受け継ぐ仕事と始める仕事と

朝から、今年初めての集落作業に出かける。

昨日少しだけ降った雪がまだ残っていて、朝日に映えてきれいだった。

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今日の作業は、防護柵周りの整備。

土手に生えている竹や雑木を切り、燃やす。

イノシシなどの進入によって崩れた土手は、

土を土のう袋に入れて行って、再び崩れないように土のうをストックしていく。

朝から、20人弱の作業。

集落のほぼ全員だが。

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集落の作業はいろいろ種類があるのだけど、

一番多いのが草刈りとこの防護柵周りの整備だ。

これを怠ると、野生動物たちの楽園になってしまう。もう少し、人間が住みたいのだ。

 

さて、その後に予定されていた集落の新年会はキャンセルして、今設立準備をお手伝いをしているNPOの昼食会へ。

 

このNPOは、放置竹林をウッドチッパーを使って竹チップにし、里山をきれいにして、新たな仕事も生み出すことを趣旨として設立される。

ひょんな事からお手伝いを依頼されたのだが、話を聞いてみると面白いし、何より自分としてもやってみたいことだと思ったのだ。

日程がタイトなので、形にするのが大変だが、スタートアップは一番盛り上がって楽しいところかもしれない。

 

ところが、今日はこれでも終わらない。

3月に予定されている、千葉大学とともに行うイベントの下見が入っているのだ。

これも、廃校になってしまった大山小学校を何とか利用できないか?という思いから始まった動きの一環。足かけ7年に渡る廃校利用活動も、今年は大きな変化を迎えるかもしれない。

 

集落で受け継ぐ仕事と、仲間とともに始める仕事と、2つを同時にやれるなんて、本当に楽しいことだ。

 

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廃校利用を考える有志の会発足

5月下旬より、実は動き始めています。
まずは、6月初旬に地元のPTA、消防団などが中心となり、旧大山小の草刈を行いました。
従来はPTAのみでやっていた奉仕作業なので、団体の枠を超えた活動となりました。
新聞にも掲載されました。http://www.bonichi.com/News/item.htm?iid=2853

現在は、夏休みのプール開放を準備しています。
この有志の会は、現在12名で構成されています。
諸団体の代表が集まっているのではなく、自発的に集まった集団です。
地域活動というのは、長い歴史を持った組織がそれぞれ活動するのが一般ですが、
みんなみの里、大山千枚田保存会につづいて久々の自発的な組織です。

その心にあるのは、「地域の核としてコミュニティを再生したい」という思いです。
小学校は、常に地域住民が集まるよりどころとしての存在でした。
統廃合は、時勢の流れとしてやむを得ないところもありますが、
地域の核は時勢の流れで消滅させることはできません。

夏休みのプール開放は、廃校利用を考える上での一里塚になります。
わたしは、事務局に就任しました。
今までやってきたことを全力でぶつけます!

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大山小→廃校→行方は?

大山地区にある小学校が、来年3月で廃校になります。
歴史のある小学校で、毎年夏の大山祭典、秋の運動会などで地域の人が集まっていました。その小学校が、反対運動の甲斐もなく近くの小学校2項と合わせて統合され、来年4月からは統合小中学校!として再スタートします。統合小中学校自体も大きな問題を抱えていますが、より考えなければならない問題は、地域のコミュニティが失われてしまうということです。
私個人としては5年前に移住して、夏の祭典本部で役員をやらせてもらっただけの関係で、子供もまだ小学校に行っていないこともあり、地元の動きを傍観していたところがありました。しかし、11月になっても統合小中学校に向かっての動きがありません。
ここにいたって、このまま傍観を続けると大切なものを失ってしまいそうです。
地元の人の集まりに参加したり、地元で思いのある人と話し合うなどして動き始めようと決意しました。
参考文献は、増刊現代農業「よみがえる廃校」http://www.ruralnet.or.jp/zoukan/200611haikou_m.htmです。移住者でも、この地に生きる者です。やり方によっては、何とかなるかもしれません。

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