活動の中で方向を見出すということ

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田植えが終わっても、まだ差し苗やお分けする苗箱があるので、水やりをしたりハウスを整理したりする作業が残っている。40分近くかかっていた水やりも、最近では数が少なくなったので15分弱で終わるので、いろんな作業ができるようになった。

 

10時前に、自然王国へ。今日はYaeさんのファンクラブの田植えの日。今年で15回目。30人近くで賑やかに田植えを行なった。ファンクラブメンバーの他には、Yaeさんが今年から環境省関連のアンバサダーに就任した関係で、環境省関連の方も10人弱来てくれた。しかも、お昼は女将料理の木村さんの料理!

旦那さんも天ぷらを揚げてくれて、まさに絶品。これを絶品として何をいうのだろうか?参加者ともいろんな話ができて楽しかった。

 

そして、夜には里山オフィスにて、千葉大学の先生と大山廃校利用を考える有志の会とのミーティング。今年度は千葉大学の学生が年間を通して大山地区に通ってくる。これまで過去9年間、色々な関わりをして来たけれども、いよいよ腰を据えた活動が始まる。何度も書いているけど、この地で暮らす私のテーマは、「地域の自治を取り戻す」ということ。自発的に動く組織の活動性と柔軟性を体感している私としては、時間がかかっても、この地に自律的な活動を打ち立てたいと思うのだ。それを、大学生の力と、地域の力で顕現していきたいのだ。どんな形になるかはわからないけど、このおぼろげなテーマを活動を通して具体化して行くことがこれからの課題となっていくだろう。そして、これこそが私のやりたいことなのだ。

 

 

 

 

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”運命の歌のジグソーパズル“

この前登紀子さんから「読んでみて」と渡された最新刊。

“運命の歌のジグソーパズル”という題名だ。

自伝的な内容で、その都度、その時代を作った歌について書かれている。

読んでいると、ドライブするような疾走感が感じられた。登紀子さんが近くにいて話しているような印象。私のボスでもあるのだが、なんか可愛いな、と思うほど。

自分のことをこんな風に語れるってすごいいいと思う。時代とともに生きてきた印象が強烈だ。

もしかしたら、私も時代とともに生きているのかもしれない。やっていることは全然違うけど、暮らしを紡いでいる点では同じかな。

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待っていた雨がようやく降って、乾きかけていた田んぼにも再び水がたまった。そして、今年から地元の仲間と始めた山賊会の田植えもいよいよ最終ラウンド。残り一枚を、4条植えの乗用田植機で植え始めた。

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田に水が入りすぎていたので、抜きながらの作業になった。調子よく進んでいて、昼前には終わるかな、なんて余裕で対応していたが、田の端っこの方で田植機がはまりそうになり、それ以上植えられなくなった。これが乗用田植機の怖いところ。正確に植えてくれるのは素晴らしいのだが、田んぼの状態によっては仕事ができなくなってしまう。

そこで、自宅に帰り2条植えのの歩行田植機を引っ張り出し、がしがし植えた。

2時間で終わる予定が、なんと3時間半もかかってしまった。

しかし、無事終えられた安堵感をいま感じている。あとはこちらの田んぼも水管理が日常作業になる。

 

夜には、三月に千葉大学の合宿で大山地区にきてくれたT君が家族旅行で我が家を利用してくれた。

6人家族できてくれて、仲良く過ごしていた。みなさん普段は忙しくされていて、夕ご飯を家族で食べることは本当に少なくなっていたらしく、今日の機会が久しぶりだったそうで、私たちがそのような場所を提供できたことがありがたいと思った。

家にいるみたいにリラックスして過ごせるような農家民泊にしていきたいな。

 

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4/29の田植えイベントで植えた田んぼにも水が入った。この田は水が抜けやすいので、日々の観察が大切だ。

今日は1日長かったなぁ。

 

 

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田植えの後は、夏野菜準備。そして雨。

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田植えを終えて、今日は1日夏野菜の準備。

 

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4/23に形成した、ベジタブルガーデンの様子。

3.6m*3.6mの区画に、ビニールマルチを張ることにした。理想的には草やわらでマルチをしたいんだけど、手が回らないためビニールマルチを張る。

 

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午前中は妻と一緒に、午後は一人で張った。

農作業の効率を考えたら、真ん中で区切ったりせずにできるだけ野菜を育てるようにした方がいいのだけど、このように区画に分けた瞬間に、心なしかデザイン的な畑に感じられるのが不思議。やる気も湧いてくる。

 

すでに植えてある野菜に加えて、オクラとモロヘイヤを定植した。

この後は、きゅうりを2品種、トマトやナス、ピーマンなどの夏野菜を植えて行く予定。

落ち葉やわら、草などを入れて土を育てていきたい。

 

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先日播種したエビスグサ(ハブ草)が発芽した。初めての野菜なので、どんな風に育って行くか観察していこう。

 

夕方過ぎから、雨が降り始めた。この雨で、水が抜けている田んぼに水がたまるだろう。雨が降ったり降らなかったりで右往左往しているけど、自然に合わせた暮らしが自然にできていることは幸せなことだな。

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我が家の田植え、終了!

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昨日に引き続き、お隣さんのご助力を得て田植え!

全国的に今日は暑かったらしく、鴨川も例外ではなく、とても暑かった。

 

約2時間で終了という予定通りの作業時間だった。5月1日に田植えを終わらせるのは、今までで一番早い日程だ。それはひとえに、種まき時期が例年より2週間早かったからというだけなのだが。

 

今年は田作りに非常にプレッシャーがかかった。2月の雨をほとんど逃してしまい、いつか降るさ、と考えていたら、3月4月とあまり雨が降らず、田んぼ作業が全くできない時間が続き、このブログでも随分と悩んでいる様子を書いたものだった。

しかし、水利組合の水と雨水がうまくかみあって、なんとか田んぼを仕上げることができた。もっとこうやれたかな、という反省は今年もあるものの、田植えを終えると、少し気分が落ち着く。心に余裕が戻ってきたような感じ。

 

田植えを終えた後は、さし苗という手による補植作業を行い、水の管理、ザリガニとの戦いが始まる。

さらに、夏野菜定植、鶏入鄒準備そして子ヤギの受け入れなどが待っている。

 

しかし、この田植えシーズンを乗り越えたからには、なんだってやっていける!はず。

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いよいよ我が家の田植えだ!

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昨日は田植えイベント。そして今日は機械を使っての田植え。イベント参加者を午前中に送り出して、いそいそと田植え準備を進める。今日と明日の二回に分けて植える予定だ。

幸いなことに、お隣さんが時間を作ってくれて手伝ってくれた。植え終わって、苗を交換するときに、人の助けがあったほうがずっと作業効率が違うのだ。自分のやりたいこともあるだろうに、お手伝いしてくれて本当にありがたい。

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田植えする私。

眩しくてサングラス、うるさくてイヤマフ、という最近のスタイル。騒音が遮られると疲労感も違う気がする。

田んぼの状態だが、最高のコンディションとは言いがたく、深かったり浅かったりとバラツキが出ている。そうなると、結局きれいに植えれないことになってしまう。耕耘、代かきはやはり難しい。

 

この田植え機とつきあって3年目になる。だいぶ癖もつかめてきて、機械トラブルにも落ち着いて対応できるようになってきた。

植え終わって、きれいに並んでいる稲の姿を見ると、本当にホッとする。明日の午前中に、今季の田植えを終わらせる予定。

さあ、がんばろう。

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太右エ門田植えイベント!

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シロツメクサに止まるミツバチ。

長女の撮影。春がやってきた。

今日は我が家の民泊の田植えイベント。

2013年から数えて6年目になる。

東京から二家族とお隣さんと、そして娘の小学校の友達とで田んぼに一列に並んでの田植え。

 

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ここ3年同じ田んぼでやっていて、実は今回は久しぶりに参加者が少なかったのだけど、例年より早く終わった。約1.5時間で植え終わった。

考えてみれば、長女が小1の頃からイベントをやっていて、長女の友人たちも何年もこの時期イベントに参加していて、今年で小6になる。そりゃ、手馴れたものだ。しみじみとふりかえってしまった。

 

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昼食は焼き鳥!のほかにもカレー、サラダ、鉄板焼きなどで、お腹いっぱいになるまで楽しんだ。自分でも焼き鳥をやるのは久しぶりなので、炭火でじっくり焼くのが面白かった。

 

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ご飯を食べた後は、おもいおもいに子供達が家の周りで遊びだす。参加された方が、子どもがリラックスしているみたいだ、と言っていて、この場所が参加者にとってリラックスできる場であることがとても嬉しく思えた。

 

どうすれば今後も続けられるか、策を練る必要があるな。さあ、明日からの二日間で、我が家の田んぼの機械植えを終わらせてしまおう。

 

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王国、田植え始まる!

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王国田植えが始まった。

30人以上の人が集まって、一斉に田植えだ。

この日を迎えると、やはり高揚感を抑えられない。

この日のために、この間ずっと準備してきたのだから。

 

初めて田植えした方が、「気持ちいいですね。無心でやってます。」と言っていて、自分にとって新鮮な感動だった。

いつの間にか、田植えが毎年くる当たり前の仕事のような感じになっていて、田植えが気持ちいい、という感覚は少なくなっていた。

 

もちろん、仕事でやる田植えも感動はあるけれど、やっとここまできた、という感覚の方が強い。

 

田植え体験と仕事での田植えと両方やれることが、実は幸せなのかもしれない。

 

4時前には、予定された範囲を無事終了し、宴会へ。

今年の田植えには近くの平群地区から祭囃子のグループが演奏に来てくれて、大盛り上がり!

 

昔王国で研修していた熊ちゃんが久々に王国に来てくれて、いろんな話をした。彼の歩みを聞いていると、私にはできないいろいろな体験をしている彼を尊敬している。自分なりに人生を切り開いて行く姿をみていられるのが嬉しい。

 

さあ、明日からは我が家の田植えが始まる。

明日からの三日間で田植えを終える予定。

 

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明鏡止水、なんてね。

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週末の田植えまで、作業ができる日は今日が最後。朝一で肥料を散布して、6月のイベントについて打ち合わせ。ある企業の方と一緒に進めるイベントで、内容を聞くだに興味津々。どんな関わりができるか楽しみだ。

 

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帰ってきて、畑をのぞくとそら豆がだいぶ大きくなってきていた。食べるにはまだ早いけど、作物を育てて楽しい時はこんな風に生長が目に見える時だ。

 

午後からは、田んぼの草刈り。

田植え前までに田んぼをきれいにしておきたかった。そして、今回から草刈りをした後の草を全部まとめて、一箇所に集めることにした。

 

というのも、土手の草というのは昔は全て刈った後きれいにしたものだったらしい。放置しておくと土手の土が肥えてしまい、土手が崩れやすくなったり、草は牛の餌にしたからだったらしい。

 

私はそのことを知っていたんだけど、草を刈るだけで結構大変なので、草を集めるのは面倒くさいし疲れるので、これまでずっと放置してきていた。

 

でも、今回からは、やろうと思った。草を集めておけば、それを草マルチや肥料がわりに使えるし、土手もきれいになるからだ。片付けまでを作業時間に入れておけば、なんとかなるのではないかと思う。

 

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草を集め終えて、一番上の田んぼから写真を撮ってみた。日の光に反射して、明鏡止水とはこんな状況かと感じた。心がざわめき立つことは多々あるけれども、こんな風景が身近にあれば心が帰ってくることもできるだろう。

 

 

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風景をつくる

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朝起きてみると、半分予想していたことが起きていた。5時半すぎに田を見に行くと、水が抜けていたのだ。穴が開く場所というのはだいたい決まっているようで、そこに手当をしているのだけど、その近くに穴が開いてしまい、水が抜けることが多いのだ。幸い、水路にはまだ昨日の雨の残りが流れていたため、再び土のうをセットして水を入れることに。

今秋には、抜本的な対策をとったほうがいいかもしれない。

 

王国では、週末に行う田植えイベントの準備。今回は40人以上が参加する大きなイベントになるので、念入りに準備を行った。

 

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週末には、この田んぼにサポーターの皆さんの声が響くのだ。天気も良さそうだし、楽しみ。

里山の風景は人間が作った、と言われることがあるけれど、風景を作ろうとしたわけではなく、日々の暮らしの積み重ねが、美しいと感じる風景を生み出しているのだと思う。

 

明日は、私も自宅周りを草刈りして、景観を整えよう。

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ようやく、準備が整う。

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朝から雨。しかも、結構強い。昨夜から水をためるべく準備をしていたので、何度か様子を見に行くと作業ができるような状況になってきた。午後から雨が上がる予報だったが、夕方前には作業を終わらさなければならなかったので、カッパを着て田んぼに出る。

トラクターでの代かき作業は、作業状況を確かめるためかなりの時間頭を後ろに向けて進まなければならない。たまに前を向いたり、首を回したりするのだけど、それだけでは伸ばし足りないらしく、今も首が軽く突っ張っているような感じだ。

 

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午前と午後、4時間かけて二枚の田んぼの代かきを終えた。上の写真の一番奥の、茶色くなっている田んぼが代かきをしたばかりの田んぼ。

あとは水がたまって、田植えを待つ田んぼだ。

予報どおり、午後すぎには雨も上がり、空がきれいに晴れた。

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これが、週末に農家民泊たえんどんで田植えイベントをする田んぼ。日曜日にはみんなの声が響くんだろうな。

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夕方の山賊会の田んぼも、水がきれいにたまった。あとは、肥料をまいて植えるだけ。

ようやく、怒涛の日々にも終わりが近づいて着ている。

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