天高く。。。

f:id:takehirosudo:20130902150547j:plain

週末の自然王国の稲刈りのための田周りの草刈をしていたところ、
あんまり美しく感じたので撮影。
まだまだ暑い日が続くが、このような美しい瞬間に出会えることが、
ここで暮らすことの幸せがある。

ただ、ここで自分の幸せだけ考えて、
日々漫然と過ごしていたのではつまらないし、
くらしも行き詰まりかねない。

日々安定した収入があればそれは楽だし、
もちろんそれが当たり前だとも思えるのだが、
工夫して生活を作り上げていく喜びを信頼に変えていきたい。

なお、自然王国のイベントは、王国会員限定となっておりますが、自然王国を体験していただくために、お試し参加が可能となっております。まだ申込が可能なので、ぜひご参加ください!
王国会員制度 « 鴨川自然王国

以前のブログを読む

田の中、草刈りを

稲刈り体験が終わったならば、
いよいよコンバインによる稲刈り。
除草作業に取り組んだものの、
残念ながら草の勢いに負けてしまっている。
大概の草はコンバインは気にせず刈るらしいが、
ヒエなどの固い草はコンバインの刃が巻き込んでしまうとのことで、
今日慌てて田の中に入って、固い草を鎌で刈っていった。
しかし、当然田の中にはイネがぎっしり生えているので、
それをかき分けて進まなければならない。
朝7時から5時間ほどやったが、
まったく終わらない。
午前中はやむなくあきらめ、昼から再開。
3時過ぎに始めると、風も吹いてきて、朝ほど日光も強くなく、
妻も途中から加わって2人で進める。
カサカサっという稲をかき分けて進む音が耳に心地よい。
水を抜いて乾いた田の中を歩いていると、
今年の春に水ためで苦労したことを思い出す。
初めての水稲栽培は、点数をつけるとすると40点くらい。
合格点に満たないだろう。
それでも、私の管理不行き届きにも関わらず、
なんとか実をならせてくれた稲たちに感謝しなければならないほどだ。
全てが、学びになる。

f:id:takehirosudo:20130901163413j:plain

以前のブログを読む

稲刈った!

f:id:takehirosudo:20130831110318j:plain

今年4月末に田植えした田んぼの稲刈り。
市川から4家族が来てくれた。
暑い日だったが、みんなばてずに最後までやりきった。
刈りきれない場合のために、バインダーという稲刈り機も準備していたが、
機械を使わずに全て手刈り。

5歳の次女も、一人でのこ鎌をもって稲刈り。
(7歳の長女は実は一度も刈らなかった笑)
f:id:takehirosudo:20130831110341j:plain
普段は何でもできるお姉ちゃんの陰に隠れているが、
なぜか今日は大張り切り。

10時半から始めて、12時過ぎになんとか終了。
はざ掛けを終えて、みんなで記念撮影。
f:id:takehirosudo:20130831120535j:plain
(撮影:西岡千史)
f:id:takehirosudo:20130831122343j:plain

1週間後に脱穀して、2週間後くらいには籾摺りをして玄米になる予定。

頑張ったあとは、昼食!
昨日書いた通り、流しそうめんをやった。
そうめんのほかにも、みかんやゼリーを流して大喜び。
f:id:takehirosudo:20130831130156j:plain

さらに、スイカ割りも。
f:id:takehirosudo:20130831134649j:plain
(上記2枚撮影:西岡千史)

盛りだくさんの稲刈りだった。
明日からの大風が不安だけど、
なんとか乗り切っておいしいお米にしたい。

以前のブログを読む

流しそうめん台作り

明日は楽喜舎稲刈り体験。
昼食に流しそうめんをやることにしたので、
朝から竹の切り出し。

f:id:takehirosudo:20130830084108j:plain

裏山の竹。
根元から切り倒す。

f:id:takehirosudo:20130830084145j:plain
根元から約5メートルのところで切り離す。
まず下から切って、3分の1くらいで止めて、
上から切り落とす。

f:id:takehirosudo:20130830084154j:plain

上の部分は今回は使わないので、
そのまま裏山に放置。

まず、竹を半分に割る。
鉈とハンマーで、こつこつと。

f:id:takehirosudo:20130830084824j:plain

どっちから割ればよいのかまだよくわからないが、
経験上、先の方から割ると割りやすい気がする。
根元はとても固いから。

f:id:takehirosudo:20130830085324j:plain

ハンマーで叩きすぎて、鉈の背が広がってしまう。

うまく割れたら、今度は節抜き。
のみとげんのうで抜く。
ここで手を抜くと、あとの作業が大変。

f:id:takehirosudo:20130830091459j:plain

節を抜いたあとは、120番の紙ヤスリで節を削る。
93歳のオオオバアと、娘2人も手伝ってくれる。

f:id:takehirosudo:20130830162940j:plain
f:id:takehirosudo:20130830162957j:plain

これでようやく、明日を迎えられる。
台の足も切り出したし、あとは明日組むだけ。

のこ鎌を買い出して、足りない稲刈り鎌は王国から借りて、
10時から夜なべで鎌研ぎ。
寝ている妻子を起こさないかと気遣ったが、大丈夫そうだ。
明日の稲刈り、楽しくやれればいいな。

以前のブログを読む

うぶげ(8/29記)

f:id:takehirosudo:20130829091220j:plain

今日は週二回の王国へお手伝いに行く日。
野菜収穫をしていると、見えてきた!
この産毛は何の野菜でしょうか?

f:id:takehirosudo:20130829091212j:plain

はい、その通りです。
冬瓜です。
夏にとれるけど常温保管で冬まで持つと言われることから、
「冬瓜」と名付けられたのだとか。

草の中に埋もれていたのですが、元気に育っていました。
で、問題のこの産毛なのですが、
じつは、素手で触ると、手に刺さります!
しかも、結構痛い。
あわてて手袋をしましたとも。

同じく埋もれていたカボチャも同時に収穫し、
王国に保管してあります。
王国イベントにお越しの際は、どうぞご賞味ください。

それにしても、ウリハムシとマメハンミョウにやられたカボチャの姿は、
とても見ていられないほど穴ぼこだらけで、ここにアップするのをはばかられました・・・

f:id:takehirosudo:20130829145711j:plain

昼からは、午前中に終わりに収穫したトウガラシの塩漬け作業。
こちらは、塩漬け後にミキサーで挽いて、ペッパーソースにするのです。
これが、自然王国の有力な一商品となるのです。

自然王国がミツヲ氏の代になってだんだん形ができてきたように、
私も我が家で形を作ってゆく努力をしております。
昔からの癖で、アウトプットよりインプットを好んでしまうのですが、
今からはアウトプットしなければ、形にもなんにもならない。
人生から与えられたチャンスだと思っています。

さぁ、何をやるんですか?

以前のブログを読む

胎動・・・

f:id:takehirosudo:20130828151150j:plain

何の変哲もない、ただの耕作放棄地の写真。
本当に、ただの耕作放棄地?

これが、豊かに元通りになったらどんなに楽しいだろう。
いろんな人が訪れて、
いろんな人が暮らして、
自分自身で生きる力を取り戻し、
その力を開発することができれば、
自分の人生に責任を持てる人間が育っていくだろう。

私には、技術がない。
家を造った経験もない。
でも、仲間がいる。
仲間の知り合いに、大工さんがいるだろう。
建築士がいるだろう。
何でもやってみたい人がいるだろう。
それを撮影したい人がいるだろう。
それを発信したい人がいるだろう。
たくさん友達を連れてきたい人がいるだろう。

今やりたいことは、人と人がつながることによって、
何らかの形を作っていくこと。
すぐにお金にならないだろう。
でも、お金を生むことを必死に考える。
お金が回り始めたら、流れができるんじゃないか。

そんなことを、今日仲間と話した。
来年から、動き出しますよ。
その準備を、今から始めます。

以前のブログを読む

稲刈り前の草刈と消防団と

f:id:takehirosudo:20130827114449j:plain
稲刈り前の我が田。
所々草が生えている。
ちょっとはチェーン除草が効いたのかもしれないが、
全般的には草が多め。
先日の雨で、少しずつ稲が倒れ始めている。
そろそろ稲刈りをしないとな。
もうすぐ、今年初めての稲刈りだ。
せめて田周りの土手を草刈しておこう。

夜は消防団の定期訓練。
入団して8年目だ。
まだ平団員ですが。
定期訓練というのは、だいたい2ヶ月に一回くらいあって、
実際に水を出したり、防火水槽の見回りを行う訓練。
訓練後はみんなで詰所に集まって飲み会だ!
私は、酒が弱いが酒をのむ場が好きだ。
特に消防団の飲み会は、まさに地元の飲み会なので、
話していても面白い。
私の今の状況を話すと、本気で心配してくれる。
縁もゆかりもない私が鴨川に来て、
こんなに大切な仲間ができたということは、
結局のところ、私は鴨川に引っ越してきて幸せだということなのだろう。

ここのところのふさぎ込みが、ちょっと楽になった一日だった。
だんだん季節の変わり目に入るので、ちょっと鼻炎がひどくなってきて大変な日々だが、
まぁなんとかやってゆけるだろう。

以前のブログを読む

何か変化を求めて

ちょっと今までやってなかったことをしてみる。
図書館で、社会科学系ばかり借りていたが、
小説を借りてみた。

まずは、「テンペスト」、「トロイメライ」。(池上永一著)
琉球王国末期を舞台に、優秀な女性が男装して、
沖縄版科挙に合格し、政治をどんどん動かしていくが・・・
という話がテンペスト。
トロイメライは、同じ時代を庶民の目から描いた作品。
池上さんの本は初めて読んだのだけど、
当時の沖縄の雰囲気がそこはかとなく伝わってきた気がする。

それから、「民王」(池井戸潤著)。
内閣総理大臣の父親と、大学生のどら息子が入れ替わってしまい、
ドタバタを繰り広げながら最後には互いの生き方を尊敬しあうという話。
仕事に対する愛が感じられた。

「1Q84」(村上春樹著)。
言わずと知れた大ベストセラー。
当時も読んだけど、図書館を歩いていると突然再読したくなり、
毎晩遅くまで読み、読破。
青豆のいた「証人会」、ふかえりのいた「さきがけ」が妙に自分の過去とシンクロしてしまうのだが、
結局は、「揺るぎなき愛が互いをすくう」というお話。と、言い切ってしまうには単純すぎるが。
村上春樹の作品はいつも独特で、読んでいて結末に納得できないと思いながらも、
描かれた世界に没頭できるところが好き。
内容なんてわからなくていいんだ!といいたいが、もう少し読解力をつけたい。

ドラマ「半沢直樹」。
あまちゃん」がすごく面白いと聞いているけど、
NHKの朝ドラは「ちりとてちん」を最後に見なくなってしまった。
今からでも間に合うんか知らん。
それで、「半沢直樹」なんだけど、あまりの盛り上がりっぷりに
ついつい先週の5回目から見てしまった。
最初は全く見る気がなかった。
ドラマは最近ずっと見ていないし。
でも、ネットで話題だから、そう、私もネットで話題だから気になってしまうということがやはりあるのだ、と今更ながら気づくわけで。
で、内容だが。
なるほど〜、これは面白い。
というか、みんなが言えないことを言ってくれてる感が満載だな。
いろいろすばらしい分析がなされているので、屋上屋を架すのも難なので、
とりあえず最後まで見たいな、という作品。

しかし!
ここまで書いて気づくのは、
「変化を求めてといいながら、自分では行動してないじゃないか!」ということ。
まぁ、このブログを再開したのも思うことがあって再開しているわけだが、
まだ形にはならない。

最近自分の年齢がもう若くないことに改めて気づき、
この年になってまだ何もなしていないことに、がんばらねばと奮起する日々である。

以前のブログを読む

鴨川中学校吹奏楽部の演奏を聴いてきた。

午後から、鴨川市民会館で行われた
「音と絵本の音楽会」というイベントに家族で行ってきた。

青年会議所が主宰するイベントで、「サンドパフォーマンスアート」と
ブラスバンドが共演して一つの作品を作ろうとする試み。
サンドパフォーマンスアート自体は、初めて見て、その繊細さに驚いたし、
何より、「消える芸術」ということが気に入った。
サンドアートは、アーティストたちが描いた絵がスクリーンに映写される仕組みなんだけど、
一つ完成したな、いい絵だなと思うと、さっと手で砂をよけることで絵が消えてしまう。
それで、また新しい絵がどんどん描かれていくというわけ。
ストーリー性を持たせやすいし、パフォーマンスアートだから、訂正がしづらい。
それがもたらす緊張感と、鮮やかな砂使いによって生まれる絵に感動した。

もう一つは、鴨川中学校の吹奏楽部の演奏を楽しみにしていた。
塾で教えている子たちが演奏するというのを聞いて、
ぜひ行ってみたくなったのだ。
私も、中学の頃はブラスバンドでクラリネットを吹いていたので、
なんだか懐かしい気分になったのもある。

他に高校生、大学生の吹奏楽部の演奏もあるので、
中学生だったら一体どんな演奏をするのかな?と思っていた。
聴いてみると、びっくり!
リズム感もあるし、音の粒もそろっている。
当然ながら、私の中学時代よりずっとうまい。
集団のまとまり具合も、いい意味で中学生らしく、のびのびと演奏していて、
聴いていて気分が良かった。
塾の教え子も、クラリネットでソロをとっていて、かっこよかった。
また、顧問の先生もとても面白そうな先生で、
生徒たちをうまく楽しませているな、と感じさせた。

自分の中学生時代を思い出して、懐かしくなってしまった。
あのとき考えていた自分の将来と、今は全く違う暮らしをしているけど、
あのときはあのときで一生懸命やっていたな、と振り返ることができた。

まだまだ面白いことやれそうだな、と思わせてくれたいいイベントだった。

以前のブログを読む

正直は最良の戦略!(親愛なる君へ)

社会心理学者の山岸俊男さんの言葉だったかと思う。

細部は間違えているかもしれないんだけど、
みんなが自分の利益ばかり考えて追求し続けると、
全体として社会がうまく動かなくなってしまう。
実は、みんなが他人がよくなるように考えると、
社会はうまく動いていくのだ。
それは道徳的にではなく、社会心理学の実験によって裏付けられる。

つまり、物事に対して正直に臨むことこそが、
人間のとるべき最良の選択で、相手を信頼して行動することが
結果的に自分をすくうことになるという考え。

このような話を本で読んでから、
心の片隅にずっとこの言葉をおいてきた。

生きていれば、根も葉もないことを言う人もいるし、
あからさまな敵意を向けてくる人もいるし、
ねたみが原因なのかわからないが、
やろうとするべきことを側面的に邪魔しようとする人もいる。

でも、その人たちに立ち向かおうとは思わない。
まずは、受け流す。
受け流せない場合は、よける。
よけきれない場合は、そのとき考える。
対応できるときは、できる範囲で対応する。
割り切った考えのように思えるかもしれないけど、
理想的には、事において誠実に、真摯に対応したいというのが私の考え。
それがどこまで通用するかわからないけど、
自分に嘘をつかなければ後悔はしないのではないか。
我、事において後悔せず。

これを心の底から言えるようになりたい。

以前のブログを読む