学生たちが、帰りました。
10歳前後年が違うだけで、こんなに違うものなのだろうか。
私の10歳前後上の人たちは、私が学生を見る目で
私を見ているのだろうか?などと考えてしまいました。
真摯に話しかけてくる学生に、ついつい私も長居してしまい、
帰宅は深夜2時半でした。
おかげで、朝寝坊しました。うん、だらしない。
帰ってしまったなぁ、と軽い虚脱感があります。
田植え→(何人か草とり)→稲刈りと、2〜3回の出会いなのですが、
年若き人々と過ごすのはおもしろいです。
自分が通り過ぎてきたような悩みを抱えている人たちには、
何かヒントになることがあれば、と思いを話してみました。
みんな飲みすぎ騒ぎすぎ働きすぎでちょっと疲れたでしょうが、
それでも元気に帰ってゆきました。
食べる量が、半端ではありません。
田植えほどではありませんでしたが、食事を作った石井さんが
驚くほど料理がなくなりました。
帰り際に、みんなで「石井さん、おいしい料理をありがとうございました!」と声をそろえて言ったことに感動し、嬉しく思いました。
日々の現場作り、イベントでの交流、そんな日々がこれからも続いていきます。
稲刈り、やりました。
大隈塾学生、総勢19人がやってきました。
仲間同士じゃれあいながら作業をしています。
「疲れた〜」という声も聞こえてきました。
そうか、やっぱり疲れるのか。
でも、さすが学生。
今23時前ですが、花火をしたりと盛り上がっています。
早稲田の学生だけあって、知的な学生も多いです。
ちょっとえらそうに人生なんぞを語ってしまう宮田でありました。
たとえば、「人生楽しんだもん勝ちやと思うねんよ」とか。
いろんな見聞を広めることも必要ですが、
生きていればいつかは社会に出て社会的関係を結ばなければならない。
そんな時、仕事の充実が人生を大きく左右すると思うのです。
一日のうち半日を仕事に費やすのであれば、悔いのない生き方、
満足できる働き方をするべきではないでしょうか。
それは職場環境かもしれないけど、私が考えるに理想を持ちながら
現実的に対応していくことではないかと思います。
そこはかとなく書き綴っておりますが、酔いも回ってきたことですし、
そろそろ終わりにします。
友の送別会
突然電話がありました。「6日に送別会をするんだけど。」6日、普通なら絶対行けない日です。でも、会員の皆さまに非常に不便をかけることになってしまいましたが、この日は稲刈りを延期した日でした。友はイギリスに行ってしまうので、この日を逃せば次いつ会えるかわかりません。急遽休みをもらって東京に行って来ました。会場となる別の友人の家は東京駅から電車で20分ほどの距離です。なんと、13年振りの訪問。二子玉川の花火大会に行った時泊めてもらって以来です。あのとき私は二十歳だった…。考えてみれば、今日集まった人々とは10年以上のつきあいです。多感で、前しか見ずに時には誰かを傷つけもした、そんな関係でした。中には結婚し子供が生まれた人もいます。四歳や五歳の子供たちを見ていると、自然に自分の子供たちが成長した姿が見えるような気がしました。また、今日は10年以上振りに会う人もいて、驚き嬉しかったです。95年当時の阪神大震災キャンプの同じ空気を吸った感覚は今も変わりませんでした。約半日の短い東京滞在でしたがなかなかないことなので、いいリフレッシュになりました。いよいよ明日か
ら稲刈りスタートです。この勢いで乗り切ってゆきます。
鎌研ぎ完了
大隈塾ゼミ生を皮切りとして、王国の稲刈りが始まります。
昨日に引き続いて、施設の準備をした後鎌研ぎを始めました。
今日はミツヲさんも一緒です。
鎌は、包丁とは異なり緩やかな放物線を描いているので
研ぐのが難しいです。
砥石を手に持って研いでいきます。
だんだんとさびがとれ、新しい刃が立ってきます。
鎌を裏返して、「バリ」と呼ばれる反った部分を砥石で削り落とすと完了です。
水で汚れを洗い落として、乾いた雑巾で拭き取ります。
長年使っている、刃が細くなってしまった鎌、2年前に購入してまだまだ大きな鎌など、
いろんな鎌を見ながら、この鎌を使ってみなさんが稲刈りをするんだな、と想像しました。
どうやら、私はかなり稲刈りが楽しみなようです。
すがい縄づくりを一緒にしたり、刈った稲をわらで縛り、はざかけしていく流れが
明瞭なイメージとして描かれています。
先日、テレビ局の人に「王国の宣伝できるところはどこですか?」と聞かれてすぐに思ったのは、
多くの人が訪ねてくれる、ということです。
いろんな人がいて、いろんなことをすることで新しいものが生まれていっている。
それは映像にはしづらいですが、私の頭には明瞭です。
そのイメージが、この一ヶ月間現実になります。
疲れるんでしょうけど(笑)、収穫の喜びをともに味わいたいですね。
鎌研ぎは、単純な作業ですがその中に鎌研ぎ作業自身の面白みもあり、
世界に思いを馳せることもでき、なんだか広がりを持つ作業でした。
みなさんも、稲刈りを楽しみにしていてくださいね!
野菜宅配と鎌研ぎと
今日は野菜宅配の日です。
20軒分となると、なかなかの量が必要です。
・ピーマン
・苦瓜
・ししとう
・エンサイ
・かぼちゃ
・オクラ
・タマネギ
・トマト
以上の8種類です。
夏も終わりに近づくと野菜の数も減ってきます。
季節の流れで仕方がないのですが、もうすぐ秋の端境期がやってきます。
今年の春は、結構苦しみました。
おかげさまで野菜宅配の申し込みが増えて嬉しい反面、それだけの野菜をださなければならないのはなかなか大変でした。
今、こつこつと種をまいています。
ししとう、ピーマンも10月過ぎまではとれるでしょう。
なんだかんだいっても、この豊かな自然王国。
なんでも出荷することができます。
宅配を終えてからは、稲刈り用の鎌研ぎです。
鎌研ぎも3年目。ちょっとはうまく研げるようになった気がしています。
だって、鎌研ぎをしながら二カ所も傷を付けてしまいました(苦笑)。
切れるように研いだのだから切れるのは当たり前ですが、
なんともどんくさい話です。
幸い傷は浅く、もうくっついてしまいましたが。
明日も鎌研ぎ、はりきります。
9月7日、大隈塾ゼミ生からの稲刈りスタートです。
天気が少し心配ですが、とにかく楽しみです!
秋冬野菜種まき
王国では2週間ほど前にスタートしていますが、
自宅菜園である知足農園は、やっとスタートです。
おかげで、白菜の適期を逃してしまいました。
苗を買おうかな。
それはそうと、朝からわずかのスペースをトラクターで!耕して、
畝を5本ほど立てました。
いつもは高畝で作るのですが、今日の畑は少し斜面になっているので
溝を掘るくらいの低畝でやってみました。
大根、ニンジン、蕪をひとつの畝に蒔き、紅菜苔と菜花をまき、
チャイブを蒔きました。
大根、ニンジン、蕪は去年見事に虫に食われたので、今年は何とかしたいです。
紅菜苔も、我が家では初めての野菜です。
チャイブは、去年まったく芽を出しませんでした。
おっと、ニンニクとエシャレットも植えました。
ニンニクは、去年王国からもらって栽培したものを今年種取したものです。
エシャレットは、去年ホームセンターで買ったものを、今年種取したものです。
両者とも大好きな野菜なので、今年も丁寧にやっていきたいです。
今日は、籾殻で種を覆った後、鶏糞と米ぬかを撒きました。
元肥を混ぜ込む時間を惜しんだので、苦し紛れの策です。
問題は、鶏糞と米ぬかが水を得て発酵しはじめ、それが双葉に影響しないかです。
少量なので大丈夫だとは思ってやってみたのですが。
それから、油粕液肥をたっぷりやりました。
明日から、発芽まで毎日液肥をやります。
その後の、寒冷紗をはずすタイミングが問題です。
今のところは、ニンジンは発芽したら、大根は少し大きくなったら外す、という感じでやるつもりです。
来週以降、ぼちぼちやります。
秋のがんばりで、冬と春の野菜が決まりますから!
中途半端でも、そのたびそのたびに挑戦を続けるのです。
性格はなかなか直りませんね。
性格にあった栽培方法があるはず、と開き直っております。
放置の結果
早朝からキャベツなどの植え付けをしていたミツヲ氏、住込人のK君に8時前に合流して、定植作業に入りました。
終わると、今年は寒冷紗に虫除けのシルバーのラインが入ったものをかぶせます。不織布に比べて少々高いのですが、長持ちもするし、虫もよけてくれるという点からの導入です。どうなるか楽しみです。
二人は9時過ぎにあがったので、それからは私一人の作業。
田んぼの畦の草刈りをすることになりました。
今週から稲刈りが始まるし、どんどんやらなければ、と思っていると・・・
あぁ、見てはならないものを見てしまった。
王国田んぼには、はざかけ用の竹をしまっておく場所があるのですが、
ふと見ると、その場所に入れないくらい草と竹が生えている!
しかも、くずまで・・・
やむをえまい、今やらねばなるまい。と勇んで突進。
竹を中途半端に刈ると足に刺さって危ないので地際まで刈ります。
せっかく刃を新しいものに替えたのに、竹などの固いものを刈ると刃はどんどん欠けて、飛んでいってしまう。
今使っている草刈り機は背負い式で、斜面を刈るには向いているのですが、
草だらけの場所をどんどん刈るには向いていないのです。
苦闘20分。
なんとか、竹をだせるようになりました。
普段から意識して、少しずつ刈っておけばこんなことにはならないだろう。
竹置き場、思わぬ盲点でした。
今日、住込人のK君が帰ってしまいます。
私は午前中だけのおつきあいでしたが、なかなかよく働く青年でした。
このあと、9月の中旬に学生一人、下旬に女性が来る予定です。
王国住み込み制度が始まってしまうかも?
new faces登場
new facesといっても、人間ではありません。
鶏です。近所の養鶏家から、3羽廃鶏をいただきました。
廃鶏だけあって、1羽はとてもやせて、汚れています。
鶏小屋に入れてみると、案の定のその一羽だけがエサを食べれていません。
やむを得ず、隔離しました。
あとの2羽は既にとけ込んだようです。
さっそく、そのうち一羽が卵を産みました。
鶏が増えて、だんだんと手がかかるようになってきましたが、まだ大丈夫です。
隔離した一羽以外は元気で、もともといた鶏たちはどんどん太ってきました。
一ヶ月間は無事で過ごしてくれたので、ほっと一安心です。
何が怖いかというと、野犬です。
せっかく世話をしていても、無惨に殺されてしまうのはかわいそうだし、残念です。
思いをかけること、と自分に言い聞かせています。
さて、今日はもう一人お客様がお見えになる予定です。
「地球防衛隊」を名乗って三重県で活動されている方です。
今夜は住込人のK君も鴨川最終日だし、T坂さんも一緒にご飯を食べる予定です。
かかしづくり!
種まき大作戦「棚田チャレンジ」は、実は昨日から来ていたのですが、
私はI上邸のパーティーに行ってしまって昨日は棚田チャレンジに参加できませんでした。
すこし恥ずかしい思いで、今朝はあがってきました。
朝ご飯を食べたあと、早速山に入って材料探しです。
竹を切ったり、杉の葉をとったり、蔓をとったり。
参加者は二手に分かれてかかしづくりを始めました。
かかしに服を着せているところです。
田んぼに移動して、かかしの設置。
設置するメンバーと、大豆の草刈りをするメンバーに別れました。
大豆も、思ったよりちゃんと育っていて10月には枝豆パーティーができそうです。
このかかしたちは、土と平和の祭典の冊子の表紙になるそうです!
旧暦7月30日 晴れ一時雨
今、I上邸の新築祝いに来ています。
I上さんはずっと王国の会員で、二年前に鴨川に土地を借りて、大山千枚田保存会の家作り体験塾の実習として家を建てられたのです。
出来た家は、里山帰農塾の棚田見学のコースにもなっており、参加者の中でも「こんな家に住みたい」と、人気スポットになっています。
I上さんの生き方は自己実現という意味では理想的な事例ではないかと思います。
定年を前に退職されて、第二の人生を踏み出す。鴨川の地に根づいて地域作りに参加する姿勢はすばらしいです。
今日のパーティーにはそんなI上さんの人柄を反映してか、30人近くの人が集まりました。
これだけの人が集まってもまだ余裕があるほど広いんですよ。
平屋建ての開放感をうまく利用した作りになっています。
外は、珍しく天気予報通りに豪雨です。
種まき大作戦「棚田チャレンジ」のメンバーが来ているのですが、久しぶりにお客様になっていい気分で飲んでいるともう八時二十分。
もう王国には上がれません。このまま家に帰ってバタンキュウかな?