やりたいことをやって生きる?

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「やりたいことをやって生きる」ことはできるのだろうか?

「これは仕事だからしょうがない」

「いまは黙っておいたほうがいい」

とかいうことは、大人になったら当たり前とされていることだ。

「お金のために、やるしかない」

というのもあり得る話。

 

でも、今の私の暮らしは、振り返ってみるとほとんど自分のやりたいことで構成されている。もちろん、全てがやりたいことだけではないのだけど、それすらも見方によればやりたいことになっているような気がする。

 

以前、以下の本を読んだことがある。

選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 (文春文庫)

選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 (文春文庫)

 

選択とストレスの関係で述べていた部分で、仕事を自分の裁量で組める人とそうでない人を比べた場合、自分の裁量で組める人の方がストレスが少なく、長生きだったという記述があった。

それは、選択できることが自分にとって自由につながるからではないだろうか。

 

たとえ、やりたいことだけやって生きられなくても、自分の選択の結果を自分で引き受けることができれば、ストレスは軽減されるのではと思う。

 

自営業は不安定で先が見えにくいのだけれども、自分次第で工夫ができるのが楽しい。会社に就職したことがない私でも、なんとか暮らしていけている。

 

ずっと以前に、王国のボスである加藤登紀子に「おもしろいことやって生きていこう」とメッセージをもらったことがあるんだけど、これが意外に今も一番心に響いている。

 

そうだ、おもしろいことやって生きていこう!

 

 

 

 

 

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なんでもない日。

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昨日の梅雨明けに引き続き、今日もいい天気。それどころか、大変な暑さ。朝7時の段階で相当暑く、外に出しているひなが直射日光に当たりすぎて死んでしまうのではと心配になり、1時間半くらい日陰に置いてすぐに家の中に入れた。なんらかの理由で右足がうまく動かず、まっすぐ歩いたり、直立姿勢を長く保つことができない。ほかのひなは毎日元気に小屋の中を走り回っているので、成長が全く違う。

 

午前中は出かける予定もなかったので、余裕を持って動物たちの世話を行う。今のところ鶏もヤギも元気なので、それだけで嬉しい。

急いでやっても1時間くらいかかるのだけど、今日は観察しながらゆっくりやってみた。毎日の世話が結構あるので、なかなか大変なのだけど、餌をやると一気に寄って来たり、小屋の床一心不乱についばむ様子は本当に可愛い。ヤギのチーズとは、もっと遊んでやりたいのだが、時間が取れないので、ザリガニの罠を確認しに行く30分くらいだけ一緒に散歩している。

 

こう書くとなんだか遊んでいて、仕事を全然していないような感じだけど、そうなんです。

今日はろくな仕事もせず、動物の世話をして、植木の世話をしてくれている人の手伝いをして、前から読んでいた「維新史再考」(三谷博)を読了し、消防団の定期訓練の買い出しに行き、訓練を終えて帰って来たところです。

 

何も前向きな1日ではなかったが、明日もやりたいことがあるのは嬉しいことだ。

 

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消防団の詰所まで歩いているときにあまりに空が綺麗だったので撮影。

景色が綺麗だ、と思えるほどにはまだ心に余裕があるようだ。

 

 

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飽きずに続けること

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今年の自然王国の大豆定植のやり方は、以前も紹介したが、70センチ間隔に紐を張り、30センチごとに苗を植えて行くやり方。生長が進んだ後に、管理機で畝間を走って土を寄せながら畝を立てる方式だ。是非、これがうまく行くことを願っている。

 

農に関わる事業は、飽きずに続けることが肝要と思っている。すぐに結果が出なかったり、思ったようにいかなかったりするのが普通だ。事業に対するコストパフォーマンスを考えたら、決して効率のいいものにはならないだろう。

 

それでもなぜ飽きずに続けられるかというと、それは日々の作業に充実感があり、それを積み重ねて行く喜びがあるからだ。

自分が働きかけることで環境が少しでも変わって行く姿を体感できれば、その変化を楽しめる余裕が出てくる。

 

決して多くは稼げなくても、最低限日々を暮らして行くことができれば、また同じことを続けられる。

農業は拡大再生産ではなく、持続できることが最も素晴らしいときいたことがある。

 

なんだかしょぼいなとも思うが、本来的に考えれば、生計を維持することができることが、つまり生命維持できることなのだ。

生命が維持できれば、工夫できる余地も生まれるし、余裕が出てくる。

 

自嘲的に、「暮らしはカツカツですわ。」ということがあるのだけど、それでも日々食べるものがあり、最低限の生活ができることに感謝している。

 

飽きずに続けていけば、きっとその先に持続していける道が見える、ということが少しずつわかってきた気がする。

 

私はメインストリームに躍り出ることができないかもしれない。

それでも、自分の確信する道をコツコツ歩いて行こうと思っている。

 

 

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DIYやりたい

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ひさびさに館山に出かけた。

鴨川にはない大きなホームセンターがあるのだ。

鶏小屋を作りたいと思いながら、何も進んでおらず、とりあえず「ウマ」だけ作ろうと、必要な材を買いに行ったのだ。

「ウマ」というのは、それを二つ並べてコンパネを並べると作業台になったり、材を並べたりできる道具のこと。

私の木工技術は、中学で習った技術家庭のみ。つまり、技術はないのだった。

そこで頼りにするのは巷に溢れるDIY本。何冊か持っているのと、図書館で何冊か借りてきた。

この前、デンマーク人のハンスさんが我が家に来た時、「この家はお前が作ったのか?」「大工を手伝ったのか?」と聞いて来たんだけど、私がいない時の建築だし、もしいても大工を手伝うことはないな、と思っていると、「家を作れると楽しいぞ」と言っていた。

王国のミツヲ代表も結構リフォームを自分でやってしまうのだけど、私はほとんどやったことがない。

だから、今回鶏がきたことをきっかけに、今度こそ作りたいと思っている。目標は7月中旬!

明日は雨の予報だし、運転免許更新講習が終わったら早速始めよう!

 

 

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集落の草刈りで

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いつもは朝一番で家からの写真を撮るのだが、すっかり忘れてしまっていて、夕暮れ時に撮影。今まであまり写さなかったけど、ハウスの隣にある小屋が鶏小屋。ここに14羽のひよこが入っている。15羽譲ってもらったんだけど、早速1羽が仲間に入れないので、子供達がハムスターを飼っていたケージで別飼いを始めている。

鶏小屋の入り口のドアにわずかに見える赤い光が、こたつの光。最近寒い日が続いているので、ひよこたちはこたつの中で夜は休んでいる。

 

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午前中は集落草刈り作業。

大土手と呼ばれる広い土手の草刈りなど、何箇所かを分担して草刈りをする。16人くらいで一気にやるので8時半から始めて3時間ほどで終了する。

草刈りは、現在は全くの無駄作業になっている。昔なら馬や牛の餌になっただろうけど、今は刈り捨てるしかない。

 

私自身も、ベジタブルガーデンに刈り草を敷きたいと思い、一度だけやってみたけど、今は全くやれていない。草を集めると土手にも、畑にも効果がある。土手の土は肥えると崩れやすくなるので、草を集めることで土を痩せさせたいのだ。しかし、草を集める時間がなかなか取れないままになっていて、結局刈った後放置している。

 

なんとかやりたいなら、やれる方法を考えないとな。

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人生とバーベキューと。

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昨年亡くなった義祖母の新盆法要を行った。親戚筋とご近所が集まり、20人強の参列があった。御坊様がきてお経をあげてくれる。お経の間、いろんなことを考えた。大正から3代を生き抜いた義祖母の人生と、これからの私と家族の人生を。

法要に参列してくれた方達と話をしていても、こんな日は否応なしに生き方を考えさせられてしまう。

 

夕方からは、林良樹さん宅で行われているセミナーで、バーベキューの焼き方として参加してきた。

昨日買出しして、林さんがプレゼンしている間に野菜や肉を切り、火を起こす。猟師さんから猪肉も譲ってもらったのでこちらも食べやすい大きさに切る。

このセミナーは、自分の働き方や生き方を深いところまで考えるというセミナーだそうで、一泊二日で朝から深夜まで行われる。

その間の夕食準備で関わらせてもらったのだ。

参加者は、大山地区を中心にして回るのだけど、今日1日で色々と感じることがあったようだった。何かを考えている人と話す時間は楽しいし、貴重だ。

私は結局このセミナーには夕食だけでしか関われないのだけど、これが何かのきっかけになればいいなと思う。

そして、私はすっかりバーベキューが上手になってきた(笑)。バーベキューのケータリングでもやろうかしら。

 

 

 

 

 

 

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やることが多い日。

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朝から小雨が降っていた。明日の新盆法事のために草刈り。我が家の墓は田んぼの奥にあるので、草が生えていると参列者が通りにくくなってしまう。さらに、見栄えが悪い・・・

幸い、あまり強くは降らなかったので最低限のところまでは刈ることができた。

 

午後からは里山オフィスの賃料支払いに農協へ。毎月支払い作業が発生するのと、ネット振込では支払えないので結局どこかまで足をのばさなければならない。億劫がっていると結局支払期限ぎりぎりになってしまい、今日がまさにその締め切りの日だった。

 

そのあとは鴨川の街中まで明日の20人分のバーベキュー材料の買い出し。先週ほぼ同じ量を買出ししたばかりなので、それほど時間がかからず買い揃えることができた。

これで、明日の晩はいい夕食になることが期待できそう。木炭組合で焼いた炭で食材を焼きまくるぞ。

 

夜にはNPO法人うずの総会。

今回で11年目になる。

思えばいろんなことがあった。

そして、これからもいろんなことをやっていくだろう。

毎日やることが多いけど、ひとつひとつやっていけばなんとかなる、はず?

 

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思わぬ見つけもの

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予報通り、今日は雨。思ったよりは降らなかったが、それでも1日雨が降っていた。月曜日は王国の日なんだけど、さすがに外での作業はできないので、午前中は先日収穫したジャガイモの選別と保管、午後からは事務所の整理作業を行なった。

 

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事務所の整理を行っている時、古い王国農園だよりが出てきた。2009年9月頃の発行だ。今から9年前。ここには、私が衆議院議員秘書となって王国を離れることが記してあった。この時から3年3ヶ月、衆議院議員秘書として勤務することになるのだが、この時点では、自分が何をするのかまだ全くわかっていない時期だった。

他にも、今はいないスタッフの記事があったりして、9年前の王国と自分に思いを馳せた。

あれから9年経って、ずいぶんと状況は変わった。昔を懐かしむというより、あの時も懸命にやっていたな、と思うのだ。

9年前はフルタイムで王国に勤務していたけど、今は週2日とイベント時だけの勤務。それ以外は民泊受け入れ、塾講師で生計を立てている。

今幸せなのは、自分が何をやるべきか、様々な観点で見つめながら実行できること。やりたいこと、やるべきことがなかなかバランスが取れないけど、着実に歴史を刻んできているような気がする。

 

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梅雨と台風と

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天気予報よりは少し早かったのだが、午前中から雨が降り始めた。夜になると、だいぶ本降りになってきたよう。明朝にはかなり強く降る予報なので、朝には田んぼを見に行かないといけない。

 

農のある暮らしをしていると、天気によって自分の動きも変わってくるので、やけに天気が気になる。

天気と自分の都合を考えた時、自分の都合を優先してしまうと、大抵天気の被害を受けてしまう。結局それはどこに基準を置くかなのだと思う。

熱心に農に関わるようになって6年目だが、そこらへんのことがようやく自覚的になってきたように思う。

 

空の様子を見て、自然に体が動くようになるのが理想だな。

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ところ変われば、思いも変わる

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朝から営農組合の草刈りとトラクター洗浄。今日は2人で作業することになった。トラクターを使う人も少なくなったので、やれる人でやるしかない。この地域でも田んぼをやる人が少なくなって来ているので、今後どうするかなどと色々話しながら。

 

作業が予想外に早く終わったので次女とお出かけすることに。前日にお隣さんに高宕山自然動物園という猿がいる場所に連れて行ってもらったのがよほど楽しかったらしく、もう一度いきたいというので次女は2日連続、私は初めて行くことに。

行ってみると、意外に小さく、手作り感満載でなかなか興味深かった。入園料とさつまいもの餌代を払って中に入ると、すぐに猿がやってくる。

施設の中にいる猿とその近くに住む野猿が寄ってくる。手を出して餌をもらう姿、食べる姿は本当に可愛い。猿を手に触れる距離で見られるのはここくらいではないだろうか。

猿は、普段見ると凶暴に見えるし、群れで騒いでいるので結構怖いが、飼われていると本当に愛らしくて、見る場所が変われば、受ける印象もこんなに違うのかと思うほど。

それにしても、施設内の猿と野猿がほぼ同じ場所にいるので、野生の猿を飼いならしているのと同じと考えると、すぐ近くで猿に悩まされている身としては、ぼんやり「かわいい」と言ってられない複雑な事情もあり。

 

ザリガニも、今の私にとっては非常に頭の痛い存在だが、見方を変えれば何かが変わるかもしれないと思うのだ。それはまた別の話だけど。

 

 

 

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