梅雨の晴れ間には

昨日の雨は、朝まで残らずに、今朝はいい天気。この時期は、週末には田んぼ化畑に出ている。朝から、仲間とやっているお米作り集団「佐野山賊会」の田んぼに追肥をして、草刈りを行う。

先日、お国からもらった「定額給付金」で、念願の26㏄タイプの草刈り機を購入したので、すいすい刈れてしまう。もっと早く買えばよかったと思うけど、安い機械ではないので、この際買えてよかったなと思うのであった。

午前中は山賊会の草刈り、午後からは我が家の田んぼの草刈り。妻と二人で同時に草刈りを進める。夕方までやって、全体の4分の1くらい終了。明日も、空き時間にちょっとやらないとな。

夕食は、中2の娘が作ってくれた豚の生姜焼き。初めて作ったらしいのだが、とても美味であった。親バカである。

以前のブログを読む

日々のあれこれ

12月1日 土曜日

一日中山賊会の作業。この時期に、来年に向けての作業を進めることで、年明けの田作りがスムーズになるはず。ぬかるんで、なかなか乾かない田んぼにユンボで溝を掘り、パイプを入れて排水を容易にする作業だ。

午後の作業の終わり際、いよいよ田んぼ同士をつなぐ溝を掘る。

勢いよく水が流れ出すと、感慨深い。

続いて、ある程度水が流れたら、パイプを埋めて、今後その上を歩けるようにする作業。こちらも、ユンボでバリバリと。

私は何をしていたかというと、ユンボで上げた土が落ちないようにスコップで固めたり、ユンボでも入れない場所をスコップで掘ったりという仕事。作業着がドロドロになったけど、無事つながった。雨上がりの月曜日の朝田んぼを見に行くと、見事に水が流れていた。よかった!

12月2日 日曜日

この日の夜から雨が降るということで、どうしても我が家の田んぼの刈草を燃やしたかった。これを逃すと、また先送りになってしまうからだ。前日に次女にヘルプを頼むと、いいよ!と言ってくれたので二人で作業する。午前中は刈草を一か所に集め、午後からはバーナーで火をつけていく。慎重に火をつけながら、二人であれこれ話をするのは楽しい。予報より早く雨が降り始めたけど、予定していたところを終えられてよかった。

12月3日 月曜日


思うところがあって、いつもより早くえさやり作業を始めた。日の出がとてもきれい。


自然王国から帰ってきたら、もう夕暮れ。王国では、午前中は食堂の内壁に白ペンキを塗り、午後はウェブサイトの更新、メールマガジンの発行などを行った。いつもと何一つ変わらないような日常だったけど、振り返ればかけがえのない日々だったのかもしれない。どこにいて、何をしていても、この感覚を忘れないようにしていこう。

以前のブログを読む

今の作業が来季を作る

昨日草刈りした田んぼで、今日は山賊会の共同作業。作業内容は、田の溝掘り、草燃やし、草刈りの続きだ。親方がユンボを持っているので、それを使って田に溝を掘って、田が乾くようにする。そして、以前に刈ってあった草を1箇所にまとめて燃やしていく。残しておいても、冬になるので分解はしないし、長いまま残っているとトラクターのロータリーにからまってしまうからだ。

私は、昨日の続きの草刈り作業。みんなが作業している場所からは少し離れたところの田を刈る。約2反歩の田を2時間強で刈りきった。昨日から機械を酷使しているので、しっかりメンテナンスをしないといけない。

田の草は半分ほど燃やすことができ、溝掘りもだいぶ進んだ。みんなで集まって共同作業作業をすると、1人でやるより進むし、一緒にやっている気がして楽しい。

日々、少しずつでも前に進んでいけるように。今週はいよいよ自分の田んぼに取りかかれそうだ。

以前のブログを読む

生きてることに懸命だ

鶏に餌をやりにいくと、しいたけがでていた!

なめこは全く出なかったのだが、しいたけはたまに出るので嬉しい。これからぽこぽこ出るといいのだけど。

今日は1日田んぼの二番穂を刈った。明日は山賊会の共同作業なので、それまでに最低限は仕上げなければならなかった。最近まで雨が降り続いていたので、田には水がたまっているところもあったが、ハンマーナイフモアをはめそうになりながらも、なんとか日暮れまでにやりきることができた。

夜には消防団の定期訓練で、今日は休みだったんですか?と声をかけられるも、うん、まあねと返答する。休みって何だろうというほどほとんど休んでない。まあ、この前の子供会の日帰り旅行は明らかに休みだけど。

自営業を選んだ以上、勤め人とは違ったハンデがあるのはやむを得ない。そろそろちゃんとした給料をもらえる仕事を考えたら?とも言われるが、どこかで、このやり方でうまくいかないかと考えてしまう自分がいる。

せっかく考える頭を持って生まれてきたのだから、もっと前向きに考えてみようか。そんなわけで、今日も懸命に生きた、という話。

以前のブログを読む

暮らしをまもるもの〜花森安治の言葉から

朝は、山賊会の打ち合わせ。合同作業の日程を決め、それまでにやるべきことを確認した。稲刈りが終わってからの、久々の合同作業になるな。

帰宅後は、長女と妻と3人でサツマイモ掘り。今年は途中で草取りを断念してしまったため、生育状況は惨憺たるものだった。そもそも、ツルが雑草に埋もれてしまっていたのだもの。掘り上げながら、時たま出てくるさつまいもに、「農家」民泊を名乗っていては申し訳ないなと思う。

「もし食糧危機だったら、もっと一生懸命になるだろうね」と妻に言われ、そうだろうな、と思うのだ。

暮しの手帖の初代編集者だった花森安治の言葉を集めた本だ。

ぼくらの暮しを、まもってくれるものは、だれもいないのです。

ぼくらの暮しは、けっきょく、ぼくらがまもるより外ないのです。

考えたら、あたりまえのことでした。

そのあたりまえのことに、気がつくのが、ぼくら、すこしおそかったのかもしれませんが、それでも、気がついてよかったのです。

という文章にであった。もちろん、現代国家である以上、社会保障などは国が整備するものではあるが、根本のところは現在でも何も変わっていないと思う。自分の覚悟として、「自分の暮しをじぶんでまもる」としておくと、心構えが変わるだろう。そして、それが「美しく」あることを目標としたい。今はまだ、草が無造作に生えていたり、終わってしまった野菜たちが放置されていて「美しさ」には程遠いけど、理想を持って暮しをすることだ。

夜は、友人が作ったできたてのイノシシのベーコンをいただいた。家族みんなで、美味しくいただいた。小さなことかもしれないけど、これも、「暮しをまもる」ひとつだと思う。

 

以前のブログを読む

グループで米作りをするということ

朝から山賊会の草刈りを予定していたが、小雨が降っていたため中止にして、作業に出たメンバーでミーティングをすることになった。今年一作やってみて、課題はどこか、次に進んでいくためにはどうすればいいかというようなことだ。

今年は、初めてのことも多く、その都度みんなで話し合いを持って進めてきた。ちょっと細かすぎるかな?と思うこともあったけど、細部まで詰めることで別の問題が起きた時に対処できるのだな、と思う。

米作りをやろう、ということで一致して始めて、とにかく赤字を出さないようにしよう、ということでやってきて、その結果、赤字もなく、少しはお金を来年に残せるくらいにまでやり遂げることができた。

あえて大上段に構えてみれば、一般的に、水稲栽培はよほど大規模にやったり、特殊な栽培方法で栽培しない限りは、ギリギリ赤字が出ないくらいの収支になるのが普通だ。しかも、栽培規模が変わらなければ拡大再生産はできない。お米の買取価格も、今年はたまたまよかったのに加え、一等米を取ることができたから少し高かっただけで、来年もうまくいくとは限らない。

米は、栽培するより買ったほうが安いのだ、圧倒的に。

でも、なぜやるかというと、面白いから。あれこれ心配して不安になるけど、収穫を終えて、玄米になって、それを炊いて食べる時はうれしいし、「美味しい」と言って食べてくれるとやはりうれしい。景観維持という観点もあるけど、私個人の場合は、それほど綺麗に景観維持ができているわけではないので、そんなに強くは言えないけれど。

山賊会をやり始めたのは、みんなでやることで、何かが生まれるかもしれないと思ったからだ。地域に住む人々と、何かを一緒にやりたいと思ったからだ。現に、今年はお米をたくさん取ることができたし、色々と学ぶことができた。グループの運営という点でも、自分の至らなさ、仲間からの声かけのありがたさ、補い合って作業を進めてきた。

全員が全てにおいて一致することはないかもしれない。でも、この地で米作りをしよう、このメンバーでやろう、ということで一致してやるということは外さないようにしたい。

以前のブログを読む

暑さ、戻り…

f:id:takehirosudo:20180821233640j:image

動物のえさやりをした後、稲刈り鎌を研ぐ。

少しずつ研ぐのも上手くなっているのでは、とひとりごちる。

刃物には最近椿油を塗るようにしている。

道具をきちんと使える人になりたいと思っているからだ。

 

その後、稲刈り前の田んぼの草刈りへ。

稲刈り前に草を刈る必然性はそれほど高くないけど、見栄えがよくなるし、コンバインが回転するためのスペースを作るために刈った稲を置くために、草刈りする方がいいのだ。

今日は、仲間でやっている山賊会の田んぼの畦を刈る。

ハンマーナイフモアという機械で刈っていく。

この機械は平場ではすごい威力を発揮するのだが、畔のような狭いところはそれほどきれいに刈れない。

でも、一回通ると90センチくらいの幅で草が刈れるので、効率はいい。

土手から落とすと、壊れてしまうかもしれないので、速度を落として慎重に刈る。

 

1時間強運転すると、振動と騒音で結構疲れる。

しかも、今日は久しぶりに暑さが戻り、その上蒸し暑かった。

予定では山賊会の田んぼをやった後、自分の田んぼを刈るつもりだったのだが、残念、体力が続かず。

午後からは、室内でやれる仕事をしたのであった。 

以前のブログを読む

そのツヤ、粒だち。

f:id:takehirosudo:20180818225346j:image

いよいよ、この日がやってきた。

そう、山賊会の稲刈りだ。

私は参加できなかったものの、昨日一部の田を稲刈りした。

f:id:takehirosudo:20180818224803j:image

f:id:takehirosudo:20180818224811j:image

今朝は6時半からもみすり。

籾摺りには、全員集まれた。

我が山賊会は、機械がすべて親方の家にあるので、それを使わせてもらっている。

 

昨日乾燥したもみが籾摺り機に入り、

f:id:takehirosudo:20180818224952j:image

出荷米と未熟米に選別され、

f:id:takehirosudo:20180818225106j:image

袋をしばる。

f:id:takehirosudo:20180818225150j:image

できた袋は18袋。約1反で9俵取れたことになる。

まずまずのできだ。

みんなが揃っていて、いい天気だったので記念撮影。

f:id:takehirosudo:20180818225233j:image

このメンバーで、去年の秋からやってきた。

みんな忙しい中、都合をつけて作業に参加してきた。

その積み重ねが、今日の一日。

まだ、稲刈りは始まったばかりだけど、今日は一区切りついた日だ。

夜は、新米を食べた。

メンバーみんなで少しずつ分けたものだ。

f:id:takehirosudo:20180818225313j:image

毎年新米を食べるときは嬉しいものだけど、今年は新しいことを始めたので、

格別な味だ。

f:id:takehirosudo:20180818225414j:image

さあ、このあとは収穫した米をどう販売するか。

この山賊会の活動を続けていけるよううまい方法を考えたい。

 

以前のブログを読む

1日の最後の仕事は、溝掘り。

f:id:takehirosudo:20180816214345j:image

今週の月曜日は王国のお盆休みだったので、1週間ぶりの勤務になった。週末から訪れる団体利用のために、施設準備を行った。

準備が終わった後には、山小屋前に座って9月のイベントの打ち合わせ。ここ何年かで、いくつかの団体が自然王国で米づくり体験を行うようになったので、各団体の調整が必要になっている。事務所でやってもいい話なんだけど、山小屋にいると受け入れ現場となる田んぼを見ながら話ができるので、イメージしやすいということがある。

1時間近く話すると、すっかり9月の稲刈りイベントをイメージすることができた。あとは、着実に準備を進めるのみ。

 

王国での勤務を終えてからは、山賊会の作業へ。

こちらの稲刈りは、明日から始まる。田植え時期から計算して、3回くらい土日を利用して稲刈りをする予定だ。

今作付けしている田んぼは、過去3年ほどまともに米ができていなかった田んぼだ。私たちがやったら上手くいくだろうと思っていたわけではないけど、やはりかなり稗が生えてしまった。

それに加えて、土手から流れ込む水のせいで、田が上手く乾かない。そこで、なんとか溝を掘って、少しでも乾かそうということで、メンバーみんなで溝掘りへ。スイスイ掘れる田と、水が溜まって掘るのが大変な田と色々あり、2時間弱の作業ですっかり疲れてしまった。いい結果が出るといいな。

以前のブログを読む

稲刈りの前に

f:id:takehirosudo:20180811232605j:image

夕方から、山賊会のミーティング。

稲刈りを来週に控えて、やっておくべきことを確認しあう。

今年から始めた山賊会の共同水稲栽培。

役割をどう分配するか、緻密に打ち合わせをしてきた。

このグループのいいところは、各自が役割に応じて動いていること。

初めての取り組みだったので、手探り状態で進めてきた。

 

栽培規模は6.5反で、それほど大きいわけではない。

それでも、それなりの作業負担をしながら、なんとか収穫までこぎつけられた。

みんなで話をしながら作業を進めていくのは楽しかった。

見込みでは、実費は賄えるくらいの売上にしかならない。

 

でも、佐野地区の一部の田んぼが、今年も栽培されて維持されたことは、きちんと肚に落とした方がいいと思っている。

誰もが稲作に希望が持てない中、希望を見出せる方策を探しているのだ。

そして、衆知を集めれば、きっとなんとかなると思っている。

前向きに進んでいく仲間がいれば、迷わず進んでいける。

山賊会が作れて、本当に感謝だ。いつか、山賊会ブランドでお米を売り出すのだ!

 

以前のブログを読む