大作に取り組む。

 

バテレンの世紀

バテレンの世紀

 

 先日から、ずっとこの本に取り組んでいる。

鉄砲伝来の前の、ポルトガルがどうやって大洋に乗り出してきたのかから説き起こし、島原天草一揆を経て、1643年のポルトガル完全追放までの流れまでの約100年を描いている。

小学生の頃に、集英社の「まんが日本の歴史」を幼稚園の先生から譲ってもらい、何度も読み返して、強く印象に残っているのがこの時代。

まだ断片的にしかつかめていないのだけど、以下の多くの人々が日本に来ていたかを感じられてとても面白い。

歴史の教科書にはザビエルがきた話しか出てこないのだけど、もっと知るとどんどん知りたくなってくる。

本書は、実はまだ家康時代のところまでしか読めておらず、後3分の1、なんとか読み進めたいものだ。

 

続いては、この本。 

クアトロ・ラガッツィ (上) 天正少年使節と世界帝国 (集英社文庫)

クアトロ・ラガッツィ (上) 天正少年使節と世界帝国 (集英社文庫)

 

  

クアトロ・ラガッツィ 下 天正少年使節と世界帝国 2 (集英社文庫)

クアトロ・ラガッツィ 下 天正少年使節と世界帝国 2 (集英社文庫)

 

これも同じくキリスト教伝来について書いてあるんだけど、渡辺の本に比べると扱う時代が少し狭いので、よりリアルに書いてあり、引き込まれてしまう。

 

最後に。

星野博美の本は大好きだ。この人は、自分の見たこと、調べたことを丹念に綴る。どう動いたかまで書いてあって、著者とともに一緒に調べているみたいな気がする。

本書は彼女がリュートだったっけ?古い楽器を手にするところから、天正遣欧使節もこれを弾いたんじゃないか?という疑問を持ってあれこれ調べていく話。

 

草刈りに疲れてしまったので、今日は自分の好きな本を紹介させてもらった。 

以前のブログを読む

暑さ、戻り…

f:id:takehirosudo:20180821233640j:image

動物のえさやりをした後、稲刈り鎌を研ぐ。

少しずつ研ぐのも上手くなっているのでは、とひとりごちる。

刃物には最近椿油を塗るようにしている。

道具をきちんと使える人になりたいと思っているからだ。

 

その後、稲刈り前の田んぼの草刈りへ。

稲刈り前に草を刈る必然性はそれほど高くないけど、見栄えがよくなるし、コンバインが回転するためのスペースを作るために刈った稲を置くために、草刈りする方がいいのだ。

今日は、仲間でやっている山賊会の田んぼの畦を刈る。

ハンマーナイフモアという機械で刈っていく。

この機械は平場ではすごい威力を発揮するのだが、畔のような狭いところはそれほどきれいに刈れない。

でも、一回通ると90センチくらいの幅で草が刈れるので、効率はいい。

土手から落とすと、壊れてしまうかもしれないので、速度を落として慎重に刈る。

 

1時間強運転すると、振動と騒音で結構疲れる。

しかも、今日は久しぶりに暑さが戻り、その上蒸し暑かった。

予定では山賊会の田んぼをやった後、自分の田んぼを刈るつもりだったのだが、残念、体力が続かず。

午後からは、室内でやれる仕事をしたのであった。 

以前のブログを読む

雨の日の自然王国では

昨日、たまめぐの新製品として、「にらファイト」を直売所に出荷したのだけど、それを受けていろんな方から「買ったよ」とご連絡をいただく。ありがたいことだ。改善して、たくさんの人に届くようにしたい。

 

昨夜からの雨は、今朝も降り続いていた。自然王国に上がってみると、せっかく乾いていた田んぼに水が入っている。自然の中での仕事なのでやむを得ないのだけど、やはり残念である。やれることをやるしかない。

 

小雨が降る中野菜を収穫し、出荷作業を行う。毎回7〜8種類くらいの野菜を出荷するので、通年でいろんな野菜を用意しておかなければならない。たくさん種類があるからカフェなどでもいろんなメニューが作れるのだ。

 

野菜出荷後は、ペッパーソースの瓶詰め。

f:id:takehirosudo:20180820230701j:image

これは王国で栽培した唐辛子を塩漬けし、寝かせてビネガーと混ぜてミキサーにかけて絞って、2ヶ月以上寝かせたものだ。できるまで時間がかかっているので、商品になる嬉しさはひとしおだ。

辛味と酸味が程よく混ざって、とても美味しい。

元々はイノシシにやられない作物を、ということで始めたのだけど、今は商品として定着している。コツコツと、できることを積み重ねていこう。

 

以前のブログを読む

ついに、新製品が!

f:id:takehirosudo:20180819215558j:image

新製品、にらファイト。

義母の命名である。

なんのことはない、にらのしょうゆ漬けなのだが、

人から聞いて作り始め、我が家産の青唐辛子を入れたりしてアレンジを加えて来た。

我が家を訪れた人に出してみると、「美味しいよ、何にでもいけるし」と言ってくれる。

それを真に受けたわけではないけど、一度出してみよう、と思って瓶詰めして初めて出荷した。

みんなみの里 | 無印良品に置いてある。

今までは妻と義母の商品しか置いていなかったので、初の私の商品になる。

途端に売上が気になるのだが、残念ながら初日はゼロだった。

工夫を重ねるしかないな。

是非、皆様みんなみの里にお立ち寄りください!

 

籾摺りの講習を受けてからは、今日はお隣さんたちと焼き鳥会。

日頃忙しくてなかなかゆっくりできないので、今日は久々に。

いつも焼き鳥をするときは、石渡チキンストアー / 一般店舗 / かもがわナビ(かもナビ)まで買いに行っている。

この店はお店で鶏を解体して販売しているので、肉が本当に美味しい。

内臓も豊富にあって、レバーやハツは特に最高。

私はこの前やったばかりなのだけど、食べる人が変わればまた新鮮だ。

f:id:takehirosudo:20180819215624j:image

何より、私は焼くのが大好きなので、子どもたちも喜んで食べてくれてよかった。

来週の稲刈りイベントも焼き鳥にしようかな。

 

 

 

以前のブログを読む

そのツヤ、粒だち。

f:id:takehirosudo:20180818225346j:image

いよいよ、この日がやってきた。

そう、山賊会の稲刈りだ。

私は参加できなかったものの、昨日一部の田を稲刈りした。

f:id:takehirosudo:20180818224803j:image

f:id:takehirosudo:20180818224811j:image

今朝は6時半からもみすり。

籾摺りには、全員集まれた。

我が山賊会は、機械がすべて親方の家にあるので、それを使わせてもらっている。

 

昨日乾燥したもみが籾摺り機に入り、

f:id:takehirosudo:20180818224952j:image

出荷米と未熟米に選別され、

f:id:takehirosudo:20180818225106j:image

袋をしばる。

f:id:takehirosudo:20180818225150j:image

できた袋は18袋。約1反で9俵取れたことになる。

まずまずのできだ。

みんなが揃っていて、いい天気だったので記念撮影。

f:id:takehirosudo:20180818225233j:image

このメンバーで、去年の秋からやってきた。

みんな忙しい中、都合をつけて作業に参加してきた。

その積み重ねが、今日の一日。

まだ、稲刈りは始まったばかりだけど、今日は一区切りついた日だ。

夜は、新米を食べた。

メンバーみんなで少しずつ分けたものだ。

f:id:takehirosudo:20180818225313j:image

毎年新米を食べるときは嬉しいものだけど、今年は新しいことを始めたので、

格別な味だ。

f:id:takehirosudo:20180818225414j:image

さあ、このあとは収穫した米をどう販売するか。

この山賊会の活動を続けていけるよううまい方法を考えたい。

 

以前のブログを読む

秋晴れ!

f:id:takehirosudo:20180817213532j:image

と言ってもおかしくないほど、今日は涼しかった。

次女と動物たちの餌やりをしてから、最後の夏期講習にいく。自分としては思いを持って伝えたつもりだが、どこまで伝わったかは自信がない。勉強に向かうきっかけにでもなればいいと思っているのだけど。

帰宅後は、あまりに草が生えすぎた我が家の周りの草刈りを行う。先日友が来てくれた時も、結局汚いまま迎える事になってしまい、なんとかしないといけないと思っていた。

だけど、ここ何日か暑い日が続き、なかなか腰が上がらずに、別のことをやって過ごしていた。

で、今日ようやく動き始めたというわけ。

平らなところはモアで刈って、それ以外の土手などを刈払機で刈る。

毎年何回同じ作業を繰り返すことか。この地で暮らす以上はずっと続くわけだ。

そう考えると少し呆然とするが、伸びてくれば刈るだけ、と考えればそれほど大げさな話でもない。

秋晴れだ!と呑気に喜んで、身体が動かしやすいね、なんて軽口を叩いているくらいが健康でいいのかもしれない。

少し能天気が過ぎるか?

以前のブログを読む

1日の最後の仕事は、溝掘り。

f:id:takehirosudo:20180816214345j:image

今週の月曜日は王国のお盆休みだったので、1週間ぶりの勤務になった。週末から訪れる団体利用のために、施設準備を行った。

準備が終わった後には、山小屋前に座って9月のイベントの打ち合わせ。ここ何年かで、いくつかの団体が自然王国で米づくり体験を行うようになったので、各団体の調整が必要になっている。事務所でやってもいい話なんだけど、山小屋にいると受け入れ現場となる田んぼを見ながら話ができるので、イメージしやすいということがある。

1時間近く話すると、すっかり9月の稲刈りイベントをイメージすることができた。あとは、着実に準備を進めるのみ。

 

王国での勤務を終えてからは、山賊会の作業へ。

こちらの稲刈りは、明日から始まる。田植え時期から計算して、3回くらい土日を利用して稲刈りをする予定だ。

今作付けしている田んぼは、過去3年ほどまともに米ができていなかった田んぼだ。私たちがやったら上手くいくだろうと思っていたわけではないけど、やはりかなり稗が生えてしまった。

それに加えて、土手から流れ込む水のせいで、田が上手く乾かない。そこで、なんとか溝を掘って、少しでも乾かそうということで、メンバーみんなで溝掘りへ。スイスイ掘れる田と、水が溜まって掘るのが大変な田と色々あり、2時間弱の作業ですっかり疲れてしまった。いい結果が出るといいな。

以前のブログを読む

信念の人、ハイエルダール

 

コンチキ号漂流記 (偕成社文庫 (3010))

コンチキ号漂流記 (偕成社文庫 (3010))

 

 夕方頃、これで感想文を書く、と次女が本を持ってきた。

おお、コンチキ号漂流記。私も少年のとき読んだ本だ。

懐かしいなと思ってパラパラめくると、やはり面白い。

 

ハイエルダールってどんな人なの?」

ノルウェーの学者」

「何をしようと思ったの?」

ポリネシア人がどこからきたのかを調べるために、原始的なイカダを作って、ペルーからポリネシアまで渡ろうとした」

「そうなんや。そのイカダをみて、周りの人はどう思ったの?」

「そんなイカダじゃすぐに沈む、やめた方がいい。ポリネシアまでいけるわけがない、と言われた。でも、昔の人はこの船で行ってたはずだ、その通りに作ったんだからいけるはずだって何度も自分の心に確認したんだって」

「航海に危険はなかったの?」

「あった。サメが来たり、高潮が来たり、暗礁に乗り上げそうになった」

「途中で止めようと思わなかったの?」

「やめなかった」

「なんでやろ?」

「何としても研究をやり遂げようと思ったから。信念があったから。」

 

などという会話をしながら文章メモを作っていき、その後下書き。

一緒に話しながら進めていると、ハイエルダールという学者がどんどん短になってくるし、次女も、「なんか感想文書くのが面白くなってきた」などという。

いつもは9時前には寝るようにしているんだけど、10時前までかかって清書を進めていた。

「私は、信念を持ってこの文章を書くよ!」

と言いながら、仕上げまで持っていくことができた。

本人もそれなりに納得できたようで、付き合ったかいがあったように思う。

以前のブログを読む

対話篇:読書感想文の書き方を。

娘:読書感想文って、どう書いたらいいの?

 

父:そもそもさ、読書感想文って、何を書くものなの?

 

娘:本を読んで自分が思ったことを書くもの?

 

父:自分が思ったことって何なの?

 

娘:自分の心が揺れ動いたところ。悲しいとか嬉しいとか、感動したこととか。

 

父:どんな時に心が動くの?

 

娘:それが書いてある文章を読んだとき。

 

父:そうやね。心が揺れ動いた場面を書き出してみると、自分がなぜ気持ちが動いたのか、読んでくれる人に伝えやすいよね。

 

娘:そうか。

 

父:そんな場面を2-3個書き抜いて、並べ替えたり、減らしたりしながら書いていくといいよ。

 

娘:学校でやった通り書かなくていいの?

 

父:自分の心が揺れ動いたことを、読んでくれる人に伝わるように書ければいいよ。別にそれが学校の言う通りしゃなくてもかまわない。

 

娘:でも、思い浮かばないよ。

 

父:そうなんや。じゃ、思い浮かばないとき、どこに戻ったらいいと思う?

 

娘:本?

 

父:そう、本だよ。頭のシワが増えるくらい読み返せばいいよ。

 

娘:私の脳はもうこれ以上、シワなんて増えないよ‼︎

 

父:そうなん?ま、やってごらんよ。やってると書けるようになると思うよ。

 

といった感じで、読書感想文の書き方を一緒に考えてみた。毎年書くのに苦しんでいるようだけど、自分の考えをまとめる練習になるんじゃないかと思い、つきあっている。別にコンクールに選ばれなくても、完成させられれば、それでいいと思っている。

大切なことは、自分の考えを相手に伝わるように構成していく練習をすることにあると思っているから。

以前のブログを読む

まるでナルシシストみたいだけれど

f:id:takehirosudo:20180813222729j:image

昨夜の様子を友が撮ってくれていた。

他に人が写っているのだけど、未承諾なのでトリミングしてある。

なんだか、私はとても楽しそうに話をしているではないか。自分の姿を外から見るのはあまりないので、ちょっと掲載してみた。

昨日も書いたけど、昨夜は良い夜を過ごせた。今何をしているかについて話すことは、今後のこと、未来のことにつながるからとても好きだ。

自営業は、安定してないし先が見えないし、というのが私の愚痴の1つだけど、結局はやらない言い訳に過ぎないのだと思う。

自営業で生きる覚悟をして、業績を上げている人が同級生にいるのだから。

今考えていることは、自宅にある資源を利用して仕事を作りたいということ。ずっと考えていることなんだけど。

ここ何年か自分の日常食として作っているものを昨日みんなに出したら、意外なほどに好評だった。

というわけで、今月中に新製品にしてみようと思っている。せっかく惣菜加工の資格も取ったのだから、何にでもトライだ。

 

 

以前のブログを読む