役割を果たすこと

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午前中は鴨川市で行われる一斉野焼きに対応するための消防団出動。本来であれば1日出動なのだが、私は所用のため午前中のみで勘弁してもらった。

 今日は天気も穏やかだったため、野焼きしている煙がよく見えて、警戒活動もやりやすかった。消防団員たちは、休日返上で警戒活動にあたる。大変な活動だけど、この活動を共に行うことで、結束力が強まり、いざという時に活動につながるのだろう。私も、その末席を汚しているわけなのだが。

 

新編 教えるということ (ちくま学芸文庫)

新編 教えるということ (ちくま学芸文庫)

 

 ここのところ、大村はまの本をよく読んでいる。

大村はまは、国語教師として特徴的な教育を行い、著作もたくさん残している。

塾の講師は学校の教師とは役割がだいぶ異なるのだけど、幾分かは共通するところがあると思う。

私が勤めている塾は、昔ながらの一斉授業なのだが、一学年わずか10数人しかいないのに一人ひとりをじっくり見れているかというと、そうではない。

大村の本を読んでいると、いかに自分の取り組みが甘いかを思い知らされる。

 

もっと一人ひとりに着目した授業がやれないか、と考えている。わずか週に一回2時間の授業しかないのだけど、その中でなにか目が覚めるようなことがあればと願っている。

 

私にとっては毎年教えている生徒なのだけど、その生徒にとっては、一回限りの時間である。だいたい、日々というのは当たり前に繰り返しているような気がしているのだけど、それが突如として当たり前に繰り返さないという事実も訪れてしまう。

 

その一瞬は二度と来ない一瞬なのだ。

私は、果たしてその中で役割を果たせているだろうか。

 

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見られるのは一しゅんです

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今朝は自宅周りにも雪が積もった。

子ともたちは大喜び。

学校へ行く前に雪で遊んだようだ。

 

ところで昨日、少4の次女がこんな絵を描いていた。

 

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雪うさぎは雪がふった日にしかでてきてくれません。

ですが私は1/22に、車の中から外を見てみると、とってもかわいい雪うさぎが雪の中にいるのを見てしまいました。

 

<雪うさぎの特ちょう>
・目、はな、ほっぺは万両の赤い実
・耳は、万両のはっぱ
・雪なので、すぐにとけてしまいます。
・見られるのは一しゅんです

なんか無性に描きたくなって描いたそうだ。

親バカであるが、なかなかよく描けている。

 

で、今朝庭に出ると。

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雪うさぎが庭にいる!

 

次女は、ドヤ顔であった。

しかし、「見られるのは一しゅんです」と

あったように、彼女が学校に行っている間に溶けていなくなってしまったのであった。

 

子どもとは言っても、自分とは全く別の人間であることの面白みを感じる。

私は小さな頃は兵庫県西宮市に住んでいたので、雪はほとんど見たことがなかった。

だから、こんな遊びもしたことがなかったし、子どもたちが少しうらやましい。

日々の暮らしの中に面白みを見つけてもらえれば、これほど嬉しいことはないな。

 

 

 

 

 

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新年会2連発!

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昨日は10年以上の友人たちが家族で泊りに来てくれた。一緒にご飯を食べながら話をするのは楽しい。私たちが今やっている、農家民泊の営業についても随分ヒントになることがあって、また新しい刺激を受けた。

 

午前中は集落作業。今日は防護柵の点検。猪、鹿猿よけで設置したものだが、時間が経つにつれて穴が開いたり、接触不良になったりするので、年に何回かチェックをする必要があるのだ。

作業後は集落の新年会。年の初めの様々な行事連絡があり、酒を酌み交わしながら話す。今年も一年、集落関係の作業をコツコツやっていくことになる。

 

3時からは大山廃校利用を考える有志の会の打ち合わせ。3月に千葉大学の学生と一緒にやるイベントについて。このイベントももう6年くらいになる。何か新しい流れができれば、と思うのだがやりながら見つけていくしかあるまい。

 

その後はこの有志の会の新年会。2009年に結成して、今年で9年目!有志の会として、毎年プール解放を行なったり、早稲田大学千葉大学の学生との活動をやって来た。これまでの既成の組織ではなく、小学校を使って何かできないかと、有志が結成した会。

これから、いよいよ新しい時が始まる。

 

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いうは易し、おこなうは難し

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午前中は塾の準備。週末が王国イベント、民泊、集落作業などでもりだくさんなので、早めにやっておかねばならない。

塾で教えるのも、結局は予習をどれだけ満足にできるかにかかっている。自分がわかるだけでは不十分で、どこがわかればその子ができるようになるかを感じなければならない。なかなかど真ん中に的中するのはうまくいかないのだけど。

学習に対する動機づけをどう行うかが、ずっと課題としているのだが、先日読んだ本の中に、強制的でない、内発的に生じたものが強くて、持続するとあった。だから、生徒たちに、「あ、わかった!」「これ、おもしろいな」と感じてもらいたいと日々念じているのだけど、行うは難し。

 

昼からは気になっていた畑の準備をようやく始めた。夏野菜を片づけて、ビニールマルチをはがし、草刈りを行なった。このあと畝を崩して、ビニールハウスを建設する準備をしていくのだ。

まだ、ハウス資材の購入も行なっていなくて、結構焦りつつある。田んぼまわりの木や竹も日陰を作っているのでこれの処理もしないといけない。

あああ!

キャベツの外葉を美味しそうについばむ鶏を見ながら、一度に一つのことしかできないな、と言い聞かせる日々。

 

 

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整然とすることの気持ちよさ

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木曜日は王国の日。

今日は今朝から山小屋まわりの水道に凍結防止のスポンジを巻く作業。3月までは、水道が凍結する日があり、それを少しでも予防しようというわけ。

途中トイレの管を抜いてしまうトラブルを起こしてしまったが、山小屋周りを終えてサウナ小屋の水道まで巻くことができた。

 

昼からは昨年切った木の枝などの処理。この枝は、ある程度の太さがあるので、サウナストーブに入る長さに切って、薪置き場に並べていく。

冬の時期は、普段はなかなか手の出せない作業をやれる時期。気になっていたことを一つずつ片付けると、雑然としていた場所が整然となるのが嬉しい。

積んであっただけの枝も、チェーンソーで必要な長さにカットしていくとそれは薪に変身する。

細かい作業だけど、その手間をかければきれいになるし、別の役割を果たすこともできるのだ。

 

なんて大仰なことを書く必要はなくて、結局今日もやるべき作業をやったという話。

日々の積み重ね。

 

 

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震災23年目を迎えて

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阪神淡路大震災から今日で23年目。

今日は震災発生時の5時46分より前に起きて、あの日のことを想像してみた。

今から考えてみると、あの日を境に人生観が大きく変わった。昨日までのことが今日も続くとは限らない、ということだ。

住み慣れた街が、異様な光景になっていた。湾岸道路も、高速道路も落ちていた。道路は液状化して砂でいっぱいになっていた。地震の凄まじさを、初めて経験したのだ。

でも、いろいろな体験をすることができた。大学受験生だった私は、大阪に住む同級生の家に避難させてもらって、ご家族に面倒を見てもらった。おそらく、1月19日くらいから入試が終わる2月初旬まで過ごさせてもらったのではないかと思う。

銭湯に行った時に石鹸やシャンプーを持っていなかったのだが、そのときは自然に隣の人に石鹸を借りていた。貸し借りをするのが自然だった。

いいことばかりではなく、義捐金の配布などでは、むき出しのエゴを見せられたりして、20歳の私にはなかなか厳しいこともあった。

私は、地震で家族が亡くなったり家が壊れたわけではないのだけど、それでもあの日のことは心に深く残っている。関東に住んでいて、関西のことを考えることはほとんどなくなっているけど、思い出すとまざまざと蘇ってきてしまうのだ。

これはおそらく私だけではなく、様々な場所で被害を受けた人々に共通する心情なのではないかと思う。

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今日は、炭小屋で来週からの炭焼きの準備を行った。地震の話は一言もしなかったけど、一緒に働いたり笑ったりできる仲間がいるのは、本当に嬉しくて、幸せなことだと感じる。

 大切に、今を生きていこう。

 

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不安に押しつぶされそうになるときは

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朝7時前に撮影。

色のグラデーションが気に入った。

今日は、久方ぶりに畑に出て、大豆のネットを片づけたり、豆用の支柱を縛ったりした。

新しく育苗ハウスを建てるつもりなのだが、まだ何も準備していない。果たして、間に合わせられるのだろうか?

夜の塾では、明日から私立高校の入試が始まるので、最後の追込みとなった。

面接についての不安や、英語についての不安、テストの受け方についての不安など、いろんな不安が生徒たちから出された。

そうだよね。不安だよね。私も受験生の時、不安だったよ。

でも、不安に思っても、明日は必ず来る。

そして、受験の際に不安に思うときは必ず、自分の勉強がうまくいっていないなど、気が散る要素が必ずある。

だから、目の前の問題を一つひとつ解いていくしかないんだ。一つひとつ解いていけば、最後までたどり着けるから。

みんな自信がありそうに見えて、不安を抱えているから。だから、目の前に集中するんだぞ。なんて話をしてきた。

一人ひとりが全力を出せますように。

 

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自然王国にはサウナがあるのです。

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晴れが続く鴨川の朝。

今日は少し曇りかと思ったが、このあときれいに晴れた。

木曜日は王国に行く日。

 

冬の時期は、それ以外の時期にできないことをやる日。たとえば施設整備。今日はサウナ小屋の脇の片づけ。積んで乾かしてあった薪をサウナストーブに入れるためにさらに短くチェーンソーで切断した。

 

これは昨年11月にとったサウナの写真。

ローリウ式サウナといって、ストーブの上に石を載せて、それに水をかけることによって蒸気を発生させるシステムのサウナだ。代理店を通じて、フィンランドから輸入したもの。

私はまだ2度しか入れてないんだけど、王国ではお客さんが来るたびに入っているようだ。

このサウナは、70度から80度以上に上がるんだけど、その間は部屋の中で話ができる。

一般的に銭湯にあるサウナの場合、みんな下を向いて暑さに耐えて、我慢できなくなったら水風呂か外に行く、という感じなんだけど、これは違うのだ。

蒸気でゆっくり温度が上がるので、部屋は暖かいんだけど話が普通にできる。

 サウナでコミニュケーションが可能というわけ。

これはみんなに体験して欲しいなぁ。

薪を持っていけば入れますよ!

といっても、都市生活の場合は薪を集めるのも大変だね・・・

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娘たちのバレエ発表会

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今日はいよいよ、バレエの発表会。

 勝浦まで行ってきた。

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娘たちが通っているバレエ教室は、かなり少人数で行なっているので、発表会となるとお母さんを中心にして総がかりで準備する。

昨年9月くらいから練習し始めて、年末年始に少し休みを挟んで、この日のために練習してきた。

どんな仕上がりになっているのか、気になりながら会場に向かった。

チラシにある‘里舞’というのは、主宰者の長村先生が鴨川に引っ越して来られて、大山千枚田で稲作を続けながら考案された演目。

1つ1つの幕ごとに自然とそこで触れ合う者たちの情景が描かれていて、とても素晴らしい。

娘たちは小学校に入るか入らないかくらいで練習を始めていて、娘の友達たちも一緒に成長してきているので「みんな大きくなったな」「上手になったな」とか思うと感極まってしまう。

2年前とは違って、1つ1つの踊りがしまってきているのがわかって、見ていて思わず引き込まれてしまうシーンもあった。

帰ってきた子ども達の話を聞いていたら、彼女達がやり切ったと思っていることが伝わってきて嬉しかった。

一人一人がその持ち場で役割を果たすことで大きなことが成し遂げられることを感じてくれれば、と思う。

 

 

 

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地域活動のあり方

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朝早くに、明日の発表会のリハーサルのために出発した妻子を見送る。昨年からずっと準備していたバレエの発表会が、明日行われる。

 

午前中は所属するNPOの臨時理事会に出席し、その後は鴨川の町の方へ夜の定期訓練のための買い出しに。

あまり消防団のでごとには出動できていないのだけど、所属年数の関係で私は今6番目の位置にいる。

6番目になると、2ヶ月に一回の消防団定期訓練の責任者になる。責任者になると、団員のための食事、おつまみなどを準備しなければならない。

団から予算が出ているので、それを超えて出すか、予算内でやるかは責任者に委ねられている。

 

訓練の内容は、主に消防車の操作を繰り返しなぞることである。放水操作が最も大切なので、毎回の訓練内容となっている。寒い時期は結構つらいけど、火事は冬にこそ起こりやすいので、訓練の意義は深い。

 

訓練後はお疲れ様会としてメンバーで食事をする。同じ釜の飯とはよく言ったもので、このように団員同士で食事をして、いろんな話をするのは大切なことだ。

今の話題はもっぱら、来週から始まる操法訓練の話題。団員それぞれ思い入れが深いので、議論は白熱、といった感じ。

 

地域活動のあり方は様々だと思うけど、このように古くからある組織に所属して活動することも意味があると思っている。

早くてもあと7年くらい任期があるのが若干微妙だが。50歳になってしまうよ。

 

 

 

 

 

 

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