ニンジンとアサツキ定植

朝から、強風です。
天気予報を見ても、強風の原因は述べられていないのですが、とにかく強い風です。
まずはタマネギの苗とニンジンの畝の草刈り。



タマネギの苗。
大きな苗を買えば簡単ですが、去年から育て始めました。
今年は播種機も導入して、順調に成育中です。
ちなみに苗床は、第2農場で去年ニンニクとエシャロットを植えていたところです。
11月に定植予定です。

その後はニンジンの中耕を行って、ぼかし肥の追肥です。
中耕は、土の中に空気を入れる働きと、余分な雑草を取る働きなどがあります。
王国では三角ホーを使って行っています。

それから、アサツキ定植を行いました。
今植えると、とれ始めるのは年始あたりからです。
年始から3月くらいまでとれるので、野菜の少ない端境期に大きな一役を果たしてくれます。

静かに、だけども着実に来年への準備を進めています。
現場があれば、声高に叫ぶ必要は何もないのです。
ただ、そこに答えがあるから。

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ごま収穫!

明日、少し雨が降るかもしれないので、今日は脱穀か?と思いきや、コンバインのバッテリーがなく断念。一年に一日しか使わないのでやむを得ないが、農業機械のメンテナンスは大変だ。もっと大きくやるようになればコンバインなどの購入も考えるが、今の規模では不要なもの。金曜をやり過ごし、土曜日に脱穀予定。雨よ、降らないでおくれ。

さっき、ミツヲさんから「ごまを干したから写真を撮りにきて!」と電話があった。
で、行ってみた。

今年初めて育てたごま。
立派に育ちました。
新住込人のFちゃん。

月末までは研修予定。
その後はどうなるか?まだ未定です・・・
王国農園担当ミツヲ氏の手に乗ったごま。

土を感じますね。

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住込人帰る。

9月11日より2週間いた住込人が、今日出発しました。
2週間は、あっという間でした。
トマトやピーマンがなっているところを初めて見た、と新鮮な驚きを口にしていました。
彼のいた2週間は、電機連合稲刈り〜王国イベント、大隈塾社会人稲刈り〜里山帰農塾と最も忙しい2週間と重なっていました。
農作業が全く初めてだったにもかかわらず、小中高と野球部だった根性のせいか,早稲田大学大隈塾で鍛えられているせいか,それともバイト先でM田さんに鍛えられているせいか,懸命に農作業やイベント受け入れに取り組んでいました。
決して要領が良くはないのですが、一生懸命に取り組む姿はとてもすばらしかったです。
会員さんや参加者のみなさんともとけ込んでいて、好感が持てました。
昨日は、彼を囲んでの送別会を王国の若手スタッフとその家族、T坂さんとでおこないました。
2週間経つと、彼自身も食事は作れないながら、自分のできる片付け、食器準備などを進んで行ってくれました。
特に別れの言葉はかけなかったですが、彼と一緒に過ごせてとても楽しかったです。
若いことは、それだけで意欲的になります。
社会に出ていない素直さ、というものもあるのかもしれません。
4月から、新聞社に就職し、地方勤務だとのこと。
厳しい仕事で、もまれていくのでしょう。
そんなとき、稲刈りを一日中少人数でやってくたくたになったことに思いを馳せるのかもしれません。
ジャーナリストとして、足下からの視点で記事を書いていく記者になっていくと思います。
がんばれ、鈴木健太

ちなみに、今回の帰農塾レポートは、彼が執筆してくれました。もうすぐホームページに載りますので、お楽しみに!

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食のブラックボックス

「ここまでやったんだからブラックボックスを作りたくないんですよ」
と棚田チャレンジのハッタさんが言う。
うん、そうだなぁ。
だから、脱穀をやりたいのか・・・
確かに、稲刈りをしてはざかけにかけた後は脱穀から乾燥、もみすりという工程を経るのだが、この流れを体感することは難しい。
なぜなら、脱穀はお天気勝負。どうしたって天気には逆らえない。1週間から10日乾燥させればよいのだが、場合によってはその前に雨が降るとなれば脱穀してしまう。
しかも、脱穀は機械を使って行うのであまり大人数では行えない。

ここら辺の理由を説明して、話し合って、この流れをちゃんと伝えるということで話しは終わりになった。
脱穀は王国スタッフで行い、19日に玄米か白米で届けることになる。
そのときに、脱穀せずにおいていたはざかけ中の稲を保管しておき、当日のワークショップで足踏み脱穀、すり鉢とボールによる脱穀を行うことになった。
それでなんとか最終の流れを体感しよう、ということ。
脱穀以降の作業は、個人ではなかなか難しい。
どうしても機械に頼らざるを得なくなる。
昔の農業は本当に大変だったろう。自分の時間なんてなかったんだろうな。
だから、今は今のやり方でやるのがベターだと思っている。

食のブラックボックス。
私たちの食は、本当に危ういところにきていると思う。
三笠フーズ汚染米事件は、三笠フーズの社会道徳のなさ、農林水産省との癒着構造が大きな問題であるが、ジャーナリストの高野孟さんが言うとおり、生産と流通が分離し、むしろ生産が流通に従属するようになってしまったことから起こる構造的な問題である。
これをどのように解決していくのかは、ある程度国家的な政策が必要であろう。
でも、今の私たちに国家を動かしていく力がないのであれば、今棚田チャレンジや王国イベントで行っているような地道な活動を続けて、一人でも多くの人が少しでも自給していく力、ネットワークをつくっていけるような活動をしていくしかないであろう。
そんな一役を、今日も果たしてゆこう。

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稲刈り終了!

いよいよやってきました稲刈り。
王国イベントもずっと田植えから草取り、稲刈りまでの一連の流れをやるのですが、この種まき大作戦の「棚田チャレンジ」は今年初めての取り組みでしたから、感慨もひとしおです。
さらに言えば、王国の手刈りで行う稲刈りもこれが最後。後3反歩ばかり残っていますが、こちらはコンバインで刈ります。
時間は11時前、大山千枚田の駐車場からみなさんてくてく歩いてこられました。その数総勢50名。1反歩の稲刈りにこれだけ集まると田んぼはいっぱいです。
5月からずっと一緒にやってきた棚田チャレンジの参加者は10名に満たない少なさでしたが、会えることの喜びはそれ以上です。
いつもどおりわら作りを説明し、その後昼食を食べて稲刈り。さすがに人数が多いので、約2時間で終わってしまいました。
あとは、10月19日の土と平和の祭典での新米試食です。
ふぅ、そろそろ一息つけそうです。
11月まではたまねぎ定植、冬野菜種まきで忙しいのですが・・・

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古代米の稲刈り

3週間ぶりに週礼を行ったとき、古代米の話題になりました。
もう刈れるんじゃないかという話になり、会議終了後田んぼに見に行きました。
赤米と、黒米を刈ることに決まりました。
写真がないのが残念ですが、王国田んぼと同様かそれ以上に倒れていて、
かなり刈りにくかったです。
しかも!赤米(品種は唐師坊)は、コシヒカリとは違って、茎に節のようなものがあり、
中にははっきりと空洞があります。
そして、稲から籾がとても外れやすいです。
石田さんから聞きました。
こういう稲だから、千歯こきで脱穀できるとの事。
コシヒカリは、外れにくく改良した品種なのです。
黒米も、コシヒカリと違うのはもちろん、赤米とも違います。
稲にも品種があることを始めて実感しました。
むむむ、知らないことばかりです。
一つ知ればもっとたくさん知らないことが出てきます。
すべてを知ることはできないかもしれないので、知っているところから始めるしかありませんね。
明日はいよいよ種まき大作戦「棚田チャレンジ」の稲刈りです。
40人参加予定なので、いろんな人に会えるのがとても楽しみです。
この一年、一緒にやってきた人たちとも一つの区切りです。
天気予報も、晴れです!!!

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里山帰農塾三日目

帰農塾が、終了しました。
初日の夜は台風に見舞われたものの、二日目は晴れ渡り、
三日目も解散までは雨が降りませんでした。
結果的に天気に恵まれました。
今、眠い頭に呼びかけながらこれを書いていますが、
初日の顔と、帰る間際のみなさんの顔の変化がとても印象的だったことを思い出します。
無論、初めて来る場所での緊張もあるのでしょうが、3日間だけで人の表情ってこんなに変わるのか、と思いました。
参加者の中で将来王国のような場所を作りたいという方がいて、「運営の方法、今後の展望はどんな感じですか?」と聞かれました。
そのとき、一言で出てきたのは、「現場に居続けることかな」という言葉です。
不思議なことに、今までこんな表現を使ったことはありませんでした。
でも、この「現場に居続ける」という表現が今の私にぴったりです。
5年前に王国に来て、いろいろの体験を屁て、5年前と核になる考え方は変わっていませんが、その考えをどのように表現し行動していくかということについてはずいぶんの変化がありました。
多くの人、稲や野菜たちとつきあう中で、自分が変わっていったのだと思います。
昔何気なく読み流していた本も、今読み直すと全然違う、とても深い印象を抱きます。
これはきっと、自然王国の持つ時間と空間の威力ではないでしょうか。
ふと見つめ直した自分の4年間が、意外に長い時間であることに気づきました。
自分も、この場所に生かされている。
この場所に生かされている自分が何かを発信している。
不思議ですし、ありがたいことです。
とりとめもない思いを書いてしまいました。
また、参加者の感想で、「稲刈りをして体中が痛いのだけど嫌な痛みではない」というのがありました。
そういえば私も寝不足で、疲れているのだけど、嫌な疲れではないです。
少しずつ、自分に物事に対する感受性が育ってきているような気がします。
明日からまた、日常生活が始まります。
ペースの調整をして、熱いながら静かな思いで暮らしてゆきたいです。

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里山帰農塾二日目

心配していた台風、確かに夜中はすごかったです。
3時ころ目を覚まし、風の強さにおののいて雨戸を閉めまくりました。
妻と娘二人は爆睡でしたが・・・

朝起きてみると、小雨になっており、
心配していた王国のはざかけもひとつも倒れていませんでした!
ほっとしました。
低く立てたはざかけは重さで若干沈んでいたので、小原さんと竹本さんが
修理してくれました。
ですので皆さん、ご安心ください!
稲は無事お届けできそうです。

さて、元に戻ります。
畑は、育苗ハウスで苗の植え替え。
そのあとはいよいよ、鶏解体です。
指導用と合わせて6羽解体しました。
参加者の感想は、「きつかったです。」「食べ物を食べる、ということを知りました」などでした。
調理師学校で解体をやったことのある人も、それは毛をむしられて、内臓も抜かれた後の
鶏を解体していたとの事で、最初から最後までやるのは初めてだったそうです。

昼からは稲刈りでした。
5月に田植えをしたところを刈ったのですが、これが昨日の台風で水浸し。
ひざまで使っての稲刈りをする場面もありました。
もっと詳しく書きたいのですが、実はまだ交流会中なのです。
また明日でも、追記します。
おやすみなさい。

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里山帰農塾一日目

台風が来ているというのに、決行することになりました。
現在午前6時ですが、本日は午後遅くから雨が降るようです。
延期しようか中止しようか、迷うところです。
2泊3日の日程、季節的なものを考えるといかんともなしがたく
今回は決行することにしました。
外での実習は無理かもしれません。

今回15人が参加する、大きなイベントになりそうです。
人数的には参加者それぞれの顔が見えていい感じです。
稲刈り、鶏解体、畑作業ができればいいですが。

昨日から来た住み込み人の忘れ物は無事発見されました。
早朝に鴨川営業所まで行ってきました。
さすがに4時半ころはほとんど車の通行がなく、
15キロの距離の中で2台にしかすれ違いませんでした。
でも、駅やバス停はもう動き出しているし、
こんな田舎でもコンビニは煌々と明かりを照らし出しているし、
早朝ドライブもなかなかおつでした。

さぁそれでは、本日も元気にやってきます。
第一印象が大事ですからね!(笑)

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野菜宅配と新住込人来る

台風が近づく中、今日は野菜宅配です。
かっぱを着て収穫。そんなに雨は強くありませんが、
2時間ほど作業すると、服はびしょぬれです。
宅配件数は、いつもより少なく19件。
これでも、以前に比べると多い方ですが。

昼からは、新しい住込人がやってきました。
Kさんという20代の女性です。
明日からの帰農塾、準スタッフという形で参加してもらう予定です。
大阪からわざわざやってきてくれました。
もちろん、大阪といっても広いので、特に私と関係があったわけではありません。
旅が好きで、将来は自給自足の生活を送りたいそうです。
9月末までの滞在予定ですが、どんな展開があるか楽しみです。

うっかりさんと自認するだけあって、さっそくバスに忘れ物をしたようです。
現在追跡中。
対応の悪い日○バスさんですが、なんとか探してほしいものです。
彼女には車の免許がないので、誰かが取りにゆかねばなりませんが・・・
ま、それもよいでしょう。

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