223434j:image

 

Tさんご夫妻を送り出した後、デンマークから、68歳の男性、ハンスさんが泊りに来てくれた。直接我が家を探したわけではなく、日本の友人からの紹介で我が家にきてくれた。朝お迎えに行って、第一印象から穏やかな方だな、と思った。68歳というと、私の母と同じ歳。

アメリカで働いていたことがあるとのことで、英語がとても流暢だったので、コミュニケーションを取るのも比較的うまくいった。

何より、ハンスさんの人柄がすごく豊かで、包み込まれるような感じだった。お話が好きで、いろんな話をしてくれる。

デンマークでは、いくつになっても、いろんなことを学べる学校があり、彼はそこで学びながらそこの生徒をサポートするようなボランティアをしているそうだ。

彼の話の中で、何度も「みんなといろんなことについて話し合うことの楽しさ」という表現が出てきた。

英語だからかもしれないけど、何のてらいもなく「楽しさ、喜び、幸せ」という言葉が出てくるのだ。環境や社会についてもフランクに話してくれて、彼と同世代の日本人からはなかなか出ないような話をすることができた。

ビートルズの歌で“When I’m sixty four”という歌があるのだけど、歌詞の内容とは全然関係ないのだが、ハンスさんと話している時の私の頭の中はこの曲が流れっぱなし。

自分がおじいさんになるなんて40すぎても想像できないが、こんな風に話ができる人になれればと願う。

私が司法試験に挫折して、いましている仕事の話をすると、「君の選択は間違えていないし、私は君を支持する」と言ってくれた。

私が言って欲しいと思っているような言葉を言ってくれただけかもしれないけど、今日初めて会った人とこんな話ができるなんて、なんて素敵なんだと自然と感動したのだ。

彼が我が家にきてくれて、本当に嬉しかった。明日お見送りに行くまで、貴重な時間を共に過ごしたい。

 

もう1つ、今日は東京からの中学生13名の1日農業体験の受け入れと、この中学校の受け入れは、今年で4年目になる。受け入れ農家の数と生徒の数が合わなかったのか、我が家は2グループ受け入れることになった。

 

f:id:takehirosudo:20180607223534j:image

心配していた雨は朝方には上がり、昼頃からは熱くなるほどだった。

午前中は夏野菜を植えた後、大豆を定植予定の畑にあらかじめウサギ防止の網を張ってもらった。13名と多くて、慣れない作業だったのだけど、少しずつできるようになってきた。

f:id:takehirosudo:20180607223548j:image

午後からは野菜の支柱立てと結束。野菜の管理作業は初めての人にはなかなか難しいのだけど、飲み込みも早くてうまく仕上げてくれた。

 

学校によって連れて来られる場合、あまり積極的でない子たちもいるのだけど、今日の子たちは少しは楽しめたようで、こちらも安心した。

ハンスさんと直接話す子たちはいなかったんだけど、ハンスさんの穏やかさを感じてくれたかなと思う。

 

 

以前のブログを読む

農家民泊たえんどんウェブサイト公開!

f:id:takehirosudo:20180606223421j:image

 

雨の中、今日もザリガニ罠の確認。雨が降っていたからか、いつもより少なくて20匹ほど。

チーズには、草を刈って入れてやる。雨が降っていると、さすがに彼女も1日小屋の中にいる。

 

午前中はウェブサイト構築を依頼していた方が来てくださり、最後の打ち合わせを行う。

太右ヱ門 – 農家民泊で田舎体験

私たちのお願いしていたことを、シンプルに表現してくれていて、とても嬉しい。このウェブサイトを充実させて、多くの人と交流できるような場所にしていきたい。

 

夜は、王国サポーターでもあるTさんご夫妻が宿泊。祭り寿司の講師は義母が務める。私の子どもたちも一緒にやらせてもらって、楽しそうだった。

f:id:takehirosudo:20180606223432j:image

Tさんとは王国のイベントを通していろんな話をしているのだけど、奥様はあまりお会いすることはなかったのだが、リラックスして我が家で過ごしていただけたようで、ほっとした。

 

これからは、一般のお客様もいらっしゃるだろうし、どんな受け入れができるかしっかり準備していかなければならないな。

 

以前のブログを読む

中学生の農業体験

f:id:takehirosudo:20180523233517j:image

朝9時から、浦安市の中学2年生6人の農業体験の受け入れ。今年で4年目となるプログラムになる。9時から3時半までのみっちりプログラム。

4年目で、初めての雨になった。

雨がまだ激しくない朝のうちに、昨日買ってきたサツマイモの苗を畑に植えた。

農業体験というと、簡単そうに見えるのだけど、やり方を伝えるのはなかなか難しく、工夫が必要だ。

自分でやって見せながらポイントを伝えるのだけど、一度聞いてわかる人はやはり少ないので、押さえてほしいポイントは作業ぶりを見て何度も伝える。

その後は、気になっていた豆の片づけ。支柱を外すだけだが、やはり6人でやると早い。

残念ながら雨が激しくなってきたのでハウスに移動して、トマトの管理作業を行う。

彼らにとっては普段やらないことなので、紐の結び方など、なかなか大変なこともあったと思う。

午後からは、ピーマンを定植し、藁を畝に敷いた。

 

f:id:takehirosudo:20180523233527j:image

 

f:id:takehirosudo:20180523233535j:image

 

ここまでやると、ただ単に畝が立ててあるだけだったところが、畑らしくなってくる。

彼らにとって、農業は身近ではないものだけど、今日の体験をきっかけに少しでも考えてもらえればなと思う。

学校のプログラムできているので、やる気に満ち満ちている!というわけではないのだけど、私が楽しくやってる姿を少しでも見てもらえたかな。

以前のブログを読む

様々な学びを生む場所に

f:id:takehirosudo:20180513205301j:image

朝は快晴だったが、天気予報では昼から曇りのち雨。昨日もらってきた薬を飲ませようとするも、小麦粉に混ぜたくらいでは全く口をつけようとしない。しょうがないので、朝は怪我の消毒のみを行った。(夕方には、子牛用の配合飼料と混ぜてやると無事飲んだ。)

 

f:id:takehirosudo:20180513205328j:image

千葉大生と里山見学。千枚田を見て、大山不動尊へ。ちょうど来週の火渡り祭の準備をしているところだったので、総代長さんに特別に解説をしていただくことができた。聞くたびに新しい発見があって、面白いな。どのようにして地域で維持されてきたのかを聞くのは面白い。

 

f:id:takehirosudo:20180513205352j:image

その後無印良品によってリニューアルされた直売所“みんなみの里”を見学してから里山オフィスへ。私たちがNPOで借りている事務所にみんなで入った。ここで、無印良品が何を思って地方に進出しているかの話を聞く。

今回の授業の内容にふさわしく、示唆に富むお話だった。企業がここまで地域の維持発展に意識を使うってどういうことなんだろうか。私は、この地に住みながら、何を生み出せているのかと思う。

今回の授業プログラムを、本当に大切にしたい。きてくれた学生たちも気分のいい人々で、彼らと何を取り組もうか、考えるだけで楽しみだ。

 

f:id:takehirosudo:20180513205403j:image

千葉大生とは途中でお別れしてしまい、昨日からきている中学生たちをお迎えに。朝から田植えとハイキングでかなり動いたいた上に、帰宅した頃から雨が降ってきたこともあって、疲れたようだった。

ちょうど午前中にハウスの中に1つ畝を作っておいたので、ここにピーマン、ナス、そしてサニーレタスを定植してもらう。

そのあとは昨日もいだ梅の処理。仲間とワイワイいいながら取り組んでいた。

夕食のバーベキューは雨天のため室内でホームプレートによる鉄板焼きに変更したが、大盛り上がりでたくさん食べていた。

明日、彼女たちは自宅に帰る。何かを持って帰ってくれたら嬉しい。

 

いま、農家民泊として展開している最中だが、やりたいこととやれることのバランスが取れずにもどかしく思うことが多い。でも、あらゆる場所に学べるきっかけがあるなら、その1つ1つを大切にしてゆくことがいま一番やるべきことではないかと思うのだ。

以前のブログを読む

農家民泊ダブルヘッダー(1200字書いてしまった)

昨日、チーズとの感動の出会いを報告した。

しかし実は早速、昨日の夕方、怪我をさせてしまった。

ああ。

柵にしているワイヤーメッシュに左のツノを引っ掛けてしまい、半ば折れてしまった。環境になれていなかったため驚いてしまったらしい。

様子を見ようと思っていたが、今朝も血が止まらない。あわてて、館山の獣医さんまで車を走らせる。

結果、最近感染がそれほど進んでいなければ10日分の薬で回復するとのこと。こんなことをいきなり報告しないといけなくなり、とても辛いのだけど、明日からしっかり薬を飲ませなければならない。なんとか治って欲しい気持ちでいっぱい。

 

本題に入るが、今日は東京からの中学生の2泊3日の受け入れと、林良樹さんと一緒に行う千葉大学の学生の受け入れのダブルヘッダーなのだった。冒頭に書いたように、急遽チーズを病院に連れて行ったので、その間は完全に林さんにお任せしてしまった。

 

病院から帰り、ホームセンターでワイヤーメッシュを10枚購入し、中学生の迎えは妻に任せて子供達とヤギ小屋の周りにワイヤーメッシュを張る。すでにあるところに重ねて張ることでチーズが柵から顔を出せないようにする。

 

メッシュ張り作業が何とか形になったところに、中学生が7人登場!自己紹介をしてからは、畑体験。

夕飯のおかずにするソラマメの収穫。

f:id:takehirosudo:20180512231802j:image

我が家のそら豆は、今年はあまり上手く育たなかったけど、中学生たちが食べるのには十分な量。収穫後にはさやを外して、夕食でいただきました。

 

f:id:takehirosudo:20180512231814j:image

その後は梅収穫。梅の背が高いところは、ちょっと枝を引っ張って、背伸びをして収穫していた。

 

「自然っていいな。なんかすごい楽しい。」という言葉が、言わされた感じではなく自然に出てきていて、この空間をこれからも大切に作っていこうと思った。

 

夜は自分たちでおにぎりを作った。玉ねぎもソラマメも美味しいと言って食べていた。そして、最近恒例のたこ焼き!たこ焼きに関しては我が家の子供達が非常に燃えるので、子供達に任せておけば、参加者たちにも美味しく食べてもらえる。ま、子供達が疲れると私が焼きまくるのだが。

 

中学生と食事が終わると、すぐさま林邸で行われている千葉大学バーベキューに合流。学生たちで準備した素敵な夕食が始まっていた。ふと見ると、女子学生が中心に焼いていたので、おじさんはそこに割り込んで勝手に焼き始めることにして、女子学生たちもご飯を食べれるようにしてもらった。林さんにも1日任せっきりになってしまったし、すでに自宅で夕食をすませてきた私の役割は焼き方くらいしかないのだ。

 

それでも、焼いていると近くによってきてくれたり、手伝ってくれたりする学生と話すこともできる。大学生と継続的には以降関係でイベントを始めて、途中間が開いたものの、10年近くが経つ。

今年は、初めて年間を通して学生が通ってきて、米作りをやりながら地域での働きについて考える一年になる。その最初の授業として、最高のスタートができたのではないか。

 

すぐに結果を求めるのではなく、大学の先生や学生たちと共に歩みながら具体的に動いていきたい。

以前のブログを読む