この種がいつか実を結ぶときがくる

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出発前に、全体写真を撮ってもらった。

 

昨日の料理で、ぐっと距離が近くなった私たち。

今日のFarewell Party(歓送会)で、パキスタンの参加者が知っていた「カントリーロード」(日本語版)を急遽歌うことになり、今まであまり話さなかった子たちとも一挙に話すようになった。

やはり、食と音楽は人を繋げるのだと思う。

リズムが、人の心をかきたてるのかもしれない。

私も、弾いたこともないこの歌を、あわててギターで練習することになってしまった。でも、歌うことも弾くことも好きだし、何より参加者の人が喜んでくれているのが一番嬉しい。

そんなわけで、昨晩ギター練習をして、何年かぶりに弦を張り替えて、今日に臨んだ。

会場は、旧大山小体育館なので、だだっ広く、あまり音が聞こえないのだが、最終的には自分たちが楽しければいいと開き直り、みんなで大きな声で歌った。

各国の参加者も、それぞれの民族衣装を身にまとって、踊りや歌を披露してくれた。全部で8カ国ほどあっただろうか。

市役所でお世話をしてくださる女性が、「海外に行かなくても向こうが来てくれていろいろ見れるのは楽しいね」と言っていて、同感した。

各国で所作に特徴があり、なかなか見れないものだ。ところで、日本人が海外で日本的なことをやれと言われたら一体どうすればいいのだろう?盆踊りか?日本舞踊はそんな簡単にはできないしな。道徳に点数をつけるより、日本人の身体所作を学ぶ方が先決な気がする。

 

それはそうとして、いよいよお別れのときがきた。もう2度と会えないかもしれないが、私が会いに行けば会えるかもしれないとう関係が始まる。

もし今まできてくれた人の元を訪ねるとすれば、えらく大変なことになる。でも、いつか叶えたいと思っている。

それには、今ここで、小さくても着実な活動を、大きな希望を持って続けていくことが大切なのだと信じている。

 

 

 

 

 

 

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母国の料理に勝るものなし

民泊の2日目。

今日の活動の前に少し時間があったので、パキスタン学生の引率者の女性と英語教育について話す。

パキスタンでも、あまり英語を使う機会がないとのことだが、学校によっては高いレベルの教育を提供しているとのこと。話すのは簡単だけど、読んだり書いたりするのは難しいと言っていた。

私の場合は、大学入試はクリアした程度の英語力だったのだけど、ここ何年かの塾講師で中高生の基本的な英文法は身についたように思うのだが、実際に話し始めてみると、必要な単語が出てこずにしどろもどろになることは今もそんなに変わらない。もっと勉強が必要だと痛感する。それにしても、普段使わない言葉を使うと、本当に疲れる。でも、疲れた以上に面白い。

 

午後に帰ってくると、かなりみんな疲れていたようだったけど、家に帰って来たような様子で少し安心したような顔が見えるのは嬉しい。

この地域の郷土料理である祭り寿司を作ると体験を行なった。こちらは、義母が先生。

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みんな真剣な表情で見ている。

実は、私も初めてじっくり制作過程をみた。

意外と、面白かった。

できた時のみんなの表情は嬉しそうだった。

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そのあとは、恒例になった母国の料理を作ろう体験。今回は参加者が多いので、一緒にスーパーに行くことができないので、こちらで日本食を準備しようと思っていると、なんと、スリランカパキスタンからスパイスなど食材を持参して来てくれていた。では、やりましょう!ということで大にぎわい。

女子学生が8人と、各国の引率者の女性3人が来ていて、引率者の方はみんな既婚である。料理になると俄然張り切りだした。

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女子学生たちに指示を出して、自分もガンガン野菜を切る。

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手前に見えているのはスリランカのチリソース。

タマネギとニンニクに、唐辛子粉とライムが入っているもの。

その奥はマグロのカレー。

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こちらはパキスタンのアチャリという料理。

こちらは、レトルトパックを持参してきていた。

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これもパキスタンの料理で、英名をスプリングロールと言っていた。中にほうれん草、人参、それにキャベツを炒めて巻いてある。

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一番すごいのがこれ。

スリランカのミルクライス。

コメもスリランカから持参。米粒がとても小さかった。

コメの分量に対して2倍の水を入れて炊飯器に投入。蒸らしの状態で、ココナッツパウダーを水に溶いて、塩を入れたものを投入し、再加熱。

大きな皿にいっぱいにペタペタと形作っていた。

 

そして、実食。

スパイスが効いた料理が好きな私には最高だった。

それ以上に驚いたのは、参加者の食欲。

今まで日本でしんどかったんだろうなというのがわかるほど、すごく楽しそうにモリモリ食べていたのだ。この味は、やはり日本にはない。

しかもみんな、母国でやるように、手で食べていたのだ。あまりに楽しそうだったので、私も初めて手で食べることに挑戦。

食べ方を教えてもらって、やってみた。

ミルクライスは、インディカ米だし、とても水分が多いので、指にベタつかない。しかも、おかずをそんなに入れなくてもスパイスが効いていて、それを指で混ぜるので、たくさんお米を食べることができる。さらに、手でたべると、なんか現地の人に近づいたような錯覚すら覚えるほど、衝撃的だった。

なかなか日本では体験できないことだ。

 

みんなの表情を見ていると、本当に満足しているようだった。日本に関心があってきていて、日本の家に気を使って過ごしているのはわかっていたのだが、楽しそうに食べている様子を見ると本当に作ってもらってよかったと思う。我が家の子供達にはまだ口に合うものは少ないんだけど、私には毎回とても嬉しい味だ。

 

民泊の中でも、この料理体験はやはり特別なものなのだと思う。お互いの距離が近づいたような感じがする。11人もいると、話をしない子も出てくるんだけど、料理を作っているといろいろ話をするものだ。

 

楽ばかりではないけど、こんな美味しさを味わえるなんて、本当に感謝の1日であった。

明日の朝は、もうお別れパーティーの日だ。

 

 

 

 

 

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本日から3ヶ国訪問。

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今日は、勝浦で行われた千葉自然学校のイベントで、パネリストとして農家民泊の活動についてお話ししてきた。参加者の方はとても熱心な方が多く、少しでもお役に立てていればよかったな、と思う。

一緒に行った市役所のMさんと、往復の車中でいろんな話ができて、今後の民泊組合の目指す方向も見えてきて、よかった。

 

 午後からは、海外からのお客様の受け入れ。

今回は、パキスタン、ネパール、そしてスリランカの3ヶ国から11名の女性が訪れた。

日本語を勉強している人は1人しかおらず、英語での会話のみ。普段塾で偉そうに英語を教えているのに、言葉が未だにうまく出てこず、「察し合い」の英会話になってしまう。最低限の意思疎通はできていると思うのだけど。

 

今日で日本に来て6日目の方々で、ずいぶん疲れているはずなのに、笑顔を絶やさず私たちと話そうとしてくれて、それだけで嬉しい。

私たちも、この二日間でなんとか楽しい思い出を残して欲しいと思って受け入れている。

 

農家民泊も営業なのだけど、心に残る体験ができればいいなと思っている。そのために、まだまだ工夫の余地がある。何にせよ、工夫できる余地があることは楽しいことだ。そこに、進歩の目があるから。

 

明日は、なんと、3ヶ国の料理が食べられるようだ。自国からスパイス持参で、かなり気合が入っていた。楽しみだ!

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9回目の味噌仕込み!

朝6時に豆の鍋に火をつける。

今日は我が家の味噌仕込み。

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数えてみれば、今年で9回目。

だんだんと、年中行事として定着してきた。

この間は、すべて手前味噌で過ごしてきたことになる。

王国で学んだことを、完全に自分のものにできたように思う。

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豆がだいぶ煮えてきた。

この大きな羽釜は、自然王国から借りてきたもの。年に一回しか使わないので、借りられるとありがたい。

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焦げ付かないように鍋底から混ぜて。

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煮上がった豆を冷まして。

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冷めた豆にできあがった麹と塩をよく混ぜたものを味噌すり機にかける。

それを樽に詰めていくのだ。

小さかった子供達も、味噌作りの一役をきちんと果たせるようになり、今年はずいぶん助けられた。

義母が義祖母の介護でなかなか作業には入れなくても、子供達がいれば結構回っていた。

生まれた頃からずっとやっていると、体に染みつくものなのかもしれない。

私が、12年前に初めて味噌仕込みをやってみて、家でもできると思い、始めたことが我が家の仕事として定着したのが面白い。

暮らしの中の風景として、続けていきたい作業だ。

 

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竹切りと会議と

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学年閉鎖2日目の次女は、すでに家が退屈でたまらない。長女は普段どおり登校しているので、遊び相手もいない。

そこで今日の午前中は、三人で竹切りの続きをやることにした。

私が下で竹を伐採している間、妻が210センチに切って、次女が枝を切っていた。

私たちと同じように、ほぼ3時間作業し続けた。

農作業をすることが好きみたいだ。将来はどうなるかわからないけど、今こんな風に一緒に作業できることは楽しいし、幸せだな。

今日は、足を90本、長さ4m強の腕を11本取れた。

目標の300本まで、あと130本。

これを早く終わらせて、鶏小屋建設と田んぼ準備を始めたい。

 

夜は妻と月例会議。

今年から始めて、2回目。家計のことと、今月の予定を話し合うことにした。

何にどれだけかかっているかを知ることと、何をやろうとしているかを話し合うことで、お互いの予定をつかむことができるし、同じ方向を向いて進んでいけるような気がする。

今月も予定が盛りだくさんだ。

初めてやることもあるし、1つ1つを学びとしていきたい。 

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雑然→整然

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先日、張り切って竹を切った投稿をしたんだが、

これは何年も昔から積みっぱなしになっている竹やわらの上に積んであるもの。

倉庫の間にスペースが作ってあるので、いろんなものを置くのに都合が良く、その都度入れていくとこんな状態になってしまったというわけ。

皆さんに公開するのがはばかられるほど、汚い。

新しく竹を切っても、置く場所もない。

 

よし、かたづけよう!

 

というわけで、学年閉鎖で学校がない次女と妻と三人で大片付け。

中に置いてあった竹とわらと、薪を引っ張り出す。

必要なたびに切っていた竹の支柱は、倉庫の中で使われずに虫に食われていたり、乾燥しきった薪が出てきたり、物を出すだけで2時間近くかかった。

それから、使うものと処分するものに分けて、わらは必要量のみ確保する。

軽トラ4杯分のわらは、イチョウの木の下に敷くことにした。

昼までの3時間半でだいたいめどがついたので、午後からは1人で片付け。こちらも2時間。

ようやく終わった!

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これで、はざかけ用の竹もきれいに置くことができる。忙しいといい加減になりがちなところも、意識して整理していくことで、定位置管理をしていけるよう進めていく。

明日は竹切り第2弾!

 

 

 

 

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ここが、暮らしの場となる未来を

先週から引き続いて、炭材の木寄せ。

先週運びきれなかったものを運ぶ日だ。

今日は林さんと2人で作業。

前回ほとんど運んでいたので、軽トラ3往復で運び終わる。

並べられた炭材。

これを、明日は炭窯に入れられるよう木割りを行う。

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今回切ったところは距離にすると15メートルくらいか。これから、時間をかけてきれいにしていくことになるだろう。

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炭焼きは、楽しいし、やっていて意義深い。

しかし、これで対価を得ているわけではないので、いかんせん、忙しくしている中の隙間仕事にならざるを得ない。

仲間の時間がなければ、何とかやりくりして行うしかない。

やりたいこと、やるべきことがあっても、それをうまく実践できていない。

 

そんな中、何気なく手にとった本。 

 

いつか、すべての子供たちに――「ティーチ・フォー・アメリカ」とそこで私が学んだこと

いつか、すべての子供たちに――「ティーチ・フォー・アメリカ」とそこで私が学んだこと

 

 

“Teach For America”というNPOを作った女性の本だ。この団体は、学生が大学を卒業してからの2年間を、全国の小中学校に派遣され先生となるという事業を展開している。最貧困地域では教育が不十分であり、これを解決することがアメリカを発展させるというビジョンをもって取り組んでいるのだ。

現在も活動は継続していて、アメリカで目覚ましい成果を上げ、日本でも似たような取り組みがあるそうだ。

教育については、私も塾講師をしていても常に問題を感じていて、なんとか解決したいと思っているのだけど、今日書きたいことはそのことではない。

 

著者のウェンディ・コップは、この本の中でビジョンを語ることに加えて、自分がいかに資金獲得に奔走したかについて語っている。

ほとんど寝ずに、仕事していることもしばしば。

「アメリカは寄付文化が根付いているから、寄付だけでやっていける」ということがよく語られるが、それほど甘いものではなさそうだ。

寄付をもらうことは、それに対して自分の事業をどう説明するか、共感を得て寄付を得るか、その道筋が語られている。

 

自分に引きつけて考えてみると、今の生活を維持することに汲々としていると言われても仕方のない現状。「それをやることは難しい」などと理屈をつけて、実行に移していないだけのような気がする。

 

どのようにして共に働く仲間を見つけるか。

どのようにしてビジョンを実現するのか。

それが、取り組むべき問題だ。

 

 

 

 

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ちょっと日本人向けにマイルドなタイ料理

タイの民泊2日目。

午前中は大山千枚田で餅つき体験、昼からは習字体験をして、それぞれ思い思いの漢字をかいてきた。

その後は、車で30分弱のスーパーに行って夕食のための買い物。

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もちろん、全ての食材が揃うわけではないので、ないものをあるもので補う。

帰宅して、早速食事作り!

料理好きな子もあまり得意でない子も、それぞれ話し合って進めている。

タイを出発して今日で6日目だから、そろそろタイ料理が恋しくなる頃だろう。

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40分ほどで、12人前の料理が完成!

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パッタイと。

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トムヤンクンが完成!

義母と子供達が辛いのが食べられないので、

少し辛さを控えてくれたらしい。

 

でも、とても美味しかった!

日本のスーパーで揃う食材でこれだけのものができるなんて驚きだし、大満足だった。

 

車でスーパーまで往復する間、いろんな話をした。学校のことや将来の話など。それぞれが夢を持っていて、聞いていてとても楽しかった。

チェンマイに行ったら象に乗れるみたいなので、いつかぜひタイに行ってみたい。

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Homestay from Thailand!

今日から日曜日まで、タイからの女子高校生7人が我が家に宿泊する。

妻が今cafe enや直売所「みんなみの里」で販売しているケーキやジャム、お米などを並べていた。

最近バルーンアートで遊び始めた子供たちの作品を飾ると、なんかいい感じ。

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少しずつ、こんなふうにやれることをやっていきたいと思っている。今は、この農家民泊を工夫していくことがテーマだと思っている。

 

夕方、ようやく彼らが到着した。

高校で日本語を学んでいる子が3人いて、簡単な日本語を話せる。簡単、とは言っても十分日常会話ができるレベル。日本人の先生もいるようだが、タイ人の先生が教えてくれているとのこと。

今回も含めて、海外からのお客様はJenesysという、日本の外務省のプログラムの一環として来日している。アジアを中心に、若者を招いて日本について知ってもらおうというプログラムだ。

だから、日本に関心を持っている人たちがとても多い。その上、英語のレベルはほぼ完璧に近い。それは、今回は高校生だが、中学生であっても、どの国の人々も非常にわかりやすい英語を話す。いったい、なぜこれほど英語がうまいのだろう?もちろん、国によって訛りはあるのだけど、外国人である日本人にとっても、十分理解できる英語なのだ。

私も、せめて彼らくらいは話せるようになりたい、と地道な努力は続けている。少しずつできるようになっているけど、まだまだだ。

本当ならタイ語も勉強したいくらいだが、さすがに手を出すのは厳しい。発音も、文字も難しすぎる・・・

夜に塾講師の仕事があるので、私は彼らとは2時間ほどしか一緒にいられなかった。

今日の夕ご飯は民泊定番の餃子鍋。みんなで手作りしよう!というと歓声が上がるほどノリのいい人々。

たくさん食べてくれたみたい。

明日は大山千枚田での体験プログラムを経てから、地元のスーパーに行って、タイ料理を作る予定。楽しみ〜。

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私たちは、空間をつくっている

昨日に引き続いて、炭焼きのための木寄せ。

結構たくさん伐ったことと、田んぼがぬかるんでいたために、午前中で全てを片付けることはできなかった。

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作業をしながら、林良樹さんが、

「一緒にやれる友達がいるって本当にいいなぁ」と言った。

私たちは、ただ、炭焼きをしようということで集まっただけなのだが、心の奥底では、この地域で暮らすことを楽しみ、素敵な空間を作ろうとして過ごしている。同じ心を持った人々で共に作業をしていくことで、心がこんなに穏やかになるなんて。

困ったことが起きても、なんとかやってゆける気がしている。 

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残念ながら、作業は来週に持ち越しになってしまった。

実際の炭焼き作業は、2月13日月曜日から行うことになった。やってみたい方は是非ご連絡くださいね。

 

夜は、妻と週末から受け入れる民泊について話をした。

今回は、タイから高校生が7名、二泊三日で我が家に泊まる予定。

いつも考えていることなのだけど、彼らにとっては日本の農家に泊まる体験が一生に一回の体験になることがほぼ確実だから、できるだけここでの体験を素敵なものにしてもらいたい、ということだ。

何か特別なおもてなしができるわけではないが、「あなたたちが来てくれるのを待っていました。短い時間ですが、自分の家にいるみたいにリラックスして過ごしてくださいね。そして、私たちにあなたたちのことも教えてください」という気持ちで接している。

民泊を始めたのは今から6年前だが、私はその前からずっとこういう受け入れ仕事が好きだった。

そもそも、鴨川にくるきっかけも、「多くの人が集まる場所を作りたい」という思いがたままた加藤登紀子さんに出会えたことで実現したのだし。

今は、小中学生をはじめとして、海外からの研修の人々が宿泊してくれるようになっている。

鴨川市農家民泊組合としての受け入れが主体なので、一般のお客様を受け入れることはほとんどしていないのだが、いつかはやりたい。

ひとつひとつ、暮らしを積み重ねていくことで、私たちは空間をつくっているのだ。

 

炭焼きでも、自宅でも、自然王国でも、塾講師でも。たくさん、工夫のできる場所がある。そう考えたら、自分はなんて楽しい暮らしをしてるんだろうと思うのだ。

 

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